『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「というか」
悪魔と交渉したはずの人物。指でなぞる。
資源が、0だ。
「どういう事だ……?」
交渉は決裂したのか、もしくは。
ただ、キセルの事があるから。ちょっと早めだけど考えてみるか。
>>10685
「………。」
驚くのか、悲しむのか、失望して裏切るのか、そのどれもではなかった。
それはまるで、同類を見つけたかのような表情。
「バケモノ。人殺し。ロィナ、それは__おれも同じだ。」
ほほ笑んでいる。慈しみを感じ取れるかもしれない。
「……此処でその事を宣言して良いのか?静かな場所に移動しなくて良いか?」
色々狙っている人もいるだろうし、個室でもどのみち筒抜けになるが聞いてみた。
「資源だったら、オレと一緒に食堂に来てくれたらいい。『ゲーム』をやるつもりさ。
現状二位の資源量、独り占めする気じゃあないからね~。」
いい感じにざわついているな。生々しい血液の匂いも幾らか薄らいだだろうか。
「寝よ…」
ソファに腰掛けた姿勢のまま、前屈して己の膝間に顔を埋めた。妙な体勢で寝る気らしい。(背後離脱)
「あーん、キングごめーん笑」
「使い込んじゃったからからっぽなんだわ笑」
「悪魔クンの部屋総当りしたら開くかな笑」
「ガチャガチャうるさかったらごめ笑」
>>10654
「………………」
俯いている。
少女の身体は、震えていた。
その目は、逸らされている。
「…………アンタは、本当に、優しいわね」
「だからこそ、言ってやるわ」
「──あたしはね、人殺しのバケモノなのよ」
言った。
言ってしまった。
因果応報。その意味は。つまり。
──彼女の纏う血の匂いは、
果たし本当に彼女だけのものだったのか?
「ああ、なかなかにヤかもな、こう言うの…
にしても資源4桁の奴は隠しおやつでも持ってたんかな〜?」
「おー、トーノっちたのもし〜、そのまま四本の全く折れない知識の矢を作ってくれよ〜」
「………資源、争奪…………。」
会話が聞こえてくれば小さくつぶやいている。
「………誰か資源をくれ。」
無理な願いであった。王が切願しているぞ!
「ラストナンバー65のトーノです!
汚くないよ! ちゃんと毎朝さっみーシャワー浴びてっから!!」
「メッチャ教えてくれて僕はソーハッピーだけどね。ありがとう。みんなの教え愛、大事に受け取るから」
ギャルピースに、はぃい、と頷きながら。
いつもと変わらない様子に、首を傾げてた。
傾げながらも、繭の子が促すから。
そちらを優先したい。
「…み、皆様、お気をつけて…」
「繭様、行きましょう…」
「あと悪魔と何か事を起こすつもりはございましぇんのでぇ…」
一言余計。
しかし泣き虫な天使。一対一で悪魔と話すなど。
末恐ろしい話だった。
繭の子と、プールまで向かうのだろう。