『バンケット』
大宴会場。電気はないが明るい。
円形のテーブルが多くあるが椅子はない。立ち席。
奥には大きな舞台がある。
幕は朽ちて落ち、雨の舞台が公演されている
『記録[
>>15317
「うむ。家族も同然だ。」
煽りに屈さず、動じず。
「そのように伝えておこう。」
神父が修道士を殺す、修道士は死を求めている……皮肉というか、何というか得体の知れない怖さを感じた。
>>15309
「じゃあお迎えに参ります。神がいる場所とはほど遠い底辺の底辺の底辺あたりまで落として差し上げます。」
「そうですねみんな同類でしょうね貴方も私もここにいる奴らみんな同類でしょう。なので最期の最期くらい果たしてからくたばりたいなーって思ってはいたのでちょうど良かったですぅ。」
>>15308
「あらあらあらあらまさか愛し合ってる系ですか?良いですねー、偉いもの同士お似合いですよ~」
煽り。
「じゃあその神父が来たら言っておいてください。13番がお前に殺されたがってるって。」
探すつもりはない。
>>15303
「…………あたしを殺したいのならば、
勝手にすれば良いんだわ」
「でも、あたしはあんたを殺さない」
「利がないもの」「意味ないわ」
「残念だったわね」
淡々、返す。
「…………そんな“貴族様”も人殺しよ」
「……アンタと同類かも知れないわね」
「名乗りも何もかも、嘘よ」
色々な人に狙われているのだな……と思っている。
「ロィナ、耳を傾けるのではない。」
心配と不安が同時に襲う。
「修道士よ、希死念慮を持つ者を救ってくれる神父殿ならいたぞ。モニター?の14番の者だ。そちらに当たるが良い。」
「あら残念、振られちゃいましたがいいですよ、ひとりでも死ねますもの。私はそういう人間でしたしむしろさっさと死にたいな~って思ってますし。」
「……」
スファレライトの瞳が輝きを増す。
口が赤い三日月のようにつり上げる。
気づいちゃいました?
「……はい。私です。」
「ふふふ、ふは、すぐに気づけるなんてさっすがズル賢い憎たらしい貴族様!昔っからそういう上に立っている奴らがあんたらが嫌いでしたので!」
「どうです?今晩もう一度お迎えに参りましょうか?どうせ私もすぐに死ぬので!あぁ、相討ちしに来てもいいですよ!」
「………………」
あぁ、と悟る。
アンタは、つまり。
「──おととい、あたしを襲ったのは、アンタなの?」
傷を負わせたのは。
つまり。
「あらのんきにお昼寝ですか?さっき言いましたよ。ちゃんと聞いてくださいな。……もしかして、まだ傷が痛くてそれどころじゃないですか?」
「………………」
大きな声に、身を起こす。
夢の残滓を、振り払う。
やかましい闖入者だな。
「…………何か、用?」
「こぉーんにーちはぁ♪」
「ここに私を殺してくれる殺人鬼さんはいますかぁ?」
わざとデカい大声で入ってきた。
「…おやぁ?まーだ生きてたんですねぇ?とっくに弱って死んだかと思いました!」
誰かのことを
「……彼女も食料が無いのか。」
見せびらかしたつもりは一切無かったが、どことなく申し訳なさを感じる。
「渡せばよかったな。」
シミを見れば、血かと一瞬思ったがどうやらそれとはまた違ったものだと認識した。
「魔法…ではないな。」
少女は未だ、眠りの中。
「…………か…………さま……」
「……と…………さま……」
小さな寝言。
ゆめを、見ていた。
食料品を食べるのを、思わず恨めしそうに見ていた。
夢。このフードの人がどんな人か、まだ知らないけど……
「……はぁ。」
立ち上がり、身体を伸ばすと部屋を出ていった。
「……どこかに行くときに落ちるんじゃなくて」
「むしろ、どこにも行かないと……よくないのかな」
定かではないが。
あの音の理由も、なんとなくわかる気がする。
あまり長居はせずに、離れて行く。
「……」
朝。ここに来るのは、かなり最初の方以来だ。
壁に、床に触れて、少し考える。
「……落下……」
落とし穴があるわけじゃない。
我々を支える床はしっかりとそこにあって。
すり抜けるなんて非科学的なことが起きるとするならば。
その原因に、一つの仮説を脳内で組み立てる。
やっぱりあの時甘噛様みたいに下着だけすれば服も乾くの早かったのかなあ。
そう思いながら甘噛が一瞬出ていった?のを見送った。
皆、何かしらの思想や信念をもって動いている。このような状況下であっても。 ……いや、だからこそと言うべきなのだろうか。
羨ましい。自分にはないものだ。