『バンケット』
大宴会場。電気はないが明るい。
円形のテーブルが多くあるが椅子はない。立ち席。
奥には大きな舞台がある。
幕は朽ちて落ち、雨の舞台が公演されている
『記録[
「私は後回しにしていいですよ。
今はあちらの手鏡を持ってらっしゃる方を。
……私は医療品を買える資源は無いに等しいので」
>>7298
「王。」
その姿を視界に収め、ほっとため息をつく。
「あなたは無事なのね、よかった」
「傷は……いいわ。これだけ執拗に攻撃されているのなら、きっとまた襲撃される」
「その資源は、王自身のために取っておいて」
首を緩く横に振った。
「……ふふ」
「多少傷はつきましたが、生きていますよ、ええ」
「資源はだいぶ持って行ってしまわれたようですがね」
てをひらひらとして生存の報告。
「どうやら」
ふらりと、また姿を見せる。
「私を殺したくてしょうがない人がいるらしいわ」
袖が裂け、大きな切り傷が出来た左腕を押さえている。
「…………天使さま」
手鏡、ぎゅっと握りしめた。
今はもう声は聞こえないけれど。
“正しいこと”をするならば、貴方は、いつか。
>>7129
「……そう、ですか」
ふむ、と考えた後。
要らないのであれば、目をふせて。
「……また、お話しましょうか」
何処かへ行く背を見送るか。
>>7045 ローゼン
「……治療?ああ」
乾いた赤。落ちない赤。
目を背けることを許さない、赤。
「要らないわ」
「もう終わったことなの」
「終わってしまったことなのよ」
そう言い残し、その場を去ろうか。
>>7024 ローゼン
「救いを求めるのなら、寒空続く季節に願えばいいわ」
「私は誰かを救うこともできず、救われることもなく」
「春に抱かれることも、冬に癒されることもなく」
「死ぬの」
床に視線を落とす。あの時のように。
雨はまだ、降り続いている。あの時のように。
「死ぬのよ、私」
「もう、死んでるかもしれないけど」
「マジでこんなぞろぞろ行くの……?」
「……どうなってもオレは知らんからな」
とは言うが、それ以上制止することはない。
食堂に向かう面々を見送る。