『プール』
白いタイルと規則正しい大き目の窓で構成されている。
窓は割れ、崩れた天井からプールに雨が降り注いでいる。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。
水しか出ないシャワー室も一応ある。
『記録[
溜池にしては水が澄んで見えるし、
飲水にしてはつんと鼻を劈く様な塩素の匂いが漂う。
屈み込んでは手袋に包まれた指先を水面に滑らせた。
「あら、まあ。大昔ですって?」
「それって土人がしてた泥遊びの事?」
ほんのりと冷たい。水風呂ってんなら話は別だけど。
「おはようございま~す……おや」
「夢からは覚めましたか、小説家さん」
いる人に会釈をしつつ、またプールに来れば窓際に座った。
昨日存外居心地が良かったので。
「メイド……私かな?」
「昔のアイドル……というのはわかりませんが、大丈夫ですよ、慣れてるので」
人にぶつからないように少し滑っている。
「ふつーにそのシャワー室らへんにこう、貸し出しタオルとか………積んでないかな………」
あるかもしれないしないかもしれない。あってもいいのかもしれない。
「………………………あの………シャワー浴びにきた………だけです………」
落ち込んでるようで。何かあったのかも。
「昔のアイドルみてぇな装備のメイドも来た……」
「草履もそうだけど絶対水場では脱いでた方がいいよ」
お、昨日の嬢ちゃんもきた。
なんかそういやシャワーが見つかったんだったか?
水しか出ないらしいが、まぁないよりは……
「シャワーは……やはり水しか出ない、か」
「躊躇っていても仕方ないな、僕も腹を決めないとだ」
冷水シャワーを浴びるか決めあぐねている。
表に土足禁止とか書いてなかったものだから、
黒に青散りばめられたみたいな草履でタイル張りを歩む。
足取りは遅くとも軽く、一寸間違えたら滑って転けそう。
「広々した銭湯にしちゃ湯が冷えているね」
「嗚呼、近頃流行りのプールとか言うのだ」
お風呂場探訪に赴いたお嬢様は得心いったみたく手を叩いた。
>>2786
「アタシも雨好き!家ん中にいるならだケド笑」
「出かけるときは晴れがイイよねー」
「紙とか布とかどっかにないんかな?」
「ちょっと探してくる!見っけたら一緒に作ろ笑」
「あ、アタシひざしってゆーの、よろしく笑」
「じゃねー!笑」
ギャル特有の早口で捲し立てて、材料探しへ旅立った。
「……んぐぉっ」
「……あ、寝てたのか俺……」
高いびきの中年、パチリと起床。
きょろりと辺りを見渡して……
「……あれ?夢覚めてねぇじゃねぇか」
「いや夢の中で寝たから、夢の中の夢が覚めて……」
「今は夢の中の夢が覚めた最初の夢の中……???」
混乱……ひとまず体を起こし……
>>2766
「本当に、早く晴れて欲しいな……
何時もなら雨のほうが好きなのに。」
見た所は普通の雨。
なのに危険だという。
それに、この雨のせいで待たされているのだとしたら、一刻も早く出たい女からすれば早く晴れて欲しかった。
「てるてる坊主…良いかもしれませんね。
こんな時こそ神頼み……」
「紙の数枚位、くれないんですかね……」
>>2718
「人が通れるサイズのがあったらワンチャンだったかも笑」
見た所なさそう。
「でもあれだ、外の雨と混ざった水がたまってたら危ないね」
「アナウンス通り待つしかないのカモねー……」
「早く晴れたらいいのに!笑」
「あそだ!みんなでてるてる坊主とか作る?笑」
「材料あるかわからんケド笑」
>>2677
「大きい排水溝なら行けるかなって思ったんですよ〜!」
案の定、そんな人が通れる程の物なんて無く。
嫌なことも思い出して骨折り損である。
>>2664
「そっか!よかった♡」
「けっこー心配したし!笑」
「て、いやいや排水溝から脱出て笑」
「クレバーでクレイジーすぎん?笑 ウケる笑」
>>2627
「一応、なんとか……」
パニック起こしてばっかだけど、今は比較的落ち着いている。
「排水溝から脱出……いい方法だと思ったんだけどな……
今はちょっと嫌かも……」