『バンケット』
大宴会場。電気はないが明るい。
円形のテーブルが多くあるが椅子はない。立ち席。
奥には大きな舞台がある。
幕は朽ちて落ち、雨の舞台が公演されている
『記録[
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
けん玉を貰ったが、けん玉を知らないため遊び方が分からない。
少女だったら知っているのだろうか、と思いながら正しい使い方を模索している。
赤い珠を握り、持ち手を回してみる。こ
マクベス は 娯楽品 を得た。
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
「…………。」
呼吸が聞こえない。そうか……そうか……目を閉じ、健やかに眠っているみたいだ。永遠に。
フードを被る。そっと、優しく抱きかかえる。
「………。」
少女の死体と年老いた王は、霊安室へと向かっただろう。
『次の[快晴]は計測不能です。』
同じ放送が繰り返されている。
『次の[快晴]は計測不能です。』
同じ放送が繰り返されている
>>19017
少女は最期に笑った、笑った。
死の間際。華やかに、華やかに!
涙でお別れなんて嫌なんだわ。
あたしを救ってくれた貴方は、
あたしが笑えば微笑んでくれた!
だけど、もう。つかれたな。
目を閉じて、言葉を告げた。
「…………さよなら」
地獄の先で、また逢いましょう。
貴方は、生きてね。
>>18997
「……あぁ、大好きだ。ロィナ。」
停電の時間が近づく。声は震える、でも不安に思わせないように震えを止めようとする。
こちらも微笑み返す。だめだ、泣くな。泣いちゃだめだ。
>>18983
手の感触。
握った貴方のそれは、震えていた。
置いて逝くなんて。
看取らせるなんて。
貴方に疵を遺す行為なんだろう。
滲む意識の片隅で、理解した。
でも。
それが分かっても。
でも!
「だいすきよ…………マクベ、ス」
見えなくなった赤紫の双眸で、微笑んだ。
呪いを遺して逝くことを、許しておくれ。
>>18976
「……わかった。おれはここにいるぞ。」
そう言って優しく手を握るでしょう。
もしかしたら貴方は感じ取ることができるかもしれない。彼の手が震えていることに。
"別れ"に慣れていない。死んでほしくない、でもどの道皆死ぬ。"死"が怖いようだ。
>>18970
「手を……握ってて…………欲しい……の」
「貴方が……見えなくなって……く、る」
「でも……まだ…………いるわよ、ね…………?」
咳が少しずつ治まっていく。
もう、吐き出す血もないのかも知れない。
少女の右手は、宙を彷徨った。
>>18967
また咳き込めば、何回も拭き直す。
まだ生きようと足掻く貴方を見て、どうすることもできない己を憎しむ。
「……なんだ。」
微笑みながら、あなたを見る。
>>18954
血を拭いてもらった。
だけれど、すぐにまた咳き込む。咳き込む。
意識の遠のきを感じる。
まだよと懸命に繋ぎ止める。
もう身を起こし続ける力もなくなって。
苦しげに息をしながら、
少女はそっと地面に横たわる。
──まだ、生きている。
「ねぇ…………マクベ、ス」
これは、最期のお願いだ。
>>18951
頷いている。口の周りに付着した赤を見れば、そっと真紅のマントで拭こうとする。最期まで綺麗のままでいさせたい。
「……あぁ。一緒だ。」
静かに頷く。
>>18946
「あたし……貴方に……救われた…………の!」
「貴方が……価値のないあたしを…………
“バケモノ”を……人間にしてくれ……た……」
咳き込む。赤が散る。
「うん…………家族……よ」
「あたし……生まれ変わって……
家族になる…………から」
「…………一緒、よ……マクベス」
貴方なら、あたしを愛してくれるよね。
>>18939
「……そうか。そう言われると、嬉しいな……。」
夢、即ち希望を持ってくれた。結局叶いはしなさそうだが、生きる意味を見出だせたのだ。
「来世……あるかわからないがな。来世も王になろう。ロィナは家族だ。おれの王族の一人。」
実現可能か不可能か知らないが、空想を語る。
「永劫地獄に居るのであれば、共に苦痛を受けよう。独りよりも二人。さすれば痛みは少し和らぐだろう。」
貴方が亡くなっても苦しまないように、寂しくならないようにあの世のことを語る。
>>18934
にこ、と微笑んでは。
頷いている。
黄昏の足音が、うるさい。
「あたし……夢なんて抱いたの……
あの時がはじめて……だったのよ」
「貴方の国を見たいって……貴方の民になりたいって……
そう思ったら……生きていたいって……
生きなきゃ、って…………」
夢を見ていたのは、うたかたのひとときだ。
でも、そのひとときは、確かに希望となったのだ。
>>18929
時々頷いて、親身に聞いている。
「……おれもおまえに出会えて良かった。」
すぐに千切れてしまいそうなか細い貴方の声を聞いて、悲しくなる。
「おまえを変えれて良かった。」
手鏡を見ず、生きようと前を向く貴方。誰かを救えたこと。僅かな時間でも幸せを感じてくれた。
>>18921
支えられている身体は、冷たい。
だけれど今この瞬間だけは、
まだ、確かに体温が残っている。
最期の命、燃やせ燃やせ。
この、いつもの宴会場で。
「…………貴方に出会えて……
あたし……幸せだったよ…………って」
途切れ途切れの息と声。
身体が、重い。
「感謝……お礼…………
前もいっぱい言ったけど…………」
「これが最後になる、から…………」
息が、苦しい
ててて…と駆けて来て状況確認。
二人で何やら深刻な話をしているみたい。
邪魔になるといけないから、離れた場所で確認。
「…………。」
しばらくしたら、ててて…と駆けてこの場を後にした。