『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
『悪魔さんが相手してくれてるから』
『楽しい』
遊び相手をしてくれているからこそかも。
一人でやるとかなり侘しいことに………なります。
『連弾、そうかも』
『深夜まで!? 精進します』
新しく来た人には丁寧に一礼をする。
高速パカパカを見られていれば丁寧も何もないかもしれないが……。
『棚パカパカして遊んでたの』
『棚開けゲームかも』
パカパカパカパカ……パパパパパパッガッ
『あっ』
途中で高速パカパカに負けたかも。くっ。
流石のお手際ですね……。
パカパカパカパカ……パッ、スカッ(空振り) パカ……
完全に遊んでいます。悪魔さんを遊んでくれる人と思っているのかも。
『神様よりご飯だものね』
食い扶持、大事です。
『居ても居なくても変わらないのかも』
ひどい感想である。
隙間からのか細い声に切ない顔もした。
そうかも~……。在るのは棚(神)だけです。
『神様は高いところにいるって聞くから』
『ここは良く見えそうなのにね』
悪魔さんとパカパカしちゃお。パカパカ。
「なんてこった、オーマイゴッド。そこにいたのか……」
パカパカした。
「いても見て見ぬ振りをしたんだろうなあ〜……
天使も来てるぐらいだもんなあ……」
『池の中で口をぱくぱくしてる鯉みたいな気分かも』
来るか来ないかもわからない餌を待つような。
『そう考えると』
『棚は神だったってことに……?』
?
「神様って、居るにしても別に下々の存在に都合の良い存在ではないでしょう」
「施すにしたって、俺たちが戯れにアリの巣穴の横に角砂糖を置くような……」
そんなものだろう、と。
捻くれている。
「 キュバ業 はそんなに向いてないんだよねえ〜〜〜
誘惑する部分だけなら愉しいんだケド」
「ケチなのさ ただいっぱい食うことを罪と定めてるぐらいだから」
「悪魔さんはガミガミ教師とすり替わって、
不良を恋愛誘惑する退廃的な感じが似合うかも。」
「神様、お腹いっぱいのご飯はくれないんだね。」