『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
「しょうがないだろう実験でどうなるのか探求するのも医者の役目でありそこに効く薬や成分なんかも見極めるのが医者というものであって医者と言うのは医者でありながら研究者という立場もあって決して医者の仕事は医者だけではないわけで………」
くそ早口で話し始めた。こわい。
「人間の怪我にはそんな興味ないぞ!!何せ分かりきってるからな!!」
だいぶさっきの変態ムーブへの返事。
「みこはたぶん職業だぞ。他への就職が許されない場合も多いからな。」
「人間クン達の世界は、案外変態達の手で成り立っているのかも知れないね……」
「対価を貰っていたら職業なんじゃない~~~?」
「流石に変態がいっぱい居たら…何か…嫌…!」
現状変態がお医者様だけで良かった(?)
「…職業…村の御子してるのって、職業?」
ふとした疑問。
「我々は医者の変態性によって確かな医療を享受しているのかもしれないね……」
「それが人助けになるならきっと良い事なんだろうさ。うん。そういう事にしよう」
「花に偏愛を抱いていなければ大丈夫だよ……」
「掃除用具に偏愛を抱いていなければ大丈夫だよ……」
「まあ悪魔的にはそれでもいいケド」
「そうなんだ……」
医者って……。(納得倒置法)
「職業に対する印象ってあるもんなんですね」
「花屋に対する印象は柔らかくいてくださいね」
便乗してお願いもした。
「……ヘンタイだったんだね、綾川さん」
「や、まあその気はなんとなく察してはいたんだけれどね?」
「この程度で交友関係に支障が出る事はないよ、うん。怪我を診てもらう時に一瞬……三瞬ほど躊躇うくらいさ」
「てか!!医者は医者の時点でみんな変態だから!!こんな仕事進んでつく方がやべえから!!」
あっ開き直って巻き込みよったこいつ。