『バンケット』
大宴会場。電気はないが明るい。
円形のテーブルが多くあるが椅子はない。立ち席。
奥には大きな舞台がある。
幕は朽ちて落ち、雨の舞台が公演されている
『記録[
>>14541
「天使が、いなくなった……」
去り際に一言。言葉にすれば、体以上に心が疲弊して。
これ以上は他の人に説明を任せたかな。
唯一の希望を砕かれる気持ちが、今ならよく分かる。
「行方不明が起きたのはここよ」
「その白い子と仲良しな、天使の子」
「怪我した白い子を治そうとしてた」
「何の前触れもなくいきなり、
床をすり抜けて消えてしまったわ」
「…まゆこさん。」
随分と怪我をしてる。
襲われたのか……哀れみの目を向けた。
「ちょっと、溶けて来ちゃいました。」
まだ滴る程ではないにしても、髪も目も爪先も、真っ黒になった御子。
「所で、行方不明?とか何とかが起きたのはここで間違い無い?
詳細知りたいんだけど。」
「……すこし、まって頂戴ね」
移動する前に、地面に視線を落とす。
散らばった羽をかき集め、大切にそう懐にしまった。
数刻前、物資もないのに私の怪我を手当てしようとして、夢中になって千切られた羽。
痛みを堪えながらだから、少し時間がかかったけれど、手伝おうとする者がいれば制して。
>>14523
「うむ。了解した。」
あなたをそっと、優しく抱きかかえるだろう。
「それでは、行くとするか。」
あなたの準備が良ければ、そのままロビーへと向かうだろう。
「織さん……」
昨日よりもずっと、黒に染まった御子を見つける。
あなたの刻限が迫っているというのなら、同様に、自分も──。
昨日まではあんなにも容易く受け入れられた終わりが、今は途方もなく怖くて。
小さく身体を震わせた。
>>14489
「うむ。おまえの言うとおりにしよう。」
頷いている。了承したみたい。
「歩きづらそうだな、抱きかかえるか?肩を貸して歩かせるか。おまえにまかせる。」
>>14477
「ソファーの上に置いてくれていいわ。あとは……なんとかする」
食事の必要はもうないし、移動の必要ももうないから。
「念のため、たまに様子を見に来てもらえたら、少しだけ嬉しいけど」
治療品を貰っても、それを扱う術は今ないだろう。
傷を治したいなら、手当をすることになったかな。
つい先ほど、処置を受け取ったばかりだけど、念を重ねる形で。
「どうも、ありがとう……」
>>14464
「うむ。わかった。ロビー………ロビーだな。」
貴方を連れて行くよう、用意は出来ている。
「ずっと付き添っていたほうが良いか?」
ロビーで助けてくれる人、いるかなぁと感じて聞いてみた。
「伝説によれば、悪魔もまた人間と同じ苦痛を背負っている。故にそう言った感情もあるのだ。
所詮悪魔も至高の快楽を手放した者にすぎん。」
この人の世界の伝説だが。
悪魔オモロスはまゆこに医療品をおくった
「ン~~~その調子でもぞもぞやり続けるってのもいいトライにはなりそうだが……」
「ま、応援といこう。オレの『私財』からお裾分けだ。」
そうしても良さそうなのであれば、足回りを治療したことだろう。
そうしても良くなさそうなのであれば、治療品だけ押し付けた。
「しばらく、行きたい場所はないわね……」
しばらく、考え込んで。
「いえ……ロビーが良いかしら。
うるさくて、傷に響いたら嫌だけど。アンが戻ってきたときに、一番に気付きたいもの」