『バンケット』
大宴会場。電気はないが明るい。
円形のテーブルが多くあるが椅子はない。立ち席。
奥には大きな舞台がある。
幕は朽ちて落ち、雨の舞台が公演されている
『記録[
「…………」
傷を抱えて、ゆるり、再び場を移動する。
“たすけて”を素直に口に出来たのなら、
どれほど、良かったでしょうか。
>>10168
「……感謝する。」
此処に来て初めての感謝の言葉。これ以上聞くことはできなさそうだ。
【霊安室】その言葉を察したようだ。死体を丁重に抱きかかえ、貴方の方をみている。
「……用意はできたぞ。」
「王がそーゆー雑務したりするんだ?」
どっちみちメイドさんだけだと激務だし、手伝いマジ感謝だと思うぜ。
(こえが ふたつ)(おなじこえ)
>>10123
その言葉に、自分がここに来た意味を思い出す。それに、もう一人の絶対的な友人も、あまりいい状況とは言えなかった。
「……あとで、また会いましょう。絶対に来ますから」
眉を寄せながら、バンケットルームを足早に出ていく。
>>10156
周りの眼差しも、状況も、傍に寄り添わんとする者も、放送も構わず。
メイドはただ、米袋を持つかのようにその"肉"を肩に担がんと、し───
掛けられた言葉に、其方を向く。
「そうですか」「それでは、ご自由にどうぞ」
「此方は【霊安室】にて保管いたします。ご案内いたしますね」
手伝いの言葉。貴方がどのように持とうとするかは任せるが。
先導し、案内せんとするのだろうな。
>>10120
「……待て、メイドよ。」
あなたを引き止めようとする。
「おれも手伝おう……いや、頼む。手伝わせてくれないか。」
深く願う言葉。此処にいる死体を運ぶのを手伝いたいとのことだ。
あー。メイドさん仕事してるパネ。
「そのまま置いてても、何も変わらないんじゃない?」
……なんか、雨音更に来てね?雨漏りとかしてる?
『このプロトコルは8分後、■■時30分に行われます』
『緊急プロトコルにより追加資源を生産・投入します』
『不具合が三件以上あります。速やかに確認してください』
>>10087
「……」
「受け入れれば慣れるもの。中途半端に雨に抗うからこうなる」
……あー。レジちゃんか。
まー。昨日よかマシ。それよか、なんか死体……とか聞こえたし、気にした方がいいの、そっちみかも……。
カツ、コツ、カツ。ヒールの音。
「失礼いたします。死体の回収に参りました」
告げるメイドは、辺りを見回し。目的の物を見つければ、担がんとするのだろう。
「クドウ…………何故だ………おまえが何をしたというのだ、クドウ…………。」
悲しんでいる。声は震え、今にも泣きそうだ。そして、悲しみは怒りとなる。
拳を強く握る。感情的になったせいで、ノイズは聞こえない。
何かを呟き、祈っている。
『追加生産を行い行い行い行い』
『追加生産を行いました』
『直らねぇんだけど?』
人が死んだらしい。
バンケット。会話も姿もよく見ていたあの人が。
「………………」
同じ空間で死者が出た。
そこまで深い感慨も抱けなかった。
『バイタルサインに異常を検知。緊急プロトコルを起動します……』
ザザ、ザ……
ザザザザ……
『死者を確認、資源の追加生産を行います』
『……』
『不具合が三件あります。不具合により、規定量生産できませんでした』
「…………ラララさん?」
出る直前に見慣れた人の姿を見て、慌てて近づいく。
「…………大丈夫ですか?」
なるべく小さな声で話しかけた。
ザザ、ザ……
「失礼します」
静かに入り。
「また布を取りに来ました。それだけです。失礼しました」
すぐに何処かへといく。
「うむ……ここ、は。」
辺りを見渡す。
見て分かった。カーテンにくるまう少女が……死んでいることに。
真紅のマントに包まれた男性は急いで駆けつけた。
「クドウ………クドウ………!」
また放送が流れ始めた……
『こ資源供給システムに追加の不具合を確認しました』
『資源供給システムに三件の不具合を感知。担当者は速やかに確認してください』
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
『資源供給システムの不具合を確認してください』
『資源・バイタルサインのスキャンを完了しました。』
『以降、モニタリング結果を出力します』
『管理システムに一件の不具合を確認しました。』
『資源・バイタルサインの表示切替は少量の資源を用いてください』
『こちらは自動放送です。』
ザザ、ザ……
『あ、予報が短くなりましたね!』
『そりゃ予報だからな。推定だし。』
『長くなることもあれば、短くなることもある。』
『まあ、そんなもんですよねぇ』
『また晴れてくれることを願うばかりだな。』
『さ、とっとと管理部屋の確認行くぞ』
ザザ、ザ……
『次の[快晴]は推定約三日後です』