『バンケット』
大宴会場。電気はないが明るい。
円形のテーブルが多くあるが椅子はない。立ち席。
奥には大きな舞台がある。
幕は朽ちて落ち、雨の舞台が公演されている
『記録[
暫く部屋の隅で丸まりぼけっとしていたが、おもむろに体を起こし。
「……これから……どうすりゃいいんだ」
ぼそりと、誰に言うでもなく呟いた。
……そういえば、自分の剣が無いことに気づいた。此処へ来る際に失くしてしまったのだろう。
限られた資源、7日間、他の者が言っていた生活に必要な機能…ガスやら水やら___もしかしたら……嫌なことは考えたくない。流石に考えすぎたか?
此処に来る前の思い出を振り返り、咀嚼する。
ここは見てなかったな…と思いながらバンケット…大宴会場に足を踏み入れる。
食堂は電気が通ってなかったのにここは不思議と明るいのが少し不思議ではあるけど、今は人も少なそうなので少し落ち着けそうな事に安堵する。
椅子は無い様子だから隅に座り込んで傘の柄を無意識に握る、少し歩いた程度だが肉体的にも精神的にも疲れて溜息を零す。
>>1007
「誰かを励ます者、それが王であるからな。」
笑顔を見て、少し嬉しくなった。誰かが悲しんでいるのはやはり気になってしまう。
"あの人"も多分話しかけていたと心の中で思った。
「怪我するのではないぞ。ロィナ。」
行ってらっしゃいの意を込めて、見送った。
>>957
「…………それでも、あたし、嬉しかったわ!」
「……優しい人間って、確かに、居るのね」
笑みを浮かべている貴方を見ている。
少しは心を許した表情。
「……さてさて、あたしは違う場所も見に行ってみるわね。
ありがとう、王さまっ」
悄然とした様子は消えた。
元気を取り戻した様子で、
場所を移動しようとするのだ…………。
>>945
「ああ、宜しく頼む。」
相変わらず笑みを浮かべている。というよりは優越に浸っているような……。
「おれは気になって話しかけただけだ。ロィナの気が紛れたのであれば何よりだ。」
>>925
「じゃあ、よろしくね、王さま!」
にこ、と笑顔を見せた。
貴方との会話で、
抱いていた不安が少し解消されたようだ。
「あたし…………いきなり“天使さま”がいなくなって困っていてさ。そこでそうやって話し掛けてもらってさ」
「…………嬉しかったわ、ありがとう」
>>900
「そうなるな。」
敬うような態度ではなくても、怒る気配は無い。
自分の置かれている状況を理解しているから。
「"王さま"……悪くはない。好きに呼ぶがいい。」
様付けに少し喜んでいるように見える。やはり王族としての血筋、高慢な性格があるのだろう。
>>860
「……王族に近い、ひと」
「なら、あたしよりもずっと高貴ね?」
それが分かったとて、
かしずくつもりはないが。
何たって、ここは見知らぬ異界のようだから。
「“王”…………。
王を単体で呼び捨てにするの、
変な感じするのよね」
名を隠している者であることは察したが。
わざわざ突っ込むことはしない。
この“ロィナ”も本名ではないし。
「“王さま”って、呼んで良いかしら!
その方があたし、しっくりくるわ」
>>841
「……。」
無言で聞いている、何も言わない。肯定しても否定しても、何だか違うような気がしたから。
「血筋は王族に近しい。今はただの放浪者だがな。ロィナ・アルレット。覚えた。ロィナと呼ぼう。
おれは……マ……いや、"王"だ。王と呼んでくれ。」
>>803
「あたしは、貧乏貴族の2番目の子よ」
「みぃんな、あたしなんかよりも跡継ぎの兄さまが大切みたい!」
「あの家であたしに価値なんてないのよ」
「…………きっと、ね」
寂しそうな顔をする。
「…………おまえ“も”?
