『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
………。あぁ、でも、臭いはしないのか。
それとも、完全な拉致にも近いのか……わかんないな、やっぱ。
とてつもなく嫌なのだけは、確か。
「エエ~ッまさかの事件現場ではありませんか!!
そんな!資源追加争奪戦まで私めのすべらない話で場を繋ごうとしたのに……!」
「そのまま帰れます、ならいいんですけどね……」
全く予測はつかない。ただ、通信で注意していたのを考えると、リスクの方が大きいだろう。
「……過ぎたことを悔いても糠に釘」
「建設的じゃぁない、か…」「と、一見さんおかえりなさいませー」
カーテシー。お出迎え。
「こういったものはルールに沿っているもののはず。発言内容も、可能性はあるかもしれない……」
「……不具合のような挙動……?」
やってきた男がいる。ロビーから誰かと共に誰かを連れてきたらしいが、それよりも。
「皆様大変でございます……!!!知らないかと思われますが、また1人範囲外表示になっております!!!
夜草織様が……範囲外に……!!!!!!
「……わからん、とりあえずはまぁ」
「俺は停電までここにいて、諸々片付いたら違うとこ移動するからな~」
その間に落ちたらまぁ、移動云々ではないってこと。
「タイミングから考えて、
喋った内容が良くなかったか、
移動しようとして落ちたか。」
「運が悪かっただけなんだろうね。」
確定的な事は何にもない。
「ふー……」「うん、おかえりなさいませ」
深呼吸。カーテシー。出迎え。
「聞いての通りです。……要因が確定すれば、まだ…」
『確証は、確認のしようがないけれど』
『どうか気をつけてね……』
『何がどうなってるかわからないにせよ』
『気をつけて損はないから……』
『気をつけることが多いよ~~』
立て続けに様々が起きていきます。
いつもの事と言えばそうだけれど。