『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
「……ふー」
「おじさんの言う通り。まず負傷者はあっち、無事はこっち。
関係ない、興味ないって人は退散するのが丸いかもね」
「悪魔もまぁ、命あってなによりとだけ。他の人も同じように」
「昨日食堂にいた人なら何人か知ってるだろうけど、俺は無一文だから戦力外ね」
昨日、そこの悪魔に買えるだけ医療品を投げ付けた。
当の悪魔はそんなのもう意味が無かったくらいにボロボロだけども。
ひざしは悪魔オモロスに医療品をおくった
「ボチボチだと思ったら、それはそう合ってほしいってだけだったかも」
被害状況が分かる人の声を推測する限り、恐らく死人が出たのだろうか。
今日は随分と賑やかなようだ。じ、と辺りを見渡して…襲われかけた事に恐怖を覚えた。
誰だったか、探そうとしているけれども意味はない。
「ドーモ人間クン、大惨事の悪魔だよ~~~……。
他に切り傷が二人分ある人間クンはいる?いなかったらオレ……これを誇りたいね。」
「落ち着けェ慌てんなァ」
一声、まぁ年長者の義務ってやつ。
取り乱してるやつは多くないから、声も多少は通るだろ。
「怪我人が近くにいるやつは教えてくれなァ」
「治療してもいいってやつはそいつらを治療して」
「まぁ、陣は解散。後はお好きに。」
昨日と一緒だな。これくらいしかできないってこと。
④子は悪魔オモロスに医療品をおくった
④子はレイラに医療品をおくった
「DREAM、だっけ。ま、こんなトコに集めてる時点で随分とアレなのかもね」
辺りもまぁ惨惨たるもの。物資に関してもなんとやら、か。
「負傷者は~……衣服なりなんなり、その辺のでまずは圧迫止血かな」
「どうどう?やっぱり不届き者出……」
ヤニ臭い男が満面の笑みでやって来た……が、思ったより酷い有様で笑みが引っ込んだ。
「……うわぁ、結構やられてんね」
「……あぶな、かった」
ゆっくりと身体を起こす。
心臓が早鐘を打っているのが分かる。
明かりを確認すると、周りの状態を確認するために、ゆっくりと見渡していく。
そりゃこうやって集まってんなら良い餌かもな。
次第に阿鼻叫喚って感じですか。無視。
「俺金ないんで」
棚に資源入らないんなら用事無いんですよね、ここ。