『プール』
白いタイルと規則正しい大き目の窓で構成されている。
窓は割れ、崩れた天井からプールに雨が降り注いでいる。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。
水しか出ないシャワー室も一応ある。
『記録[
>>6992
「あれ。見た目よりは気が長いね」
キレるかと思った、と揶揄う姿は不謹慎そのもの。自然体にも見える。
「停電には気を付けてね。いってらっしゃ〜い」
良かったです。
宙ぶらりんのテーブルクロスと気まずさが救われてHAPPY。
「?」
「………………」
「!?」
削れた???
思わずシャワー室を二度見した。
「わ」「うわっ……」
「あ、冷た。嘘だ……」
「痛」
「え? 削れた?」
シャワーの水音に交じって一人で賑やかであった。
途中ゴン、という音とダメージボイスも交じる。
表ではほぼ初めて喋ったかもしれない。
喋れない、ではなく喋らないだったらしい。
どういたしましてとぺこりとお辞儀して、
ほっとした顔で見送った。
気まずさも紛れてやった~のジェスチャーもする。
>>6906
「…そりゃ、テメェから見りゃそうなるな。」
特に怒るような仕草は無く。サングラスの奥で少し眉間に皴を寄せるが。
食堂での追加資源の減りようを思い出す。自分一人分の資源なぞたかが知れているが…いや、考えるのはやめておこう。ただでさえ短い寿命が更に短くなりそうだ。
「……俺もそろそろ行くか。此処の様子見に来ただけだしよ。」
おや。初めてお声を聴いた。
「俺? ……じゃあ、せっかくなので」
「ありがとうございます。使わせていただきます」
ぺこ、と頭を下げ。
クロスを受け取り、シャワールームへ。
「ウン……………」
気まずさのあまり、普段は閉じた口も開いた。
とはいえ出てきたのはちっちゃな肯定ひとつだが。
「……?」
使いますか……? とシャワー予備軍だった角の人に差し出してみる。
この気まずさを紛らわしてくれませんかの意も込めて。
もちろん断ったっていい。
言われての通り、置いておけば誰か使うだろう。多分。
「…………」
「タオル代わりにしたかったんですね……」
確かにそこまで大きければ包まる事も出来るか。
昨日も使っている人が居たな、と思い返していた。
「………………………………」
無意味にテーブルクロスを広げ、畳み直す。
決して誤魔化しているんじゃありません。
着地に失敗した猫の気分。
「ああ、たまに見る奴だ……」
なんとなく理解した。あれなんだ。
「不思議な気持ちになるんですよね。
シャワールームから出てきた人に『お疲れ様』と声を掛けたくなるのは……」
「お疲れ様です」
「へへ……わかりを得ましたわ」
へへ、となりました。
とはいえ灰髪、冷水シャワーというよりは服の袖を使って全身を拭っただけなのでまだ……
まだ……マシ……だと思いたい……(HP↓)
丁寧に折り畳んだテーブルクロスを抱えて戻ってきた。
やっぱり寒いんだなあ……。
キッチンが使えればお茶の一つくらい出せるのだけれど。
それすら出来ないので不便だ。
やや暫く後。
「ひ~~~…………なんつうんすかね。
『HPを消費して最大HPを回復する』っていうんでしょうかねこれ」
なに?
トンチキな事を言いながらシャワー室から出てきました。しっとり濡れ灰髪。
シャツの一部……袖の部分がぬれっぬれだ。
「人生でそう何度も経験したくねえっすねえこんなの……」
それはね、そう。
>>6888
「あら。使わないんだ」
興味のなさそうな返事。強要するようなことでもないし、重ねて勧めはしなかった。
「別にギャグじゃないでしょ。一人死んだらその分資源が浮くじゃない」
ねえ?と平坦な抑揚で語りかける。
貴方の死を何とも思っていない、冷淡な感想。そしてそれを隠しもしない不躾な態度。
人と仲良くする気が無いのは明らかだ。
あったかい飲み物でも出せれば、
寒さも和らぐのだろうけれど。
「………………」
じぃと花屋さんを見た後に踵を返した。
とてて、と出ていく。
>>6870
「……俺は、…そうだな、俺も”本当に困っている人の為に”ってことにしておくぜ。」
「この状況で無茶は出来ねェ。こンな所で持病・発作でお陀仏とかどういうギャグだってコトになりかねねぇし。」
ここにゃマトモな医務室も無ェようだしな、と。善意を使わないのは些か心苦しいが。
「ん~むずかゆいっすねえ……」
ぽり、と自分の頬を人差し指で掻いた。褒められ慣れてないかも。
「と、それじゃあシャワー室お借りするっす笑」
どもども、と言いながら。
>>6842
「ま、濡らして体拭くだけでもアリだろうし」
「もうこんな非常事態なんだし、体臭なんか気にしなくて良いと思うけどね〜」
自分が使う気は全く無い。元々シャワーを浴びるつもりも無かったのだ。
襲撃されて予定が少し変わっただけである。
「ばんちはっす!」
改めて。
「いやー俺は単に自分の為にしか動かない人間すよ笑」
怪我している人がいたら。頭痛に苛まれる人がいたら。
薬を投げ渡して、自分の良心が痛まないようにするのが精いっぱいの。