『プール』
白いタイルと規則正しい大き目の窓で構成されている。
窓は割れ、崩れた天井からプールに雨が降り注いでいる。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。
水しか出ないシャワー室も一応ある。
『記録[
「ねろねろォ~ピンクのガキもいっぱい寝ろよォ~」
俺ももうちょい起きてよう。
結構な、これを眺める時間が好きってのもあるからな。
「ふふ。おやすみなさい」
「……嬉しいな。ぼくはもうちょっと起きてよっかな」
幸せそうに寝転がってるの、眺めてたいものね。
「きもちい?」
「嬉しい」
あれよあれよという間に整え、出てきた感想にほろりと笑った。
「こういうの、やってあげたかったの」
「出来て嬉しい」
「え、もう寝……まぁ」
引きずられた。うーん。
まぁ、仮眠にしても、何にしても。
一度人の目があるなかで休むのは別に悪いことではないです。
「ええ、綺麗なお嬢さんも」
「元気な方でも、疲れてる方でも自由に休みましょう」
「流石にそれより前に自力で起きろよ……」
「ま、今日はずっとここに居るから」
「安心して寝ていいよ。」
傍に転がった頭、わしゃ、と撫でてやるか。
また明日な。
「か、環境が整うのが」
「あっという間すぎる……」
あれよあれよ。
無抵抗に引っ張られ、あっという間に寝床に。
「…………」
「柔らか…………」
あれだけぼんやり見上げてた天井も、
こうしてみると違う景色に見える。
「うーん……」
「久しぶりの、及第点の寝床……」
うつらうつらとして、
冗談を言う余裕もなく、声のままに、
その隣のあたりで横になる。
「暗くなる前には起こしてください……」
かなり低めのハードルだ。
「抱き枕にも頭枕にも出来そう」
ある程度整えたら、角と翼のお兄さんたちをいそいそ引っ張って。
寝よう寝ようと寝かせようとするのかも。
「とりあえずカーペットは敷いておくからなァ」
大部屋用だから結構デカ目だな……半分くらいに折りたためばちょうどいいか。
折りたたんだ分柔らかくもなります。
レイラ は 娯楽品 を得た。
木枯 芥子 は 娯楽品 を得た。
木枯 芥子 は 娯楽品 を得た。