『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
「まぁ確かに…簡易でも鍵がついてるだけ安心感があるのは事実ですね…。」
男の人でもそこら辺はきっと同じかもと思いつつ、頷く。
>>5720
「契約せずとも出来る事だし」
なんて、打算的には言うけれど。
誰が何をどう思うか、価値観について語った後だしソレには何も返さず。
髪先を撫でる様にそっと、なでなで…
「帰りたいのは誰しも同じだろうし、協力体制ってことで」
メイドさん達のやり取りを見て表情が緩む。
ギスギスした空気よりもこういう和やかな空気の方が好きだし、何より仲が良さそうなのは微笑ましく思う。
「まァ~鍵がかかるだけいいんじゃない?女は特にそうだろォ~」
「俺も今日からちゃんと鍵付き個室で寝ちゃうもんね。
机と椅子があるから執筆室にもできてありがたいなァ~」
「毛布だなんだのあればよかったんだけどね」
「……慣れてない人は風邪でも掛かったら余計体力消耗しそだし」
「それでも、壁と天井あるだけマシだとは思うべき?」
>>5705
「わ……ふふ。
ダリアさんは私が怖がっていると撫でて安心させてくれます。
優しくて良い人ですね……
少なくとも私にとってはそうなので、ダリアさん本人にも否定させません」
「なるようにしかならないとは思うけど」
「……皆が帰りたいところへ帰れるといいな」
難しいこと、怖いこと考えても仕方がない。
今はただ、前向きに祈るだけ。
「実験…、恨み…」
「…恨みなど、…」
「しかし資源があればいいんですけどね。
何せあってもすぐすっからかんになりがちですし」
「…そもそもまともに寝れる場所がないから何ともかんとも…。」
個室は机と椅子しかなかったし、満足に休むことも儘ならないのが実情。
「これがただの気象観測の誤差ならいーんだけどね」
「何にせよ、明日もまたどうするか考えたりなんやらした方が良い訳で」
自己の為に動かなければ、明日も動けるかは不確かなのだから。
「………」
それはそれとして。
「よーしよーし」
一人で何人も契約出来る悪魔なのかな?と首を傾げる。
もしくは新しい契約者が出たらその前の契約者の…悪魔おじさんは捨てられちゃうのかも?
謎は深まるばかり…。
「まぁ、残念ながら」
「七日で済むかはちょっと解んなくなったな、今日の放送で。」
二日連続約七日の天気予報。どんくらい信用できるもんかね。
「なんとなく、ここ自体は住民を守るための施設って感じはするけどなァ~
コロニーっていうかさァ」
「資源が山ほどあったら安全な場所なんだよここは。ないから問題なんだ。」
「実験で集めたにしては、私達に無関心過ぎると思うのだけど
そう思っているだけで実はどこからか監視されているのかな。
よく考えたらモニターに逐一表示されてるんだし、そう考えるのが自然だね…。」
「……無造作に集められて、その上で思考実験とか」
「どちらにせよ現代の技術じゃ今は測り知れないことばかり…」
「…多少よれてる方が人間味ある訳だし、いんじゃない?そのままでも」
今更つるつるおじさんなんて……ねぇ……
「そういえば中庭だけは…出る方法なかったですね…。」
そもそも雨に濡れるとどうなるか、というのも伝えられてないし、気になる事はまだまだ多い。