『バンケット』
大宴会場。電気はないが明るい。
円形のテーブルが多くあるが椅子はない。立ち席。
奥には大きな舞台がある。
幕は朽ちて落ち、雨の舞台が公演されている
『記録[
>>6566 王
「……そう」
少しの沈黙を置いて、口を開く。
「……自分を救うのは自分だけよ」
「少なくとも、私はそう信じて、行動したわ」
服に染みた赤黒い跡を、白い左手でなぞった。
視線を、どこでもない場所に向ける。
「……見つかるといいわね」
「応援なんて無意味なことはしないけど」
「良い事が起きる、それ自体は喜ばしいことだから」
「そうそう、そうやって既存の宗教からあぶれた人間クンを取り込むのさ。
わかってるね人間クン!皆も一緒に神というストローマンを叩こうぜ~~~~」
机の上を転がる。
>>6561
「救ってはくれなかった。ただ、見つけるための道標与えてくださった。」
少し沈黙したあとに答えた。
「……あともう少しで見つかるだろう。」
頭を掻いている。
「新興宗教がよくやる手口ね」
「既存の宗教や神を貶して
自身の宗教が“正しい”と印象操作をするのは」
三角座りをして、どこでもない場所を見る。
「……その手のセールストークは聞き飽きてるわ」
「……そうかもしれぬが、おれは信じ続けよう。兎に角、悪魔の崇拝などしないからな。」
今まで信じてきて、祈ってきて辛うじて生きてきた身なので。
「うむ。おはよう……此処は悪魔が多いな。」
「そうだそうだ!だって神は自分が苦しい時に救ってくれたりなんてしない!
全てが試練なんて都合のいい言葉で、私達人間を惑わすだけなんだ!
やっぱり信じられるのは悪魔だけ……」
「宗教なんて馬鹿げてる」
幕に包まれながら吐き捨てる。
「どんなに綺麗な言葉を並べても、
心の弱い者の拠り所にしかなり得ない」
「幻想に過ぎないものに縋る方も縋る方だけど」
「コンダテ・ヒョウという呪文モドキですよ。楽しそうでしたので」
「私はちゃんと冬の神を信仰しておりますので…、
悪魔崇拝はしておりませんね、ええ」
「入信は大歓迎~~!一緒に呪文を唱えて踊ろうぜ~~~!!!」
「サバトさ……呪文だって唱えたし、悪魔の血も流れたし……立派なサバトってワケ……」
「そそ。拝おじ拝おじ サバトの中心人物。」
「宗教になるといいな~。こういう事態の時は一丸になることが大切、皆で耽溺しよう!」
「許容してやりなよ……人間クンの信仰の自由を……!!」
「悪魔のことは嫌ってもいい、でも、崇おじのことは嫌わないであげてね……」
「本気で取りに行くのであれば停電した瞬間に行くのが良いな。」
あまり良くない行動ではあるだろう。
「悪魔崇拝者まで出たのか…。」
「悪魔崇拝をしないでくだしゃぁい!!!」
それは悪魔に言っても仕方ないだろう。
「あぅぅ…」
「…追加配給……」
「…今日もしまた狙われたなら、行ってみましょうかねぇ…」
ぶつぶつ述べながら。
べそべそ丸まっていることだろう。