『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
>>10293
「考えても、考えても、仕方がないわ」
それでも考えてしまう。窮まる程に、後ろ向きな心。
騒ぎの中、思わずあなたに顔を埋めて。雑音を遮断した。
>>10296 ユウガオ
人一人が横に座れるだけのスペースはあるとも。ある程度肌を寄せる必要はあるかもだが。
「や別に何も? 5番は霊安室には行かねえの」
横に座るならすぐに頭やらに手が伸びるだろうな。愛玩動物か何かだと思っているのかも。これも嫌がる素振りがあれば珍しがりはするけど止めるから、お気軽にね。
「……命の、数値化で御座いますか……」
HPというものは、そういったものらしい。
であればこれは多い人は元気があって……
少ない人は……ということなのだろう。
「……なんとも、まあ……。」
「天使じゃん。ヤッホー。
今日は防いでね。無事さ。人気の悪魔で嬉しいとも。」
「そっちの調子はよくなさそうだなぁ~。
スイッチは……このモニターの表示を所持資源から
ヒットポイントってのに変えるモンだろな。さっき押してたの見たから多分そう。
どうやって計測してんだろね~~~」
すたすた、と。
ロビーに入れば真っすぐモニターを眺めて、死傷者の数を見る。
そして新たに映る数字を見て、ほう、とうなずいた。
「猫はもう、このままで行きますよ」
「それに、資源の減りとショップの値段を見れば
誰が何を買ったかもわかるでしょう?」
「猫はナイフなんて買う気、ありませんから」
>>10328
「あ、あ〜……言ったな〜」
冷や汗ダラダラで。
「……あ〜、うん、俺は今言った、それを踏まえてアンタがぶっ倒れるのが心配だから、俺の心の安泰の為にその資源は持っとけ、今のはそう言うつもりで言った……的な?」
どうやら苦々しい顔を受けたって、分け与えられることは避けるようで。
「あ 悪魔」
「今日も怪我しましたか」
姿が見えた。怯えたようにしながら言葉は震えた声で弱気。
「スイッチ…」
「なんのスイッチれす…?」
身を縮こめたまま。瞼を下ろしていた。
「ふう〜ん? 猫ちゃんも隠した方がいいんじゃないのかあ?」
「資源量を見せらんねえヤツはつまりそういうことだろ〜! いい趣味してらっしゃるよ運営サマも!」
わりかしご機嫌にはしゃいでいるね。
「流石にオレがたんまり持ってることが表示されてんね~」
「このモニターの数字と、あのスイッチの出現は不具合か仕様、どっちかな~~~。」
「あぁ、食堂の方で」「そうですか」「もう無い、と」
「……俺はどちらにせよ参加しなかったので、良いですけれど」
悪魔さんの言葉を聞きながら、ぽつぽつ。
画面を見てはHPという表示に眉を顰めていただろうな。
「戻ろうなんて言っといてなんだけど…私はもう少しあちらの方を見てくるよ。」
ふぅ、焦りは禁物なのに、自分ときたらいつもこうだ。そろそろ学習したらどうなんだ、医者よ。
そうして、そのまままたここを出て行ったかもしれない。
>>10307
「絶対に、ですか……」
あからさまに苦々しい顔を隠そうともしない。彼もとい彼女の中でも珍しい表情だ。
「…………本当にやばいときは言うって、言ってましたよね」
二日ほど前のことを思い出す。
「HPだなんて概念、気味が悪い」
「これじゃ、まるでただの『デスゲーム』じゃないですか」
猫はいつにも増して、文句を零しています。
怯え……というより、怒りのような。
「スイッチとやらが何を行うかわかりませんでしたが……リストで表記の変わってらっしゃる方々がいらっしゃいますね?それと関係があるのでしょうか……」
「追加資源はこっちで一瞬でバー!っとなったよ~。
皆も争奪戦に参加してたらよかったのに!」
「ンー……何というか、やるせない雰囲気。」
「…そうか。私としたことが取り乱しすぎたらしい。」
けれど、不具合件数が増えたということは…何か起きているということに変わりはない。それに…
自販機をチラ見する。新しい商品があった。