『廊下』

薄暗く、色褪せた廊下。一切の破損はない。
絨毯は水にぬれ、だいなし。
中庭に面した壁は割れない窓になっている。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。

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『記録[雨の部屋]168:00:00を再生しています……』

marry
2025-12-23 11:11:27 LogID: 6310

ぺた、と窓に触れる。
軽く押してみるが、当然開かない。

「………………」

雨に濡れてはいけないと聞くけれど。
ただの雨、なのだろうか。それとも。
考えたところで、触れる事も出来ないのだけれど。

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雨傘少女
2025-12-23 11:11:16 LogID: 6308

今日も傘を差したまま。飽きもせず中庭を眺めている。
人の気配には、会釈を返すぐらいはしていただろうな。

誰かさんが眠る前と、大して立ち位置なんかも変わってない。
目覚めたのに気が付けば、おはよう、と声を掛けていたやも。
個室から出てきた顔見知りのあなたにも、きっと。

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marry
2025-12-23 10:29:24 LogID: 6253

自室から出てきた。
足音も立たないこの場所は静かだ。
既にいる人には一礼をして、窓の外へ視線を向ける。

「………………」

中庭と、噴水と、雨。
見えるのはそれだけだ。
いつ雨は止むのだろう。

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玲依
2025-12-23 09:23:38 LogID: 6190

眠ってしまっていた。不用心なことだ。
今日も体がミシミシと音を立てている。

柔らかな布団が、恋しい。

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ヒシミタチヤマ
2025-12-23 07:47:30 LogID: 6168

「おー、こっちには窓あんじゃんね〜、プールから見た時も思ったけどクッソ地味で笑う」
廊下を歩きながら窓を見る

こんだけ雨降ってて緑のひとつも無いんじゃマジで酸性雨ワンチャンか〜?ヤベ〜」
お気楽なことだ

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雨傘少女
2025-12-23 04:45:02 LogID: 6156

「ううん、そんなことないよ」
「でも、私は多分、あなたより過去に生きてた人間なんじゃないかな」
「もし私の方が未来人だったなら、聞き覚えぐらいあってもいいはずだから」
「仮に、同じ世界に生きてたならね」

あくまで推測、の形で。一応の回答をば。
記録が一つも残らないような文明でなければ、おそらくは。

「時々、初心に帰るのも大事だよね。どういたしまして」

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コンテキスト
2025-12-23 04:35:59 LogID: 6155

「おっと、流石に初対面で私めが踏み込みすぎましたね!申し訳ございません!
 (今言われた言葉をもう一度思い返して)あぁ……はい!言われてみればもはや日常の動作の一部ですね。思えば私めという者、使う道具に対しての愛着を忘れていたのかも知れません!自宅に戻ることが出来たら、感謝の気持ちとしてやや優しめにマグカップを洗ってしまいますか!気付かせいただきありがとうございます」

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雨傘少女
2025-12-23 04:26:14 LogID: 6154

「それって、お茶を飲む度に手に取るんだもんね。もう当たり前に染み付いた動作だとしても」

こっちは結構な思い入れだなあと思った。
使い込んで、そのうち慣れてしまって。徐々に感情が薄まりそうな辺りなんかも、それらしい。

「贖暦36年クィホテニカ生まれ」

またしても、復唱。
馴染みがないのは、もう口にせずともわかるやも。

「どうだったかな。ちょっとわからないかも」

誤魔化したのか、本当にわからないのか。
うーんと唸っただけだった。

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コンテキスト
2025-12-23 04:08:37 LogID: 6152

「ああ、紀年法というのは過去の例を挙げるなら西暦だとか、マヤ歴なんかが該当いたします。……そういえばそうでございますね!機器が壊れてしまったなら雨に打たれる経験が出来てしまいますね!あ、でも快晴の時にお迎えにあがるそうなのでそれはないんでしょうか」

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コンテキスト
2025-12-23 04:04:08 LogID: 6151

