『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
「……?」
窓が割れた、にしては、いやに遠いような。
「皆が出すなら、私は……温存しておきます」
幸福な王子様じゃあるまいし。
余裕が微妙な時は、任せてもいいものだろう。
足元のはるか遠くで、耳障りな何かが割れるような高音が鳴った気がする
「まぁ血が流れないだけでもマシか……」
強めに縛っとくか……一応……
資源なんざそんな溜め込んでても仕方ないからな。
いや、仕方はあるんだけど。
モニター見て変に恨み買っても怖いだろ。だったら使ったほうがいい。
「うむ。おまえに資源を沢山取らせてよかった。」
医療品を渡す姿を見て勝手に感心している。
「ピンクのおまえ、もっと必要か?必要であればおれからも出そう。」
「放送だと約30時間後って言ってる」
当てになるのだろうか、この放送。
そもそも。
晴れる事が不吉の予兆にも感じられていて。
少女には確かな事は分からない。
木枯 芥子は甘噛ほむりに医療品をおくった
「おーおー派手にやられたなァ~」
「お前が背が高くて胸がでかい目付きの鋭い大人の女だったらナ……」
軽口。
座っとけよォ~と言いながら、医療品を引き換えるかね。
④子 は スイッチ を得た。
遺体を運び、戻って来る。
洗っても洗っても服の汚れが更新される日々だ。
「戻ったわァ~、怪我人いねェのか?今日は」
「居たら治療してやるんだけどなァ」
そのために勝ち取った資源だしな。
>>13581 スベリ
そうっと、やさしく。壊れ物に触れるみたいに撫でて、離れるのだろう。
『どういたしまして』
『ぼくも、襲われたこと、あるから』
『怖いのは、わかるの』
だから、少しくらいは。
他人を気遣っていたかった。
あなたと、もう一人のメイドさんに随分気持ちを明るくさせてもらえているから。
その分くらいは、せめて。
後はきっと慣れ親しんだ人が慰めてくれるだろう。
軽く一礼をして、お掃除を始めよう。
>>13551 marry
「……っ」
恐怖を感じなかったわけではない。
けれど、どこかソレを求める自分もいて。
肩辺りを撫でられたのだろう。
「……ふふ。ありがとうございます。
こんな状況でも他人を気遣えて、偉いですね」
なんて、穏やかな笑みを浮かべて。
それでも、どこか物足りなさをおぼえるのであった。
「……晴れ」
晴れ。少しだけ気分が明るくなったような気がする。
まだ光程度のものだとしても。
雨に付きまとわれる人生に、光がさすような。
「それは本当か、もう少しで晴れるようだな……。」
喜んでいるようだを
「ここから出られたらこんなことをせずに済む。早く晴れるのだ。」
「……力仕事は手伝える自信が無いので、僕は見回りをしてきます」
そう告げてまたいつものように、室内を巡り始める。