『プール』

白いタイルと規則正しい大き目の窓で構成されている。
窓は割れ、崩れた天井からプールに雨が降り注いでいる。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。
水しか出ないシャワー室も一応ある。

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『記録[雨の部屋]168:00:00を再生しています……』

山野井 亜希奈
2025-12-26 18:34:45 LogID: 16752

「運命、なんて……」

誰かに手を下してもらって楽になる、というのも嫌だ。
最後の最後に他人の手に委ねるのなんて最低だと思うから。
深く深く息を吐きながら顔を手で覆ってしゃがみこんだ。

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雨音 乃々
2025-12-26 18:33:42 LogID: 16746

「……食堂のメイドさん達が無事か見て来る。
ブランシュが来たら…ここに居るように言って欲しいな。」

もうどうにもならないならせめて知ってる人達と居たい。
だから別に応えなくても良い伝言だけ残して、少しの間だけこの場を後にする。

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木枯 芥子
2025-12-26 18:32:00 LogID: 16737

「はいはい、シャワー借りますよ」
「あら、きょうはガキども多いね、まぁそりゃそうか」

こんなんなったらな。
せめて気の知れたやつとってなるわな。

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2025-12-26 18:31:44 LogID: 16733

「やっぱもう何も交換出来なくなるのかな」

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2025-12-26 18:31:24 LogID: 16731

「あっ」

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雨傘少女
2025-12-26 18:31:20 LogID: 16729

くる。くる。くる。くる。くる。
くる。くる。くる。くる。くる。
くる。

傘が回り続けている。
まるで観覧車だとか、オルゴールだとかみたいに。
ゆっくりと。回り続けている。

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志依
2025-12-26 18:30:49 LogID: 16728

「……あ」

合羽の彼の姿に、漸く気づく。
何かの見よう見まねで、
運ばれていく姿に、両手を併せて。

「本当に」「私が犯罪者だからとか」
「そういう分かりやすい理由ならよかったのに」

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2025-12-26 18:30:44 LogID: 16725

「うーん、運命、ですかねえ」

運命。つまりどうしようも無いって事。
ある日急に降ってきて、そして急に引いていく。

死体が引き上がって、元死体が起き上がり。

これも運命、ですかね。

「あ、起きましたね」

喉が乾いてるのも腹空いてんのもみんな一緒です。

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雨音 乃々
2025-12-26 18:30:44 LogID: 16726

死体を運ぶ人には一礼をする。

人間…なのかな?分からない、でもそんなのもうどうでもいい。
ただ霊安室に運ぶのは善意の行動だと思ったから、自分もそれに対しての行動をしただけ。

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玲依
2025-12-26 18:30:05 LogID: 16720

「パーティー……」

ううん。
あんまり、乗り気にはならないな。

どの面下げて、とも思うし。

疲れて、動き回るのも億劫だ。

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亞麻露
2025-12-26 18:29:19 LogID: 16716

止まった筈の心臓が跳ね出す。
漸くに落ちた瞼が今に上がる。
夢見させてくんないらしい。

「──ぅ、」「ん」

尤も、喉なんか渇いたまんまで、
腹に飼う虫も直に呻き出す。
何が、何なんだか。

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山野井 亜希奈
2025-12-26 18:28:34 LogID: 16714

「なん、で」
「ウチ、なにも悪いことしてないのに。
こういうのって悪人とか犯罪の片棒を担いだとか、そういうのがやられるものじゃん」

「ウチ、なにもしてないのに、なんで死……ななきゃ……」

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葬儀屋さん
2025-12-26 18:28:25 LogID: 16712

また、倒れていた人が起き上がる気配に眩暈がした。
でも、仮死状態が戻っただけ、そうなのかもしれない。
でも目の前の彼に薬を使うかと問われれば、否であり。

「霊安室まだ空いてますかねぇ」
「……すみませんねぇ、ずっと置いておくことができなくて」

よいしょ、と。そのまま軽そうな一つの遺体を持ち上げればプールを出ていきましょう。
まだ、生きている人のためにできる限りのことはしなければ。

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雨音 乃々
2025-12-26 18:28:20 LogID: 16710

「…外で降ってるのって…本当に雨なのかな。」

ふとそんな疑問が沸く。

『雨』に見えてるだけで、実はもっと別の物が降ってて、それが雨に見えてるだけじゃないのかな?って。

『記録』らしき物の中にも、機械でも落ちたような音が混ざってた気がするし。

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雨音 乃々
2025-12-26 18:26:30 LogID: 16697

