Void

なにもない

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『記録[雨の部屋]168:00:00を再生しています……』

???
2025-12-26 21:15:05 LogID: 17495

話しやすい。
感情と思いのまま動く舌がそれなら、天使としては喜ばしいことだった。
あなたがふつうの女の子だったから。

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???
2025-12-26 21:14:08 LogID: 17492

「後悔は過去を鑑みることで生じるものだと判断します」
「今考えて、先に生かすためのもの」
「明日を選んで生きるための考えに役立ちますから」

天使みたいなことを言っていた。涙は引っ込んでいる。
もし溶けたなら、あの子みたいに支えて、歩けるところまで連れて行こう。

「はぁい」
「変なことですかねぇ」

「当羽より後ろのナンバーもいるくらい…それだけいますよぉ」
「増える人間に対して…むしろ足りないくらいでした」
「今は良くなりましたが」

素直な方が

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???
2025-12-26 20:59:44 LogID: 17455

「…?」

「……」

「おんなじ巫女様ですからねえ」

そういうことだと判断した。
境遇もよく似ていた。
蚕は食べられない。
卵を産む。衰弱する。
そのまま。
──ね。


また戻れたらお話ししてあげて欲しいものでした。
私はそう思うのです。
短い間だけでも良いから。きっと。

「ええ、後悔も、自由ですよぉ」

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???
2025-12-26 20:16:32 LogID: 17316

「うん、歩こう。」

本当に歩いてるか、飛んでるか。
分からないけども。
まだ有る、溶けてない足を動かして。

「え~と…じゃあアンさん。」
「早速だけど天使番号って?
200番って事は、天使がそれだけ居るの?」
「番号で管理されてるって、何だか変な感じがするね。」

警戒も、恨みも投げ捨てた御子は案外と饒舌らしい。
言葉を選ぶのは得意ではないが、感情と思いのまま話すとこうなる。みたいだ。

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???
2025-12-26 20:15:52 LogID: 17315

「まゆこさんね……」
「思えば…彼女も、私と一緒だったのかな……」

境遇も。それからタイムリミットも。
蚕って、成虫になると……

もう少しお話とかすれば良かった。

「……うん、後悔も自由だよね。」

ネガティブな話だけど、そうするのも自由。

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???
2025-12-26 19:08:45 LogID: 16972

そうやって自由に歩き始めた。
なにもない、にあるを求めて。

お腹が空かない。痛みも一定。
だから、どこまでもあなたと歩く。

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???
2025-12-26 19:07:24 LogID: 16962

当羽で…?と目線が泳いで傾く。
当羽は…あまり役立ちませんが…と付け加えながら。


「……」
「承諾いたしました」

「出口探しと当羽とのお話」
「…」
「歩きましょう」

羽をはためかせれば、そのまま小さく畳んだ。
あるかもわからないが、足を虚無へ降ろす。
あなたと歩幅を合わせた。
あなたが乱暴な方でなくてよかった。
お話しすれば、お話しできる方でよかった。

場所が違えば、繭様ともお友達になれてただろうか。

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???
2025-12-26 18:56:44 LogID: 16889

「…」
「あなたが…織様が…」
「繭様と似た境遇であるのならば…」
「…」

なんにもない。何もかも取り上げられている。
それは今も同じだろう。
不自由な自由。
されど、誰に見られているわけではなく。
あなたを見るのは出来損ないの天使1人。

心だけは自由であれ。→

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???
2025-12-26 18:31:21 LogID: 16730

「……ま、悪くないか、自由。」
「落ちてたのが、天使さんで良かったかも。」

「取り敢えず、飽きるまで出口を探して……」
「お腹も空かないから…暇になったら、天使さんのこと教えてよ。」

虚無の中に二人だけ。
墨の御子と、泣き虫天使。

なら、この自由な一時。
お散歩とお話でもして過ごそうか。

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???
2025-12-26 18:27:32 LogID: 16703

「今は、自由……」

自由。

思えば、産まれた時から自由なんて、あっただろうか。
最初から決められていて、何不自由無いようにと、自由を取り上げられて……

「自由。」
「これが自由かぁ……」

周りを見たって何も無い…

一瞬何かあった気がするけど、何も無い……

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???
2025-12-26 18:21:35 LogID: 16648

ここにはなにもない。

???
2025-12-26 18:21:12 LogID: 16645

・・・・・・・・・・・・・・

???
2025-12-26 18:20:35 LogID: 16637

そして、ここに在るいること。
虚無以外を認識できること。

それは、ある種の奇跡だったのかもしれない

???
2025-12-26 18:19:39 LogID: 16631

虚無が揺らぐ。

それは、ただ在るだけ。

???
2025-12-26 18:19:08 LogID: 16626

・・・・・・・・・・・・・・

???
2025-12-26 18:18:34 LogID: 16620

なにもない。何も起こらない。
資源は変わらない。襲い来るものもない

???
2025-12-26 18:18:08 LogID: 16618

・・・・・・・・・・・・・・

???
2025-12-26 18:11:52 LogID: 16529

「…当羽は、何もできませんけれど…」

「いくらでもお付き合いいたします」

「──“人のための天使”ですから」

体を起き上がらせた。
人が1人でもいるのなら。
天使は、人は奉仕するものだから。

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???
2025-12-26 18:10:29 LogID: 16509

