『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
ずっと警戒していて刺されたことはないので何とも言えないけれど。
でも包帯が見えてるんだよなぁ。痛くないのは……嘘では……?
一周回って落ち着いてきた気はする。
覚悟が出来て来た、ともいうか。
『安心安全でいきたいね』
『ぼくはちゃんと警戒しておきます』
『結構痛そうなのは見かけるかも……』
『あ、でも一斉に刺された人もいたんだったかな』
ちらっとそんな話も聞いたような……。
「あー…だいぶ痛いですよ
今日も受け止め切れるか分からないぐらいですし…」
2回も刺されてる。
怪我した時に刺されるとまずいかも…
物々しいやつも物々しくなくなってる。
ここって改めて色んなやついるなァ〜。昨日の騒ぎもそうだし。
「今日も安心安全でいきてぇなァ」
「ちゃんと警戒しとけよォ。あれ刺されると痛そうだよね…どんくらい痛いんかな」
1回刺されて死んでるやつをまだ見た事ないから、
1回ならギリ耐えれるのかな…それか刺されたやつが全員
偶然超合金の体をしてたのか…
ダメなお父さんかも。
平等ならセーフ!
『神父さん?』
そうなんだ。
聖職者はあまり見たことがないので、
やや物珍しげかもしれない。
『元気、よかった~』
『安心安全、だね』
何よりなことだ。
ガキって呼んでくる義理のお父さん、かなり嫌な奴かも。
でもみんな平等にガキだから…セーフ(?)
「おォ〜神父っぽいやつ」
「俺結構顔出してるけどなァ〜」
舞台とかロビーとかはあんま行ってないからそこら辺にいるやつとは会わないかも。
「めちゃ元気だぞォ〜、無病息災、無事故無違反って感じ」
怪我もないしネ
「ガキ〜相変わらず元気そうだなァ〜」
優しいお兄さんです。優しいお兄さんはガキとか呼ばないかも…
ガキが元気だと嬉しいね。
『つまんなくないよ』
『ぼくにとっては大事な名前』
『マリーも気に入ってる』
皆そう呼んでくれるから、どっちも大事。
変じゃないもん。
「闇医者じゃな〜い!ちゃんとまともに働いてました!」
記憶は曖昧なところがあるけども、
ちゃんと医者として働いた記憶ははっきりとある。