『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
カツ、コツ、カツ。ヒールの音。
「ただいまもどりましたー、っと」
メイドが一人、戻って来る。
衣服に染みつくは、煙草のソレと甘い香り。
「…お、掃除は済んでるっぽいね。
ありがとスベリ、何か報告するよなコトは起きたー?」
「おかえりなさいませ」
カーテシーでご挨拶ご挨拶。
「パリピなコックさんがいらっしゃるので、パーティといえばパーティかもしれません」
「腐ってはないぜ。あいにくここにきた時に比べて元気6分の1ぐらいだがな!」
「資源もねぇし、つまりは照らせるのは1日限りだ。やるしかねぇだろ、パーティ!」
「プールに行くとシャワー浴びれんのよ。水シャワーだけども。
生き返ったついでに色々洗ってきてからでも、パーティは遅くないって」
そうしてロビーにでも足を運ぼうかな。表記がどうなってるか気になるし。
「全くもって訳がわからないが、ともかくあと1日ここを照らせという信託だと俺は思っている。しんみりしテェ奴には悪いが、そういうやつは静かにパーティしな!」
「…あぁ、そういや」
「蘇生されたやつか。……あァ~」
"明日どうなるかの確認ができるな"と。
言おうとして、口をつぐんだ。
おじさんは社会性があるので。
視線をガード。バリア。
「ああ、死んだ人っすか。あのちっちゃい子はまた死んだのに、こんなんは生き残ってるんすね」
なんて言いながら。退散しちゃいましょうか。
パーティは好きじゃないので。
受け取らないよなって思って外したから、
藍くんと一緒にしないで……という目線。
「……あ、え」
「このパーティさんも。生き返ったひと」
「まぁ、食う分の資源があるならとりあえず良しとする。」
資源の使い道は当人次第で口出すもんじゃない。
生きるのに前向きになったらしいし、無茶なこともしないだろ。
「へ~、可哀想だね」
トゲガキかわいそ~