『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
『緊急プロトコルにより追加資源を生産・投入します』
『不具合が三件以上あります。速やかに確認してください』
>>10118 悪魔
「………………」
こくりと頷いた。
図々しい願いなのは承知の上。
ちょこんとあなたの隣で待機している。
五体満足の女だというのに、何もできないなんて。
「食べるものは……あと1回分ぐらい」
「医療品は、出せて……ほんの少し」
ぶつぶつ呟いて、難しい顔をする。
どうしてこんなにも、ただ生きるだけでも難しいのか。
>>10070
「ン~~~……? ……ああ。」
「い~~ね~~。願いがある時に行動するってのは人間クンの好きな所さ。
まーでも…… ンー…… ちょっと、や、暫く待ってな~~~~。」
「した!笑 ケドだいじょーぶ♡笑」
「今日狙われるだろなーと思って部屋に医薬品買い込んであるから笑」
「アタシ刺した人ちょー無駄骨笑 ウケるね笑」
「あと二回刺してくれるひといるかな笑」
『追加生産を行い行い行い行い』
『追加生産を行いました』
『直らねぇんだけど?』
『バイタルサインに異常を検知。緊急プロトコルを起動します……』
ザザ、ザ……
ザザザザ……
『死者を確認、資源の追加生産を行います』
『……』
『不具合が三件あります。不具合により、規定量生産できませんでした』
ザザ、ザ……
>>10061
「ハッハッハッ、そんなに褒めないでくださいよ〜」
掴みかかっても良いですけど、顔に腕に足に怪我してますからね。
けが人に無体しちゃいけないですから、あなたはしないでしょうね。
勝ち。
>>10023 悪魔
「………………」
さて、競争には負けたが。そして悩んだが。
とことこあなたに近寄って、服の裾を軽く引こうとする。
注意が引けたら、深々と頭を下げた。
「………………」
その後に、ダメ? と小首を傾げる。
図々しいお願い事だね。意図は伝わっても伝わらなくても良い。
人を、傷つけたくないから。みっともなくても、素直に願う。
「……はぁ…」
彼は【医者】ではない。
治療する様子もない。
そもそも、治療ができないことは
モニターを見れば分かりきったこと。
「争奪戦参加諸君、お疲れ様……嫌味になるか?これだと。
でも嬉しかったんだぜ~。毎回同じじゃあ張り合いないモンな……」
「ありゃ。ひざしクンやられちゃってんの~~~」
胸の前で両手を併せて、
少し、焦燥感に駆られる。
次々に医療品を出すには、
流石に、自分一人の手持ちでは、足りない。ちっとも。
「……藍くん、顔……」
「……」
無力さに。ちょっとだけ腹が立った。
「怪我人がここに多いって言うか、普通に人が多いだけだと思うんすよね」
貰ったものでテキパキ包帯まきまき。
全身ミイラになっちゃいますよ、その内。
まあ良いんですけど。
「アッ!くそ悪魔ァ~~~~~~~~~!!!資源取るのうますぎだろォ」
先を越された、が、まぁそれはいい。
動かなくなった死体一つ、メイドから引き渡され。
「余裕があったら治療してやってくれなァ」
それだけ。霊安室にむかうかな
「おかえりなさいませ」「いってらっしゃいませ」
カーテシー、カーテシー、カーテシー。
「では、失礼します」
カツ、コツ、カツ……