『廊下』
薄暗く、色褪せた廊下。一切の破損はない。
絨毯は水にぬれ、だいなし。
中庭に面した壁は割れない窓になっている。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。
『記録[
>>4599
「……」
息を吐きだす。小さな勇気。分かっていた答えに対し頷いて。
せめてまっすぐこっちを見て欲しいなと頬に袖を当てる。
「万一が、あったら、私も生きていけないわよ」
願うような言葉。
「ちゃんと歩けないしご飯食べられないし眠れないし扉開けられないし……」
続けて飛び出したのは現実的な問題だけど。
「女児が勝手に恋してくるのはしょうがなくない?笑」
「近所のちょっとミステリアスなお兄さん、小学生女子からしたら魅力的に映るかも笑」
人外二人組の方は…何か大変そうという雰囲気だけ察した。
今は変な絡み方をして来ない限りは無害と思っていいかなと考える。
現実は漫画やゲーム程都合よく異なる存在を受け入れられないけど、悪意を感じないだけきっとマシな存在なのだろう。
「家の前が小中の通学路なんすよ。朝たまにカチあうんです」
犯罪ではないです。
「四子ちゃん、俺にしましょう。玲衣くんは四子ちゃんを守れません」
「仮に選ぶなら玲依くんだけども……」
かなり念入りに強調された。
「それはともかく、警戒しておいて、
誰が襲ってきたかを見る……のも大事かもね」
「周りに知らせてどうにかなるとは、あまり思えないけど」
>>4482
「はうわっ」
きゅっと握られればビクッと跳ねた。
言葉を聞けば、ぶんぶん!と横に首を振る。
「だ、大丈夫れす、何のこれしき、れすから」
「資源は限りあるものれすぅ。ですから繭様自身のために使って欲しくてぇ…」
覗き込まれれば逃げられなくなっている!
それでも首は横に振り続けなくてはいけなかった。
「ほ、ほんとに、本当に必要になったらいいましゅかりゃ」
「今回…これきりであってほしいれすけど」
「…もしもがあったら」
そのときは。
「藍さんも玲依さんも……何か一癖ある感じですよね……。」
だいぶオブラートに包んだつもりの発言、仮にもしどっちか片方選ぶなら……うぅん…。
「……コアなファンがつくのは、モテるよりいいかも……?」
訂正されてしまいました……
とはいえ気にしちゃいないが……アイドルに縁はないし、キャラクターでもないからやっぱり自分事ではないのだ。
「……あんまり人と、長くしゃべることが…なかったから」
大学ではそれこそ、グループでいることが多かったから…黙ってることが多かったし……
大衆の中で埋もれてしまうタイプだ。
「今は、勝手について行ってるだけだけど…」
「……注意してたら襲った相手の姿くらいは確かに分かるかも…?ただ…分かったところで何も出来ない気もするけど…。」
相手が犯行を否認したら襲われた証拠でも突きつけない限り意味が無いだろうし、少し歯痒い事になりそう。