『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「成程、お友達といった雰囲気の言葉なのですね。ふふ、それは確かに皆様がそうあればな、とわたくしも思います。」
うぇいしてぎゃおん、のあたりは
一旦横に置いておいた。
「空も晴れ、皆様がお友達であれたら……とても良いことで御座いましょう。」
「いいんだ??」「じゃあ推定飼い主ちゃんとやっててね」
引き離すのも悪いし……
「猫はゴロゴロ鳴いてるだけでいいから得意分野かなあ」
「子猫を食べるマグロASMRとかあったし……」
ないよそんなの。
マブはな。マブだぜ!
(中身がない!)
マブは友達だかんな!アタシみんなとマブだと思ってっから!だから、みんなとウェイしてぎゃおんするんだぜ。
「聞いてると気持ちよくなって寝る音声なんだって〜」
「こしょこしょ……かりかり……」
「ここで『じゃあ、猫ちゃんと替わるね……♡』って言ったら引き継いでくれるかな」
こら!
「おやおや、わたくしもそのまぶとやらに……大変光栄なことで御座います、よくは知らない概念ではありますが……なにやらとても嬉しいこと、ですね。」
まぶまぶすると良いらしい。
みんなそれをすると良いですね。
「ん、ノイちおやすみな〜、ゆっくり休んで明日も元気にな?」
「雨はな〜、室内だとそこそこ好き、けど、こうなっちまうとな〜、アレだよな〜」
「まぶ、で御座いますか。……成程、とても良きものなのでしょう。」
最高であるもののようだし。
「そうですね、休息はとても大切なもので御座います。どうぞごゆるりと、御休みくださいませ。」
好きだぜ、獣の相棒。
「眠れないの?ASMRでもやろっか」
『こっちが右で』『こっちが左』
『せ〜のっ』『こんばんは〜……♡』
ぽしょ……ぽしょ……
>>12105
なんかねー。いみふ!
(いきなりおおざっぱ!)
うんうん。まあとりま雨止んでくれるのが一番やしな。それまでアタシちゃん頑張るから、一緒にがんばろーね。
「……うん、」「俺はちょっと、休みますね」
「皆さんも休息はお早めに」「疲れてしまうと、回復も難しいですから」
座っていたソファにだらり、と横たわり。
そのまま背もたれの方を向いて、瞳を開けたままぼうっとし始めた。
「無理はしないし、あんましさせないぜ〜ってね、
俺としても人と会話出来るとすげ〜安心?ダラけられると本当に力が抜けてちょい気楽に休めっからさ〜
やっぱそう考えるとマブで集まるって最高だぜ、ヤバ!」
>>12096
「普通のは、ですか」「……なら、ここの雨は何か異常があるんでしょうね」
「そもそもこの空間が異常、と言われたらそうなんですが……」
確かに触れはしませんが、とは言うところ。
「昨日」「それは……なんというか、大変でしたね」
「でもマシだったら良かったです。……今後も、何もないように」
「犬が棒を好きなのは知ってましたが
まさかそこまでとは──」
『好きなコ』という発言には、少し困惑のような耳の動き方をしたのかもしれません。
「はい、気まぐれによって」
コインの裏表のようなものなのでしょう。
どっちに転ぶかはわからないものの、どちらかが出るのはわかる。
それ以外の選択肢は普通のコインにはないはずですから。
>>12087
そそそ。普通ならあたって良いんだけど、ここのはどうやらヤバいらしいぜ。
まあ、まず触れんけどな。外出れんし。
頭痛なぁ。酷いは酷いけどまあ、昨日よかマシ。昨日は叫んじゃったぜ。お恥ずかしみ。
「そうでございましたか、寝付けない気持ちはとてもよく分かります。……傷が痛む方もいらっしゃるでしょう、どうかご無理はなさらないでくださいまし、ね。」
暗転後、あまり顔色の良くない人々がいたことを思い出す。
少し心配げな目線は周囲の者たちに向いただろう。
「……けれども、ああやはり、皆様のお声を聞くと安心致しますね。」
「あ」「……こんにちは」
「そうですね、今日は色々あったので……ちょっと、情報を整理したくて」
だから起きている、らしい。
>>12077
「へぇ……あの、降ってきてる水を雨と言うんですね」
「それで、あれは触れたらダメ。……止んだら来てくれる、と」
「あぁ」「……頭痛、ですか。なら、止んでくれた方が良いですね」
「頭痛のほどはひどくありませんか?」
「え~。折角好きなコから傷つけて貰えるのに?」
「あれはね」「自分から当たってるんだよ。犬って棒大好きだから」
「……うん。そうして」
共寝する相手にだって、気まぐれの結果じゃ差し出さないかもしれないし。
猫の未来なんて犬にはわかりやしないだろう。
「お〜、ユウっちよっすよっす〜、なんか寝つけね〜から俺は起きてるぜ〜
他の皆もそういう感じなんじゃねーの?割と体内時計めちゃくちゃだろうしな〜」
「おや、まだ起きてらっしゃる方がいるのですね。もうすっかり皆様お休みの刻限かと思っておりました。……おや。」
顔を出せば周囲の者たちに軽く会釈を。
丁度入れ替わりになった者がいたか。
少し辺りを見回したのちに、
適当な場に腰を下ろす。
「今世で留めてくれませんか。
そこまで強く引っ掻くつもりないんですが」
猫は薄々気がついていたのかもしれませんが
……多分、気がついていないフリをしているのでしょう。
「じゃあ、そちらも歩く時にはお気をつけて」
「前を見てるのにぶつかるのは嫌でしょう」
「猫の手は猫の意思で貸し出せますから」
「ん?ああ、行ってらな〜……気をつけるんだぞ〜」
足早に去る人を見送った
「なーんかあったんだろーな」
軽い調子で、あとは雨とか傷とかの話でも横で聞くか〜