あなたも貴族だったりするのかしら」
「あたしはロィナ。ロィナ・アルレットよ。
こうやって話し掛けてくれたのも縁だし、
良ければあなたを何て呼べば良いか、教えてくれない?」
>>756
偶然、血痕が見えたが特に反応は示さない。
「何。おまえも貴人なのか……そうか。」
それよりも貴族だと言うことに驚いている。
「ふむ。そうだったのか…………それは災難であったな。」
>>708
「…………ありがとう。
あなた、優しいわね」
表情が少しほぐれた。
今は何も答えぬ鏡を、仕舞う。
誰にも触らせない、あたしだけの宝物。
鏡の縁の銀には、やや古い血痕がこびりついている。
「…………あたし、貴族の子なんだけどさ。
政略結婚させられるーって話が嫌で、
家、飛び出しちゃったのよ」
ならば軽く語ろうか。
これまでの話を、ざっと。
「………そんなあたしを、
“天使さま”は導いてくれたの」
>>641
「成程。」
少女の真剣さから精神的におかしい等ということは無さそうだと判断した。
支えてくれる者がいた、導いてくれる者がいた。その者がいなくなるのは寂しくなる。同情が芽生えた。
「それは困ったことだな。おれも困った者同士だが"天使さま"が復活するまで、おまえの話し相手くらいにはなれるだろう。」
思いつくのがこれしかなかった。
「……嗚呼、なんだ。解決できなくても話せば楽になる、と昔ある人が言っていてな。」
>>605
「………………」
目線、移す。
鏡の上から、貴方のフードへと。
「…………この鏡にはね、“天使さま”がいるの」
「あたしが困った時に鏡に聞けば、『こうすれば良い』って教えてくれた」
でも、と。
ちら、鏡に再び視線を。
「…………ここだと“天使さま”、いないみたいよ。
あたしを導いてくれたものが、いなくなっちゃったね」
少女の声音は寂しげだ。
「……今、変な状況になって、困っているのに」
>>574
「…………あたし?」
顔を上げる。
視線は鏡の上。
「………………“天使さま”が、居ないの」
視線は鏡の上。
小さくてか弱い声、静かだったせいかどうやら聞こえてしまったようで。
「……おまえ、大丈夫か。」
気になって、心配になって尋ねてみた。
隅でひとり、手鏡を見ている。
「天使さま」
呼んでみても反応はない。
魔法の鏡は、ただの鏡となりて。
「天使さま」
反応は、ない。
「…………導いて、くれないのね」
「流石にここまで目立つとは思わなかったがな。ああ、また会おう。」
そう言って、また物思いにふける。
新しくやってきた人達のことは気にせずに。
お姫様みたいのも居ます、と。
…向こうで鏡弄ってた子だったっけ?
「…ま、探検するのもそりゃ出るわね」
「特徴的な方がむしろ、覚えやすかったりもありそじゃん。
そんじゃ、またどっかでね」
入れ替わるように、元来た扉へと歩みその場を去って行くんだろうかな。
「確かにこの場所では目立つかもしれんな……。」
少し薄暗い場所であるから、真紅なマントに包まれていたら否が応でも目立つ。
「まぁ、役に立てたら何よりだ。」
「分かりやすい特徴じゃんね」
肩を竦める。馬鹿にしてる訳ではない。
「ふーん…貯水池か、或いは他の何かか」
「後で見てこよ。情報あんがとね」
「わぁっ、ここは華やかな場所ね!
こんなところもあるのね…………」
辺りをきょろきょろしている。
視線。幕の閉じた舞台をじいっと見た。
あそこに立てたなら、目立ちそうね。
「……おれのことか。」
赤いフード、自分以外の誰がいるのだろう。
「白が基調で、何か水を溜めているよう場所ならあったぞ。それ以外は特になかったな。」
「赤フードのあんたも、何か良さげなトコ見つかった?」
テーブルへ腰かけるその姿。
気紛れか、暇潰しか。軽く声をかけてみるものだ。
たいした成果があるかはさておき、ね。
「で、此処は……大広間?」
適当に歩を進め、状況判断のつもりか。
着いたその地を見回しては、ふーんと一つ息を吐く。
「とんだ舞台もあるもんだね」