『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
「やだねェ~意地っ張りの自己犠牲は。」
「ま、結局最後は自分の満足が一番だわな。」
「おォ~思ったより大所帯だ。」
「誰の場所ってわけでもねぇだろ自由に通れよォ~」
「お邪魔しまーす」
アマネの後ろをついて食堂に入る。
ちゃんと入ったのは初めてだけど、こっちも賑やかだなぁなんて辺りをきょろきょろと見渡した。
「メイドたちにおかえりなさいませって言ってもらえるの、こう、来るな……!」
色々と。
「エアパーティも終わっちゃったか。ま、長々とやっててもしょうがないもんね」
>>5363
「大丈夫。今は怖い事起こってないから。」
既に起きてしまった分はしょうがないし、否定しようもない。
でも今は安全と言っていいはず。そう考えている。
「…お邪魔します…。」
ヨンコさんと、さっきの廊下に来てたおじさんが居て少し警戒を緩める。
「奥の資源を他の物に変えてくれる箱に用があって……。」
ちょっと通ってもいいですか?という感じでおずおずと様子を伺う。
ついでに一緒に来た人が二人ほど居るかも。
「んー……おかえりなさいませ、と」
カーテシー。遅くになろうとも欠かさぬように。
「目下は落ち着いてる方だし、どうぞお構い無く」
「あ、ごきげんよう。それとおかえりなさいませ」
新たな姿と戻ってきた姿にカーテシーでご挨拶。
「治療を諦めるほどの重体ってことじゃないですか……?」
「フー……………癒えた……………」
「これで全盛期と同等の体調になったぜ ありがとう……人間クン……
願いは何かあるかい ないなら勝手にこっちで投げるけどさ……」
「なんだァ?入口でちょろちょろしてるやつ、用があるなら入れよォ」
「今はそんな賑やかじゃないし」
医療行為は別だけど、危ないことは起こってない。
「……乃々ちゃん」
警戒心が強いようだけど、
見知った相手がいることで安心させられないかな、なんて。
「ふふ、自己犠牲する人は大抵、
誰かの為じゃなくて、自分がしたいから、ですから」
「結局は意地の張り合いです」
「まぁ37歳で0は……もう永遠に0ではあるね……」
もうチャンスないね37歳は……
「悪魔元気になったかァ~?良かったなァ、今この施設で一番医療行為をされた生き物じゃねぇか?」
「いや、治療しなくて良いかなって思ってさ」
「傷の具合を見るに、焼け石に水だし」
トリアージに近しい判断をしただけ。それ以上の意味はあまり無い。
どうしても用事があって食堂の入り口から中の様子を伺う。
怪我人が出たと聞いたりで少し警戒気味だが、用事の為にも中に入らざる得ない。
「嬢ちゃんのもかっこいい0だよ……」
「あと煙草吸うのもかっこいい。かっこいいけど煙草はかっこいい以外が0だから…」
めっちゃ投げられてる…悪魔……
「自己犠牲ってやつかァ~?やめとけよ、されたほうは結構心に来るぞォ~、悪魔は来ないかもだけど…」