『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
今日は少なめの陣になりそうだ。
まぁ、それくらいのほうがいいかもな。
陣よりやりたいことがあるってのはめちゃくちゃいいことである。
早いとこ誰も参加しない陣になってほしい。
「そろそろかなァ~……」
「いやそういう女がしおらしくしてるとかわいいなって感じかな……」
確かにメイドは条件やや満たしてるな…もうちょい背が高かったら……
いや冗談だから。距離とんなァ~お前ェ~。
「おかえりなさいませ、おかえりなさいませ」
カーテシーカーテシー。
「あっ、オモロスさんはいってらっしゃいませ」
なんて見送りつつ、陣の定位置に立つことだろう。
悪魔さんだ。
一礼して、嵐を見送る。
「…………………。……!」
あ! 名前を聞いてお礼を言おうと思ってたのに。
いつも手遅れかも。
「おかえりなさいってらっしゃいませ」
おかキャンも慣れて来た物です。カーテシー、カーテシー。
「3日、そして今の状況。どうなるかなぁ」
「む。ここは堂というのか。何の堂なのだ。聖堂か?」
堂のことがどうしても気になった。
「悪魔は今日参戦しないのか、ライバルが消えたぞ。ありがたい。」
「よ~人間クンら。今回のオレは別所~。前回みたいに追加配給がなけりゃ争奪戦はお任せさ。
バトルの健闘を悪魔の名に掛けて祈っていよう、また別の波乱が巻き起こるように!
それじゃただいまさようなら~サバトのことは任せた~~~!」
高速出入りをして去っていった。嵐。
「………」
私か……。あからさまに距離を取ってみせて。
「そしてみなさま、おかえりなさいませ」
カーテシー。お出迎え。
「"堂"では皆様、ご自由におすごしくださいませ」
そしていつものように、木枯の前に立つんだろう。こちら名物"陣"でございます。
「……おれのことか?」
他に誰がいるというのだ
「おまえが死んだとて、彼女が復活する訳では無い。せいぜい生命に感謝して苦しむのだな。」
「尻に敷かれたいタイプなんですか?」
系統がそっち寄りな気がする。
いつも通り遠巻き――ではなく、その辺に座っていて。
「ん……」
少し背筋を伸ばして、肩の力を抜く。
考えても仕方ないことは、考えない。
「どうせ犯罪を犯すなら美人で背が高くて胸がデカくてちょっと鋭い顔つきの女がいい……」
注文の多い料理店。ジョークデスジョーク。
「そろそろかなァ~、まぁ………いつも通りにはしとくかな。」
部屋の広めなとこ、いつもの定位置。立つだけ立っとくか。
「なんとなくってやつでーす」
深い理由は無い。決して何名かとの距離感がどうかとか雰囲気って訳じゃ…
「電子レンジ専門五つ星コック、サニー様による激励でございました」
「とりあえず、意味わかんねーだろうが多分誰かの役に立つだろうから言っておく!俺は鍛冶屋じゃねえ!五つ星コックだ!」
「あとパーティは不滅だ!フォーエバーパーティ!」
「犯罪者仲間になりますね」
洒落にならないジョークを重ねていく。
「……希望、期待はもう、持ち合わせがないですが」
「生きていたらいいね」
あらゆる、全ての人に。当然の摂理として、生があればいい。