「いえ、私めの数少ない業績でしたので小型とはいえ思い入れ自体はございますよ!
 それはもう、自分が茶を飲みたいときに使う愛用のマグカップ程度には!」
「知らないところから来たのか、という質問にはそうですね……
 私めの杞憂が合っているのでしたら、年代・国籍・種別・そもそもの居住世界が各人異なっている可能性がございますね。
 お答えすると、贖暦(しょくれき)36年クィホテニカ生まれの人間で、地球の定義は皆様とお変わりないはず!
 お二人方の年代……出来れば紀年法もお伺いしても?」

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雨傘少女
2025-12-23 04:01:13 LogID: 6149

素直に、凄いなぁという感想を抱いた。口からも漏れた。

「あ、やっぱり変だよね、ここ。私も傘も、いつもと違うから」
「私は困ってないからいいんだけど。そっちは、雨への保険がなくなっちゃったわけだ」
「お迎え、ちゃんと来てくれるといいね」

当然、彼以外にもこういった者は多くいるのだろうが。
少女がきちんと言葉を交わした中では、初めて共感を得られそうな相手だった。

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雨傘少女
2025-12-23 03:49:40 LogID: 6148

「そっか」
「何か、思い入れがあって身につけてるわけでもないんだね」

四子ちゃんはそうだったから。と、思いはすれど。
人の事情を勝手に喋るのは、あんまり好まれないだろうから。口を噤んだ。
思い入れ、という表現は、正確ではなかったかもしれないが。

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コンテキスト
2025-12-23 03:40:13 LogID: 6147

「その通りでございます!密閉すれば内部の水分が動かず、機器が外気に触れていれば特定周波の持つ波が雨粒を微細化して流してくれる道具でございます!
 私めも一度この機器のプロモーションの企画立案をしたことがありましたね!有名な会社でしたので。
 その時に頂いたメモリ型をいつも使っているのですが、充電は相応にあったはずなのにここに来てから機能いたしません!」

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玲依
2025-12-23 03:39:07 LogID: 6146

「うん」
「雨の日…、が最後の記憶」

傘がないってことは、最後にいたのは屋内だったのかもしれないな。
仕組みはよくわからないけど。

「…コンテキストさんは、おれの知らないとこから来たのかな」

新しいのか、古いのか。

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雨傘少女
2025-12-23 03:26:15 LogID: 6145

「携帯撥水周波機器」

思わず繰り返した。

「それ、なんだろ。聞いたことないけど」
「便利そうだね。持ち物に入れてるだけで雨除けになるの?」

多分、折り畳み傘とかより嵩張らないんだろうな、とか。知らないなりに想像してみる。

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コンテキスト
2025-12-23 03:20:58 LogID: 6144

「レインコートで、ございますか!傘もそうですが、携帯撥水周波機器にない趣があってよいと思われます!私めは少々利便性にかまけますが、やはりわざわざ手に持ったり着込むということに意味を見出すのは最新の若者という感じがいたしますね!」

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雨傘少女
2025-12-23 03:19:11 LogID: 6143

「真面目というか、律儀というか」
「覚えるの大変だったら、雨傘少女でいいからね」

なんだかプールにいたときも似たようなことを言った気がする。
65人もいるんだなあ、と今更ながら思ったかも。

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コンテキスト
2025-12-23 03:14:33 LogID: 6142

「そりゃもう、どうあがいてもしばらく共にする方々ですから!とはいえ記述に法則性のない65名のリストは苦労しましたね!教室のクラス2つ分とはいえ、偽名や職業名などが混じっているのでやはり顔と名前を一致させる必要がございます!
 停電前に照合した方々と合わせて20人か加えて数人程度しかお会いできていないので、早急な全員の把握が課題となっております」

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雨傘少女
2025-12-23 03:12:35 LogID: 6141

そういえば、なんでレインコートなんか着てるんだろう。
何度か話しているのに、まだ聞いたことがなかったな。

「ここに来る前、雨でも降ってたの?」

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玲依
2025-12-23 03:08:11 LogID: 6140