玲依さんが落としたナイフに気づく、新しい血はついてないけど明らかに人を斬ったような形跡があるように見える。

でもそれに対して何の感情も沸かないのは自分や知り合いが襲われなかったからだろうか。

藍さんに対しても初日から心配はしても何も言わなかったように、
生きる為の行動を咎める気は最初からなかったから、何も言わない。

知ってる人が生きててくれればそれでいい。
自分も利己的な考えで動いてる人間なのだから。

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葬儀屋さん
2025-12-26 18:25:41 LogID: 16694

「……ああ」
「どうもう」

お馴染みの方がそろってくる。大きなけがもしている様子は、多分ない。
一応の挨拶と、軽くお辞儀をしてから。
傍に倒れる遺体をじ、と眺めて。

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志依
2025-12-26 18:25:28 LogID: 16693

言葉を交わした人達が、生きてる。
うん。これを嬉しいと思えるようになっている。
こんな状況でも。だからこそ。

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2025-12-26 18:24:43 LogID: 16685

「亜希奈ちゃん、残念ながら俺達はここで終わりみたいです」
「もしかしたら中庭とか、雨に当たれるとこあるかもしれません」

「放送聞く限りあの雨は即死出来そうですよ」

あとは誰かにナイフで殺してもらうとか?
首をくくる紐も無いですしね。

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志依
2025-12-26 18:24:41 LogID: 16684

「元気だけど放送はそうじゃない。私も同じ」

「食堂で、改めてパーティをするみたい。
 どうせ来ないだろうから、逆に言っておこうと思って」

逆にね。これも一つのいつも通り。

「……昨日からは、ちゃんと身を護ってますから」
「今日は……流石にどうするか、わからないけど」

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雨傘少女
2025-12-26 18:24:17 LogID: 16679

「よかった」

状況が目まぐるしく変わっていく。
何に対してかもわからない、呟き。

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山野井 亜希奈
2025-12-26 18:23:12 LogID: 16673

「…………」

どうしようもない。
何一つ利点のない放送だった。
これから先、それでもなんとかなると
どこか楽観的に考えていた。

「……帰りたい」

それでも、ふと溢れてしまう。

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玲依
2025-12-26 18:22:54 LogID: 16669

「……四季さん、夜空さん……乃々さん」

声が聞こえて、顔をあげる。
無事を確認したかった人たちの姿が、そこにあって。
心から安堵する。

「……みんな、生きてる…」

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2025-12-26 18:22:50 LogID: 16668

「本当は貯めてたのみんなで何か買おっかって話してたんすけど、こうなっちゃしょうがないっすね」
「もう食べ物とか買っちゃいますか?」

薬は使った。あとは起きるか起きないか、本人の自由でしょう。
死人に意思があるのかって話ですけど。

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雨音 乃々
2025-12-26 18:22:46 LogID: 16666

「ヨンコさん。」

探しに行こうとした人から来てくれて少し表情が明るくなる。

怪我の様子なども無さそうでよかった。
自分は幸い襲われてないので大丈夫をアピール。

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通信機
2025-12-26 18:22:39 LogID: 16658

『生産プロセスに異常があります。しばらくお待ちください。』

2025-12-26 18:21:54 LogID: 16650

「おや四子ちゃん、久しぶりっすね」

こっちは今日の傷は増えてませんよ。
昨日腹に穴は空いたけど。

「俺は元気すけど、放送はそうじゃないみたいです」

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雨音 乃々
2025-12-26 18:21:12 LogID: 16644

「色々ポンコツみたいだから、資源の交換も…いつまでちゃんと動くか分からないもんね。」

死んでる人…と、死んでた人の事は良く知らないから何も言わない。

ただ蘇生薬…ロビーで少し聞いた時は一日程度しか効果が無いって聞いたけど、どうなんだろう?

単純に使われた人が生きる気力が無かったのか、そういう効果だったのか、知る術は自分にはない。

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志依
2025-12-26 18:20:47 LogID: 16641

「やっぱりいた」

ふらりと現れる。
傘を片手に、たいして変わった様子もない女。

「みんな、元気?」

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雨音 乃々
2025-12-26 18:18:54 LogID: 16623

この分だと、直前の約30時間後というのもアテにならないな。
現に予報も訳わからなくなってるし。

騒いでもどうにもならない事はしょうがないとして、
とりあえず…ブランシュとメイドさん達、後はヨンコさんの無事だけ見に行こう、
これも日課になってたし、今日はいつも見つからない二人の姿を最初に見る結果になったし。

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玲依
2025-12-26 18:18:46 LogID: 16622

遅れて、ようやっと倒れ伏している人に気が付いた。

「……つゆさん」

片方は、知っているひと。

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