『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
「予想しか出来ないのは分かってますけど…」
それでも聞いてみたかった。
「……実験、恨み、儀式…娯楽。」
「共通点に……理由なんて無い、か。」
じゃあどれも。
私の体は関係ないんだ。
「……あはは。」
「じゃあ私達は七日間待つしかないんですね。」
「態々出られなくして何十人間クンも閉じ込める理由って言ったら~ やっぱ生贄とか~~~?
いずれ中庭で儀式が始まっちまうんだ!ワア!」
「…悪魔おじさんが今言った『何かの実験の為に集められた』って線はあるかも…?アナウンスでも担当者の事とか言ってたから、何かしらの組織的な…みたいな雰囲気はちょっと感じたし…。」
「で、多分俺達が少なくとも力尽くでそいつらに一泡吹かせるのもまぁ無理だわな」
「悪魔やら何やらまで集められるようなやばいやつに勝てるってんなら別だけどォ~」
だから、残念ながら。
相手に与えられた土俵で何かをする以外出来ることはないわけだ。
「あァ~?閉じ込められてる理由ゥ?
…予め言っとくけど作家は探偵とかじゃねぇからなァ~?創作と現実じゃ話が違うワケ」
「……まぁその上で考えるなら」
「何かの実験のために集められたか」
「偶然にも全員誰かに恨みを買ってたか」
「まぁそうじゃなきゃ、暗黒金持ちの娯楽か」
「そういうもんじゃないの」
「なんにせよ理不尽な理由だなァ~と思うね、多分真っ当な理由なんかないよ。」
「あ、人……増えてる」
ちょっとぼーっとしてたな。居心地がいいから。
「私はてっきり雨男雨女が、集められて、
飢饉をなんとかしようとしてるんじゃないか……」
「なんて思ってました」
……思考を一時保留。
閉じ込められてる要因。誘拐された要因。理由。原因。
「……全員に何かしらの共通点があるならまだしも。
ソレが分からない限りは憶測の域を出ないかも」
「結局雨だなんだのも不明だし猶更ね」
「ミステリーっぽい話……。
何か直近で……あった、ような?」
ズキリと頭が痛み、額を押さえる。
思い出せないということは些事だったのだろう。
……きっと。
「閉じ込められている理由、ですか。
65人に一つの共通点があったり……なんてするんですかね?
理由なんてない、なんて話が一番怖いかもしれません。
その、答えになっていませんけど……」
「おかえりなさいませ、と」
「生憎"堂"の食料は切らしております」
カーテシー、一礼一礼。
「…ミステリーっぽい話題、ねぇ」
うーん、日常と思ってる事でも珍しくなる…?ふむむ……
>>5602
「そうですか……!
お元気そうで何よりです」
ホッとしたように胸を撫で下ろす。
「命あっての脱出ですから、お互いに気をつけましょうね」
「見た目はあれだけど……?」
「悲惨な結末を迎えず書き切るためにおじさんを大切にしろよォ~」
「舌打ちとか絶対やっちゃ駄目だから。」
じっとおじさんを見る。
「おじさんは作家先生なんですね。
私も本を読むのは好きですけど……」
「……変な質問なんですけど。
私たちがここに集められて、出られなくなってる……閉じ込められてる理由って、何があると思います?」
「えっと、作家先生以外の人も……出来れば意見が、聞いてみたいです。」
周りの人にも声を掛けてみる。
>>5589
>>5580
「……ちょっとだけ他のところ見てくるね。
あとで部屋には戻るから心配しないでっ」
ちらりとアマネを見て、そしてレイラを見る。
一人だけ残すのは忍びなかったけど、二人でいるなら大丈夫だろうと、二人に聞こえるようにひそひそと呟いた。後半の言葉はアマネに向けて。
そうして二人の反応を待たず、小走りで食堂を去っていった。
>>5580
「じゃあ一旦このヘアブラシは3人の共用って事で…。」
使い回しても特に問題なさそうだし、必要な時に使って貰えれば…という感じの言葉を返す。
「木枯おじさんはね、私を事件解決役にして小説書いてくれるって言ってくれてるの。
見た目はあれだけど、いい人だと思う」
書いて貰えるから補正、あります。
巻末コメントで『今回のエッセイを書くに当たり、実際に悪魔契約してみました!(笑)』とか書いてあったら嫌すぎるだろ。
滅茶苦茶な誤解が生まれてる気がする……
「まァ~どっちのメイドの話も面白そうではあるよネ」
「ミステリーっぽい話があったら教えてくれなァ~。盗作して本にするからな」
「オーナー?」
首を傾げつつもそのまま受け入れる。
「え〜? おじさん、ツッコミ上手じゃないですか。
……なるほど、高尚な小説。
読めたらかっこいいかな?
……とりあえずおじさんは悲惨な結末を迎えないといいですね」
>>5579
「あ、何だか襲われた人が居るらしい、ですね……
私は……はい、何も襲われたりはしてませんよ。」
一応元気そうに見える。少し見た目は変わったかも。
実体験のエッセイとかって人気ある物多い気がするし、おじさんもネタの為に身を張って詐欺契約したのかな?と勘繰る。
身を張って面白い話を提供しようとする姿は創作者の鑑だなぁ…と素直に感心。
「芸人だとしたら見た目に華がなさすぎるだろ……」
「作家してんの、作家。まぁ、ガキには理解できない高尚な小説、といった所かな……」
眼鏡を上げる仕草(裸眼)
「俺は自分で書きたいから作家になったんですゥ~、本にはなりませ~ん」
「食料品に医療品に、娯楽品とかも一定数入れたらみたいな。
自販機みたいな感じかも」
「……ま、当人が納得してんならいーけど。
よっぽど懐広いオーナーだったのかな」
メイドアンジャッシュも続く……