「そう、だね……レインコートだよ」
「ここに来る前に、着てたもの」

半透明のビニール素材で出来たそれの襟口をいじる。
傘持ちの陰に隠れてはいるけどもね。

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雨傘少女
2025-12-23 03:03:02 LogID: 6139

晴れの日の遊園地。言い得て妙。
ね、と相槌一つ打って。

「私もこっちの方が好きだな。中庭が見えるのは同じだけど」

「モニターの名前、全部覚えてるの?」
「私、自分のだけ見て満足しちゃった」

へえ、とちょっと感心したような声色。

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コンテキスト
2025-12-23 02:53:26 LogID: 6136

「雨傘雨傘……ああ!記憶内のモニターと照合いたしました!夜空様とお呼びしたほうが自然そうなのでそうさせていただきます!
 なるほど……この絨毯が音を吸収しているわけですね!道理で雨音が聞き取りやすい!」

「私めを晴れと仰りましたが……”私たち”が雨というと、玲依様の羽織っているものも雨具でございますか?」

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玲依
2025-12-23 02:50:53 LogID: 6135

「晴れの日の遊園地みたい…」

うん、と頷いた。ちょっと眩しいかもな。

「プールなら、少し響いてたかな…」
「そうじゃない方が助かるから、おれはそれで構わないんだけど……」

絨毯に感謝。足音で気が散らないのもいい。
傍の彼女が名乗ったなら、これが名乗らない理由もなく。

「おれは玲依。…よろしく、コンテキストさん」

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雨傘少女
2025-12-23 02:39:06 LogID: 6132

「私たち、雨、みたいだけど。あの人はなんだか、晴れみたいだね」

見たままの感想を述べているのかと思い、呟きに呟きで返した。

「はじめまして、夜空です。それか、雨傘少女」
「ここの絨毯、吸音性が凄いよね。賑やかなことはあっても、うるさいと思ったことはないかも」

名乗られたなら、名乗り返すのが自然だろうな。
集まる顔ぶれによると言われればそうかもしれないが、絨毯の貢献度もそれなりに大きいだろう。多分。

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コンテキスト
2025-12-23 02:31:29 LogID: 6131

きょろきょろしていると、視線をこちらに向けたあなたを認識した。
「……おや、皆様寝ていると思えば起きていらっしゃる方も!初めてお目にかかりますかね!
 まずこちらから名乗るのが筋というものですから、私めの名はコンテキストであるご認識くださいませ!
 しかしまあ、ここはなんだか物寂しさを感じますね!こうも静けさがあると逆に多弁になってしまいます!
 というより声が響いた感じがしません!」
 

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玲依
2025-12-23 02:27:12 LogID: 6129

「……カラフルな頭の人」

コンビ(非公認)の片割れから聞いた情報に、近しい見た目の人間がいた気がする。
この人、かは。わからないけど。

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雨傘少女
2025-12-23 02:19:42 LogID: 6127

なんだか賑やかなのが来たなあとそちらに目をやった。
声の大きな者が一人や二人いるくらいなら、雨音を邪魔したりもしないはずだから、視線を向ける以上のことをするつもりはないけれど。

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コンテキスト
2025-12-23 02:16:04 LogID: 6126

「いやあ!バンケットルームにいくつもりが初めてな方の廊下で迷ったり、各部屋の扉が開くかどうか確認していて道草を食んでしまいましたね」
「こちらはまだ見ていない廊下でございますね。ああ、バンケットルームはいずこ!」

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雨傘少女
2025-12-23 02:00:45 LogID: 6123

特段、後をついて回るつもりはない、のだけれど。
結局は、雨音のよく聞こえるこの場所に戻ってきてしまうのだった。
片手を傘から離し、雨傘の湿った生地に内側から触れて、その温度を確かめながら歩いてくる。

少し手を外に伸ばして、直接触れればいいものを。

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玲依
2025-12-23 01:30:35 LogID: 6106

とりあえずは廊下に出てきた。
吹く風に、濡れた髪の冷たさを感じる……

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