『プール』
白いタイルと規則正しい大き目の窓で構成されている。
窓は割れ、崩れた天井からプールに雨が降り注いでいる。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。
水しか出ないシャワー室も一応ある。
『記録[
法律は違うかもしれない……。
結構世知辛いかも。
『ちっちゃいもんね……』
それはそうかも。
食べ盛りには腹の足しにもならないか。
『あは。そうだね』
『選べるように、お風呂作るの頑張るよ』
『あ、おかえり。ありがとう』
「お湯入れられるようにちょっとガメてきました」
ちょいと行ってきました。すぐ戻ってきました。
これで食堂から持ち出した資源が2800になりましたね。
うーん。不労所得。
なんだか耳に痛い話になってきたな。
選べるのは確かにいい事だ。
自分のことを自分で決められるのは、素晴らしい権利だ。
何度めかの通信を聞く。目を伏せる。
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
違法な労働の話を聞いてる気がしてきますね。
法律も違うんでしょうけど。
「グミ、お腹にたまらないからな……」
はい……。
「選べるのって権利なんで。与えられるなら選べる方が良い」
「シャワーも水とお湯選べた方が良いっすよ、やっぱ」
誰も他方を選ばなくてもね。
どっちが良い?をする事に意味がある、と思うんですよね。
自分が選べないから尚更。かもです。
『色がね、色々あって、見てるだけで楽しかった』
『ご主人様は、固~いグミが好きだったんだよ』
どこに落ちてしまったのだろうね。
まだ、落ちるのだけは怖いなぁ。
『藍は選べるのが好きだよねぇ』
『ぼくも選べないより、選べる方が好きだけど』
『選択肢があるのって、いいこと、なのかも』
「コンビニ良いなー……あー……」
人の話し声と作業音を肴にうとうとしてきちゃいました。
どっか見に行こうかなって気もあるんですけど。
身体重いし。
「コンビニって何か、選べるから……」
「選べるのは何か、良いみたいなのを、聞いた事がありますね」
??
「グミ……たしかに」「俺はあんまり食べませんでしたけど……」
流行りなのかすごく増えたなあ、と感じたことを覚えている。
……またゆるりと立ち上がって、水を汲んで。
ここに墨を溶かしたあの人は、どこに落ちてしまったのだろうかと。
ふと思ってから、また流した。
『コンビニ、グミとかも可愛いな~って思ってた』
『なんだかいっぱい種類があって』
大体どこのコンビニにも飴やグミコーナーがあった気がする。
『いいね。すてきなおやつだ』
『美味しくてお安くて、いつでもあるのって、いいこと』
ついついしてきまうね。
他愛ないお話、大好きだった。
「そう、カリカリで……小さいのに満足感あったんですよね。
あんこも甘めだったので、いい感じに」
花屋なのに食べ物の話ばっかりしているなあ。
まあいいか。
『もしかしてぎりぎりコンビニでも身体が洗える……?』
蛇口とホースがあるなら……ワンチャン……。
冷水なのには変わらないかもしれないが。
>>17500
あなたが言うなら、その通り。
「あらま、誰にやられたんだか」
勝手に言いなり気取ってるだけです。
勝手にお人形遊びしてるだけ。
あなた、求めないもの。
「可愛くないガキだねェ~」
じゃーあげない。変態じゃねェよ。
俺がオカズにするのは背が高くて胸が………中略。
「…よし、俺ァ一旦部屋帰るわ。また休んだら手伝いに来るからなァ~」
水嵩、ちっとは減っただろ。
明日にはきっと全部抜ける。楽しみだねェ
「あ~コンビニスイーツ……」
「……あのコーナーにひっそり置かれてた
かりんとう饅頭が一番好きだったな……」
いつでも売ってるという点において。安いし。