『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
>>4767
「ここで死んだら腐らなくって、綺麗なまま死体が残るのかも?」
「それに生ける死体なら、食べ物もいらないだろうし。一石二鳥かもね」
「ただの気付け薬とは到底思えん。医者としては…普通の人にそれを試すわけにはいかんからな。」
さて、副作用というのが気になるが………意識はまだはっきりしている自分に試しても、効果はあまり期待できないのではないか。
「七日後に帰れる保証と誰かが蘇生薬を使ってくれる保証はどこにあるの〜?」
「死にたいなら一人で勝手に死んでね♡」
馬鹿馬鹿しくて付き合ってられないと、部屋を出た。
「分からないことが多すぎますし、命が賭かってる以上。
下手に行動するもの悪手かもしれません」
「中庭とやらも空いてませんし
『雨に触れたら』ってのも、タチの悪い嘘かもしれませんから」
>>4746
「それで生き返ったとして……腐れた肉まで戻るといいな…?」
ゾンビ状態になりかねないのでは?との懸念を思った。多分7日も経つと相当なことになっているだろうし…
ぶっちゃけ七日後に蘇生費用返せんかもだからごめんねぇ……。
優しいラララちゃんになりてぇが、出来ない約束は出来ないんだよぉ……。
触られるのが苦手な患者や、肌を見られたりするのが苦手な患者もやはり多いため、何かそんなもんかなと勝手に思っている。
「そういや、あの放送………ガチで明日も七日後、何て言ったらどうしような。」
それなら潔く死んじまった方がいいかねえ、という風な言い方。
「まあ、実験するならアタシが死んだときにでも使ってくれて構わないが………」
高いだろそれ、実験で使うにしては…
「はいはーい!」
「死んで生き返ることが考慮されてるのならさ」
「今は死んでおいて、7日後に生き返ればいいんじゃない?」
「寝てる間に全部おしまい!ってワケ。どうかな。興味ある?」
その声に狂気はない。今のところは。ただ人外の、命への興味のなさ。
「自分は、生きてやる。」 「生きて、生き残る。」
「早く戻るんだ、早く、はやく……。」
「誰かを退してでも、絶対に……」
ブツブツと呟き始める。親指の爪を噛み、ガリッと音がする
「自分が死んじゃったあとには使えないですしねぇ……」
「しかも、『800資源』なんて沢山。
人に使うのも難しいでしょう」
それに加え、"副作用"とまであるそうですから。
使ってくれる程、信頼できる人ができるとは思ってないですし
またふらりとやってきて、まっすぐモニターの方へ。
画面を見下ろして、指でなぞりながら上から下まで眺めた。
「………」
ふう、と溜息。
「………一応さ、自販機に蘇生薬なんてもん売ってたぞ。必要になるかどうかはわからんが………まあ、頭にいれておいてもいいんじゃないか?」
これが合法の薬かどうかは置いておいて。どんな副作用かも、まだわからないし。
実のところ治療を拒否するのに正当な…皆々様を納得させられるような理由は無いもので、たいそう白々しくぴうと口笛を吹いてでかい図体をソファの背に沈めた。何かあったら立ち上がって出ていけばいいかと思っているらしく、黙秘の構えである。
「はあ、アタシはもう波風立たせずに終わりたい………」
せめて殺すなら一思いによろしく………と言った感じ。痛いのは普通に嫌らしい。
「誰が生きるべきだと思う?」
「夜はまた来るよ」「全員に、等しく訪れる」
「自分の身を守ったって、誰かの死を早めて自分の死を先延ばしにするだけ……」
「そう思わない?」
「包帯が一つ余ったところで」
「どうしよっか、僕たち!治療に資源を使って、それで生き残るだけの資源は残る?
それとももう、誰かから奪わなきゃ足りないんじゃない?」
少なくとも1日に150ほど。それをあと7日。
1000ぽっちの資源じゃ、最初から足りなかったんじゃあないかい?
「そのために"倉庫"があるのかもしれないケド」
「中身は独り占めされて、それでおしまい」
「雨粒ちゃん、きみは誰を生かしたい?」
「怖いなら自分も武装しとけば。
ナイフなんかまさしくそーだろ」
まるで、はじめから想定していたかのように
悪意すら感じる品揃えだと
やーい。理由くらいいえー。
それかか弱そうなシスターちゃんをビビらせてごめんねくらいはしときなー。
ソーユー感じ悪いの良くないよーマジー。
「じゃあいい」
治療されないならいいみたい。もう一回座った。
歩み寄りの声掛けたちはフル無視を決め込むつもりらしく、発言者の方に僅かに顔を向ける素振りこそあるが明確な言語での返答はないかも。
やや機嫌斜めは直っていないのか尾がしきりにソファを叩いている。貧乏揺すりみたいなやつらしい。