『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「なんだその弔い方法ー!!そろそろオーバーキルなんだが!!しないってば!!ほんとに!!いつなんどきでも!!!!誓うから!!戻ってきてー?!」
ぴえん。泣きはしない。
「頼むから変な弔い方法思い付くなー!!死んでたら意味ねえんだよ!!生きててもしない!!」
あくまでも研究のためであって、死んでからじゃ遅い!!と言うことらしい。それはそれでどうなの………?
「ええ。選ばれて、務めを果たすことは名誉なことなの。
人としての名前はないけれど、『繭玉の巫女』とだけ呼ばれていたわ。まゆこでいいわよ」
羽をひらひらと揺らして。
「きっと今神様はいないようだけど」
あらゆる特別な力が使えなくなっている。そんな噂を聞いたものだから、なんとなく思い至ったこと。
今の自分は巫女と呼べるのでしょうか。
「これ以上変態の輪を広げんなーーーー!!!!アタシが死んだとき締まらねえだろ!!てかしないから!!!!!!」
変態ジョークがそのままノットジョークで広がった。ウケる。
「えぇ~舐めたいの~? まぁやりたいって言うならオレ悪魔だし、まあ~いいよ。」
出してしまった。許可を。
「この一日でどんどん醜聞広がってくね。ウケる。これが人間クンの魂の輝きというものか……」
「神様を身に宿してるんですか?
…ま、まあでも、村でお世話して貰ってるのは一緒かな?」
こちらの御子は少し違う様子だが。
どちらも、村の人達にお世話されて育った者同士の様だ。少し親近感。
「私は『聖墨の御子』、夜草織です。」
「貴方は?」
「味で多少は成分も分かるからな。そうすれば色々余地が出来る………マジでするワケじゃないから………しないよ………」
うわこいつ思ったよりカスの変態だ!!!!!!!!!!!!
「ん……」「あ、」「おは、」「……」
「うわ・・・・・・・・」
ソファで寝ていた起床少年。
起きた瞬間にひどい言葉を聴いてドン引きしている。
「変態なのは認めるから口に出すなーーーッッ!!お前の傷舐めにいくぞ!!」
変態にしか出来ない変態ムーブ。しかし、本当にやる気はないため迫られたら困る。
「おお!自分の専門分野では途端に早口になる変態の人間クンだ!!!
悪魔的には感動感涙の光景だよ……」
「悪魔崇拝おじさんがこっちに来てくれないかなあ~~~。」
「天使の言う神と、私が身に宿す神はまた別の存在でしょうけれど。
ええ、ある村の屋敷で、巫女として暮らしていたわ。
職業、っていうのはよくわからないけれど、務めを果たす代わりに身の回りの世話は全てやってもらっていたわね」
「………それならたぶん………どっちかというと狂信者とか、あとは占い師だったり魔術師なんかはそこに当たるかもな」
うわあ突然落ち着くなぁ!!