『バンケット』
大宴会場。電気はないが明るい。
円形のテーブルが多くあるが椅子はない。立ち席。
奥には大きな舞台がある。
幕は朽ちて落ち、雨の舞台が公演されている
『記録[
「あたしを襲ったのは、重井田(しけいだ)って人よ」
「黒くて大きなひと」
「交友は全然ないから、無差別だったのかしら」
「冒涜、冒涜か……ローゼン様にもワタシは人や死者を冒涜していると言われてしまったので流行のワードでございますね!
まあ冒涜された人はこの度の停電で襲ってきたローゼン様しかおりませんが」
「葬儀の意図の説明は3回目でございますので、スマートにお伝えするには……複数の目的がございますので……
まあ!簡単に言えば2度目の停電で死んだ4人は誰とも親交が無かったからこそ襲われたのであり、今後の停電でもそのような手合いが蔓延らぬよう、4人と私めに『親しい関係があった』ことにして→
「マクベスのアドバイスの通り、警戒していて良かったわ」
「やりたいことが出来たのよ」
「小さな夢が生まれたのよ」
「まだ──まだ、
死んでやるつもりなんて、ないんだからっ!」
「あたしも、今日、
資源少なかったのに襲われかけたわね…………」
「襲った奴は覚えたわ」
「報復しても利がないから、しないけど」
「やはり無作為に選ぶ者がいそうだ。」
それか傷つけることで快楽をサイコパス的な性格を持つ者。
「確かにおれも資源が枯渇している。腹は減っている……ただ死ぬよりは多少飢えた方がマシだろう。」
「資源が心許ないなら、食堂の争奪戦に参加する手もあるわ」
「…………成功すればだけれど」
定期的に配られる共有資源。
あれらを、手に出来たのなら。
「…………コンテキスト」
「そう言えばあたし、知りたかったのだけれど」
「……前にやったあの“葬儀”には、何の目的があったわけ?」
「あたしは語られる言葉を……嘘としか思えなかった」
「アンタのしたことは、冒涜だって」
その意図は、何だったのか。
赤い少女の言葉を聞いて、かなり狼狽えている。
「……食事、貰えなかった事、無かったから。」
耐えられるか、分からない。
「それに、襲われる可能性もあるから…私。」
「相手が誰か、分からないけど……」
>>14899
「これくらいの感謝などいらん。おれはスコットランドの国王であるからな。
マクベスで良い。まあ王さまでも良いが……。」
>>14890
「あー……ローゼン様なら私めへの忠告だけに留まらず、襲いに来る可能性はございますね。
命が長くないらしいのでやりすぎたかな、と思いましたが……
やっぱり私めがローゼン様を襲ったということにして正解でございましたね」
「王でもまあ別に良いが……マクベスと呼んでくれ。」
「おまえがそういうのであれば信じるが、喧騒が聞けなくなるのはちと寂しい。
次の停電では死んでるなどという行為はするなよ。」
「……そう言えば、私も資源無かったな。
食べ物貰えなくなるのかな?」
今の彼女は素寒貧。
襲うメリットは無い筈だが……今の狂気の人間達相手は怪しい。
「……どうしよっかな。」
>>14885
「どっちなのよ???」
相変わらず分からない人だ。
「取り敢えず、そのローゼン…神父が貴方を狙ってるみたい。」
「とにかく、警戒怠らないでね。」
甘噛さんの言葉に共感した。確かにこの男自身子どものことなど知らなかったし……。
甘噛さんの方に駆け寄り、側による。
「コンテキストよ、しかしおまえ命が危ないぞ。おまえの死など見たくない。あと数十時間だ。耐えるのだ。」
>>14879
「ご心配なく!私め2度の停電前から命が惜しいのでびくびく警戒しておりましたよ!しいて言えば資源面でもう警戒できるか怪しいところではございますが!
……アッ!いや、やっぱこの度の停電ではローゼン様を襲った(という嘘を吹聴した)のでした!すみません!警戒という話は、嘘だったことに……」
「…………マクベスは、本当に、人格者ね」
それが大切な人をなぞっているだけだとしても。
それが簡単なことではないこと、
よく理解しているからさ。