『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
「そうですね。廊下がちょっと騒がしくなったので、逃げてきちゃった」
「……悪い人が現れたとかじゃありません、
その、私がちょっとだけ、人混みが苦手なだけ」
問題があるとすれば自分だろう。それはまあ何でもいいとして。
「こんにちは。いや、こんばんはですね。
木枯先生も、皆さんも。お変わりないようでなにより」
「……資源がちょっと残ってる」
覗いている。このぐらいだと、敢えて誰も取らないんだろうな。
「またひとり、おかえりなさいませーと」
諸事情につき、片手カーテシーで出迎え。
「やっぱ他のとこは大賑わい?騒々しい感じ?」
「果たしてどっちなんだ……女だと、嬉しい」
美人は多ければ多いほど嬉しいので。
メイドさんが手当してんな。優しいね。
もしかしたら悪魔の契約目当てかもな。
「あら、ソバカスの嬢ちゃんもさっきぶり。」
「霜降りだった時は笑ったげるよ、おじさん」
無責任かも。
「あと、休むのも個室のが良いとは思うけど~…
ま、その辺はご自由にどうぞ」
"ダリア"は悪魔オモロスに医療品をおくった
「え~なんで~ そもそも願いを叶えてくれなかったり、
試練ばっかり与える天使や神に比べりゃ~ 悪魔の方がずっといいじゃ~~~ん。偏見~~~」
「あら、ではこちらも」
軽くスカートをつまんでお辞儀。
「少しだけ、お休みに来ました……」
見慣れている人が比較的多い気がするから……
「ようこそようこそ、人間クン……」
「契約はオレの本領でもあるね。今は内容も対価も縛られちまうけど~
願いがある人間クンがいれば叶えてあげたい所だね~」
「おかえりなさいませ」
カーテシーでご挨拶。
「私の場合はパンでした。脂っこかったんですか? ちょっと羨ましいかも……」
「願い事を叶える……と言われると少し興味は湧きますけど、う〜ん」
「お、早速人がやってきたじゃねぇかァ、おじょうちゃ……おにいちゃ………嬢ちゃんが」
性別わからないな……
「悪魔が願いを叶えるって印象悪いよなァ~。信用問題っていうかサ……」
「えぇ…そんなガチャガチャなの…?俺のご飯が霜降りステーキだったら……どうする……?」
この鞄の中に入ってるんだよね…まだ……
「おかえりなさいませ、と」
カーテシー。終えたらまた足を投げ出すように壁際へ。
「そうこそらずとも、今はぼちぼち落ち着いてる訳だし」
「悪魔といえば契約だのなんだのとかが定番って聞くけど、どうなんだろね」
「何にせよ誰が何処行くかも自由な訳だし。逆に静かなのを好む人が集ったり……。
ん、人それぞれかも。パンだった人もいればカロリーブロックだったのも居るし」
私は後者だった、とは。
「怪我は~~まあまあ処置して貰って癒え度半分ぐら~~い?ビミョーなとこだねー」
「治療してくれたら~、その分の願い事は聞いちゃうぞ~。」
「俺の陣がサバトⅠとして扱われてる……」
「あらそうなの。まァ~おじさんは結構静かなのも好きだから良いけどねェ~」
「てか支給品のご飯って美味しかった?脂っぽくない?」
「悪魔も結構刺されてたんだっけね。そっかそっか」
「問題あるなら医薬品支度するし、不要というならそれでよし」
トリアージ?
「…んで、作家先生もおかえりなさいませ、と」
「今は余暇期間って奴かなー。またそのうち賑やかになったりするかもしんない」
「あ、おじさん。ごきげんよう」
カーテシーでご挨拶。
「かなりの人数が移動しましたね。
今は悪魔の囁きを聞いていたところです……」
「部屋あったわ~空いてるとこあってよかったァ~」
「よっしゃおじさんパーティに参戦……!……あれ」
「もしかしてもう終わっちゃったかァ~…?」
いぇ~い!とやってきたものの、めっちゃ静かだ…
「もっとねえ。どうかな~?オレは気になるけどねえ……」
「おっとここに丁度怪我人がいるぞ。こいつを治療して余った資源だけ頂くのもアリかも!」