『ロビー』
色褪せたようなあまり広くないロビー。
無人の受付カウンターとモニター、いくらかのソファがある。
開いた大扉の向こうは、中庭が見える。
『記録[
猫は間違えたでしょうか
人への手の差し伸べ方を、自己満足を
どうして、どうして
なんて言っても、自問他答の訳でもなく
…………怯えたような、そんなまま
「あーあ、これで生き返るって奇跡がなけりゃ、こうはならなかったのにな〜?まあでもこう言うの、よくある話だろ?」
両手を上げて。
「いわゆる、楽しかったオトモダチゴッコってヤツ〜!」
>>13647
「だーから俺たちゃ気が合わねえんだ」
本気で信じてたんだな。
冷めて、距離をとって、死を望んだ俺と違って。
「……俺が見てるからよォ。
お前は今は、目閉じて耳塞いで」
「何も見るなよ」
足元のはるか遠くで、耳障りな何かが割れるような高音が鳴った気がする
「…………アンタに友達だ、って言われて」
「……あたし、本当に嬉しかったの、よ」
「………………そっか」
声は、冷めている。
「ふふ、そうですか。タチヤマさん。わたくし達、お友達ですね、色んな意味で……」
傷口を抑えながら立ち上がり、あなたから静かに離れる。
「……え」
見るな。
みるな。
こころが、こわれてしまうから。
「……あ。」
「……あああ。」
「ああああああああああっ!!!!!!!!!!!」
「おいおいおい〜?まさかマジでマブだとでも思ってたのか〜?
いや〜我ながら演技派だわ〜!あーおかし!おもしれー!
そんなぐちゃぐちゃの顔してさ〜?」
わざとらしいくらい明るい声だ
「…くそ、くそが」
なんだよこの状況。
なんで周りばっかこんな目に遭うんだよ。
どうして自分だけ。
こんな苦しくならなきゃいけないんだ。
「あ、」「……」
今日はどうにも、善意が空回る日なんだろうな。
「……他に、」「怪我をしていて、治療を受けたい人はいますか?」
「あまり足しにはならないかもですが
とりあえず、受け取ってください」
「猫は……心配です」
みんなのことが……心配で仕方ないのでしょう。
猫だけ、平和なままでしたから