『バンケット』
大宴会場。電気はないが明るい。
円形のテーブルが多くあるが椅子はない。立ち席。
奥には大きな舞台がある。
幕は朽ちて落ち、雨の舞台が公演されている
『記録[
「……寝静まったくらいに、プール行く?」
「いっそバカになれそうな気がするし……深夜の方が……」
あとは水の循環を祈ることしかできないけど…………
それから、資源の水が2ℓペットボトルで来ることとか……
「女の子よりも数回りマシとはいえ、
大事にしてほしいけど、男の子のマッパも……」
会釈ひとつひとつに律儀にゆるく手を振る。
それから周囲を見渡す。
「……テーブルクロス……は、流石に、使えないかな」
服に頼りなし、ハンモックに丸し。
一瞬、失うのが尊厳だけで済むなら良いけど…と思ったが、悪い事を考えても気が滅入るだけなのでそんな考えを思考から追い遣る
食堂の棚に備え付けられてたであろう資源が残って無かったり、不安な事も多い。
「………」
レインコートと下着の姿を改めて想像して。
首をぶんぶん振った。横に。
「変な目で見られるのは、イヤかも……」
「やめとく、ありがとう2人とも……」
「透ける素材のレインコートで、中着ないのは……
そう、こう、エロティックになると思います」
「布をかぶせたような石像のように」
神妙な顔でゆっくりと首を横に振った。
「……私がちょっとのぞいたときに見えたのは、
机、椅子、簡単な御手洗い……頼りない電子錠、くらい」
「だからその、あ、あるかもですね、ちゃんと探したら」
もうフォロー方面の言動になってしまっている。
「あ~~~~……」
「トイレは、あった方がいいよね……」
沽券に、ダイレクトにかかわってくる……
シャワーよりも、確かに大切なものだ。それは、その通りだ………
>>2054
「うん、よろしく…ブランシュさん。」
こくりと頷きつつ、自分も表情を緩める。
名前の感じからして外国の人だろうか?と考えるが、それよりも今は気を許せそうな相手が出来た事に安堵する。
「シャワー……」
「……あのね」
「お手洗いがあって、すごく安心した」
シャワーの有無の言及をそっと避けた。
でもシャワーよりも大切なものがあったのでまあ。
「下着で入るのもやだなぁ……」
絶対人目があるだろうし。かといって自分の服だと取り返しがつかなくなりそう。フリルたくさん付いてるし。
「こんにちは。こんばんは」
傘女子+メガネっ子。行き着く先は同じなのかもな。
「下着とレインコートは逆に変態的なんでやめた方が良いと思います。それならパンイチの方が良いっすよ」
傘の少女には、また会ったなあと思いつつ。
やっぱり会釈して。
「ここが最後の冒険先……みたい」
「正確には、個室がまだだけど……」
「……個室、見てきたんだ……あの、シャワーって……」
あった、だろうか………
中々他人事じゃない問題に自分も少し悩み気味。とはいえ…プールはプールでやっぱり問題もありそうで悩ましい。
寝る場所の事も全然考えてなかったな…個室がある事は色々周ってて知ってたけど、一人で寝るのは鍵を掛けても怖いものがあるのが本音。
「個室の様子を見に行って歩き回ってたら」
「先行のご一行も来てたんだ、ここに」
「……ここでもプールの話を耳にするなんて」
閉じた傘を行儀良く小脇に抱えて、覗きに。
プールを用意するなら、水着とタオルは用意していてほしかった………
贅沢は言わないから………
「下着とレインコートで過ごす覚悟はしておこうかな……」
ズボンはどう頑張っても濡れることが確定している。
>>2023
「わたしはブランシュ。初めまして、よろしくねアマノ」
自然と頬がほころぶ。この会場に立ち寄ったばかりの頃は、まさかこんなにお喋りできるとは思っていなかった。もれなく部屋の隅かテーブルの上に座って沈黙してたものだから。
「プールで全裸水泳はちょっと年齢制限かかりそうなんで、着衣水泳しかなさそうっすよね。となると乾かすのも大変なんですけど……」
「いや下着なら……」
すごくくだらない事のような気がしてきました。
でもこれって結構切実な問題なんすよね。
閉じ込めるならその辺は用意して欲しい。
「はい、そちらもこんばんは」
「女の子もお風呂入れないとキツイっすよね。あ、寝る時はちゃんと個室に鍵をかけてくださいね」
尚個室にシャワーがあるかは未確認。
「一日入れたか入れなかったぐらいの差じゃないかな、それ」
七日もあるんだし、一日だけ体を洗えた程度は誤差な気もする。結局汚い。
「はい、俺もそこが疑問です。ですが食堂の水道も出なくて、個室にシャワーも無いとなればもうプールしかありません」
「そして水の入れ替えが出来ていないとするなら、アレは早い者勝ちって事になります」
でないとクサクサ人間になってしまいます。
こんなじめじめしたところで。