「……」

まだ動けるかな。
動けるだろうか。


「……頑張るしかないのです」
「…生きたいなら」
「嫌なら」

「人は…いつでも選び取れるのですから」
「…」
あなたの…これまでが不自由だったとしても
「…」
今は…当羽と話す今は自由、です

言い切った。言い切る。
似たようなこと、言ったことを思い出した。

「あなたのしたいように」
「あなたの話したいように」

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???
2025-12-26 18:05:29 LogID: 16403

「頑張るって言っても……」
「どうやって来たかも分からないのに……」

それでも、ここで終われば。
自分が遺せる物は、何も無い……
そんなの……

「…嫌だなぁ。」

足は……まだある。動ける。
立ち上がって、辺りを見回す。

本当に立ち上がって、歩いているか分からないけれど。

それでも。

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???
2025-12-26 17:57:40 LogID: 16291

「……」

人はいつでも歩ける足があって良いなあと思う。
選び取ることができて良いなあ、と思う。

せっかく選んだのに、全部無駄になっちゃったかもな。
いつも空回りするんだ。そんななんだ。
傷をつけちゃった。大切な、玉のような繭玉に。


「………」
「……」

ぼうっと、しばらくしている。

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???
2025-12-26 17:53:38 LogID: 16250

──あなたも。

「…はぅ、…」

「………」

「待ってばかりではいられません。何より行動を起こさなくては」
「…」
当羽は……

消耗。体力が厳しい。
空腹。喉の渇き。飢え。上。飢え。


「…」
「終わりたくないなら、頑張るしかないのです」

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???
2025-12-26 17:51:25 LogID: 16235

「………」

ぴいぴいと喧しく泣くのが落ち着けば、後にあるのは、静かに涙を流すだけの様子だった。
つぅ、と。落とし終えれば、瞼を開く。


「……」
「…繭様は…」
「ずっと….お待ちなのですね。……モニターのまえ…」
「…」

観測不能。
あの場所から離れるということは、アナウンスをしていた側からも想定外ということなのだろう。
<s1>神は天から一筋の糸を投げることもあるが。
神が気が付かなきゃ、何も起こらない。
理不尽なものだ。
私も。
きっと

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???
2025-12-26 17:44:31 LogID: 16202

「……。」
「探して、いました。貴方が"落ちて"…ずっと。」
「怪我も気にせず、ロビーの…私達の状態が表示されるモニターの前で、ずっと待ってて……」

少し、これを伝えるかは迷ったが……
既に泣き出しているしと、そのままを教えた。

ここに落ちると、モニターで『観測不能』になる事も伝えるだろう。

「何も無い……」

背筋がひんやりとした。

「……何か、ここを出られる方法。」
「こんな所で、終わったら、私……」

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???
2025-12-26 17:35:10 LogID: 16134

「…あぅぅ…」

繭の子が探していたと聞けばポロポロ泣き出すか。
膝の上に置いていた。
取り落としてしまった。
自分のこの状況より。
あの子の方が、よっぽど、心配だった。


「繭様は…お探しでしたか」
「…あぅ…」

あなたの顔色も優れず。
私の顔色も優れない。

「……」
「なにもありませんよぉ」

「なんにも、ないです」

この場所のことを聞かれれば。
そう答える他、なかった。
なんにもない。
その事実しかない。

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???
2025-12-26 17:28:09 LogID: 16104

「はい、織です。」
「じゃあ、貴方は本物の…まゆこさんが探していた……」

天使番号やら、あんぱんやらは初めて聞いたけど。
いや、アンとは呼ばれていたのを聞いたっけ?

顔色は良くない。
まだ落ちてきたばかりだが、状況が状況だから。

「ここが何処とか、どんな場所とか……」

聞いたって無駄だろうけど……自分より長く居るであろう天使に聞く。

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???
2025-12-26 17:23:08 LogID: 16078

「…あぅぅ…」

虚無の空間で有を有する。
有機体。あなたも、私も。
あなたの姿を見れば、悲痛な顔をして眉を下げた。

「…はぃい…」
「…天使番号208番、あんぱんと申しますぅ」
「…あなたは…繭様とお話しされていた…」

「…墨の…織様ですね」

「…」

「あなたもこちらへ…」

心痛。暗い顔のまま。
あなたの顔を伺った。

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2025-12-26 17:18:41 LogID: 16057

音、いや、声。

「……あっ。」
「天使、さん?」

虚無の空間に、自分以外。

慌てて、そちらの方へと

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2025-12-26 17:17:28 LogID: 16051

「あのぉ」

「ええとぉ」

「もし…?」

声がしたの気のせいかと思ったけれど。
体を起き上がらせれば、弱々しく飛んでくる。
落ちたあなたの方へと。

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2025-12-26 17:08:42 LogID: 16007

しばらく横になって、お腹を撫でていた。
羽を丸めていた。
お腹に今は何もない。
まあるいもの、いつもあたたかくしてたら取り上げられちゃうから。


胎を撫でた。

胎を撫でた。

胎を撫でて、

「…あぇえ…?」

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