『プール』
白いタイルと規則正しい大き目の窓で構成されている。
窓は割れ、崩れた天井からプールに雨が降り注いでいる。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。
水しか出ないシャワー室も一応ある。
『記録[
>>1156
羽は、ふわりとした綺麗なものに見える。
男は手を伸ばすのを止めはしなかったが、
あなたの方を向けば、困ったような表情を向けた。
「いいものじゃないですよ、そんなの」
「寝具も、四の五の言える状況じゃないけど。
なるべく皆が寝られるベッドがあるといいな」
夢がどうのって話の横ですると変だけど。
夢の住人もまあ、眠らないことはないだろう。
落ちた羽根に視線を向けた。
「…………」
なんとなく手を伸ばし、拾おうとするだろう。
羽根が抜けるのには痛みがあるのだろうか。
視線だけが気遣わしげで、声はない。
「私夢でまで仕事したくないんで。
みなさんの死はご遠慮します〜」
「棺かわりも用意大変そうですし」
ばさ、とまた羽が1枚落ちる。
「いてて、まあ安置所……
じゃなくて。自分が怪我しても眠たくても落ち着ける場所の確保は優先ですかね。資源と一緒に」
>>1101
立ち上がれば、身長の差が逆転する。見上げる構図になる。
それでも表情は読みにくい。
「…………そう。」
なるほど、言いたげに頷く。
「……どうだろうね。」
綺麗な場所でない場所が、綺麗なままである保証などどこにもない。
どうか気をつけて。見送るだろう。
あと、ヒトの悪意にも気をつけて……
>>1095
「こがらし……日本人ですか?
……ん?あれ、これ言語ってどうなってるんでしょう?
いや、それこそ魔法みたいなものか……」
探偵見習い系イギリス少年カイルは、一旦生に関わらない謎には挑まないことにした。
そうしないと永遠に答えが出ない、何となくそう思ったから。
「それじゃあ、また後で」
「夢の中で落ちたら、だいたいハッとして起きますけど」
「目覚めるにしろ痛むにしろ、避けたいところでしょうね」
「もしものことが起きて良いように……
私は、自分の周りのことを気にしておこうかな」
「まぁここらへん滑りやすそうだもんなァ~……
痛いかどうかはともかく、ころんだ衝撃で目が覚めたら最悪だからな。
気ィつけとこォ~」
「あんた達も気つけろよォ~、夢の住人が夢の中で死んだら……死んじゃうだろ」
あんま夢の中で人死に見たくねぇよ俺ァ
>>987
「さっき会った人がね」
「『奪う側になるくらいなら、死を選ぶ』って言ってたの」
「どうやって死ぬつもりなのか、気になってたの」
そう言うと立ち上がり。自分よりずいぶん下にある相手の頭を見下ろす。
「勝手に人を連れてきて閉じ込めた奴らの言うことなんて
信用できると思う?」
「いつまでも綺麗なままでいられるのかしら」
「人も、場所も」
そう言い残し、その場を去った。
>>1064
「まぁ触らぬ神になんとやらだろォ~
まだ飲める水かもしれないしなァ」
「お!なんだ最近の夢って人名まで考えてくれんの?助かるわァ~」
「カイルね、外国系か、メモメモ……俺ァ木枯 芥子(こがらし からし)だよ。よろしくなァ
探索頑張れよォ探偵!なんか見つかったら教えてくれなァ~」
「物書きさん。
ネタに夢中で足元は気をつけてください?
ここの床硬いんで。
夢のなかでも死は痛いですよ」
こういう人がいると、本当に夢かと思える。
実際に夢でない理由でも探してみようか。
>>1030
「……このプールは消火用、ですね。
底の方の流れとかが分かればいいんですけど、まあこの状態で潜るのはよくないので、ここは諦めた方がいいですね」
「とりあえず、まだまだ見て無いところがあるので見てきますね。
また後で……ええっと、お名前聞いてもいいですか?
僕はカイルって言います。カイル・アシュフォード」
「よくもまあ堂々と……
まあ、世に出すことはないと思いますし」
「先生の作品の中に生きるのも素敵といえば素敵か」
ここは現実だぞ、と怒鳴りつける人がいない。
それのなんと優しくて。あるいは残酷なことか。
そういう感じ方も本の種になるのだろうなあ。
>>950
「探偵のくせに堅実なやつだなァ~……
え?電気も水もガスも………?」
それって……食堂の体裁保ってるのか?
「電源はわかんねぇなァ……水はあるっぽいけど……循環は……」
してないカモ………
資源の確認。何事も、確認は必要だ。
掃除だって、隅から隅まで確認した方が良いもの。
穏便に済ませるつもりなら、敵意を向ける必要はない。
夢の住人っぽく、大仰にひとつひとつ、頷いていた。
「作家ってのァ記憶力がよくないと務まんないんだぞォ~」
「お!書いたらぜひ読ませてくれ!バッチリ盗作するからなァ~
書きたくなったら書き方も教えるし」
盗作、は冗談にしても。
作家仲間が増えると嬉しいものである。クリエイターというものは。
「俺ァ穏便に済ませる気満々だぜ。なんたって俺の夢の中だからなァ!
よろしく頼むぞ夢の住人諸君!」
夢じゃないと判明するまでは随分お気楽な構えである。
「ヒル…………」
ちょっとゾッとした。
やはり何がいるともしれない水は怖い。
「差別もセクハラも社会の問題と配慮は、
閉鎖空間ではなかなか遵守されづらい……」
「というには、今は間違いなく私が流れを作りましたが」
大らかというか、無頓着というべきか、
至って気楽そうに見ている。場も、人も。
「探してくうちに、何かあるといいですけど」
水、衛生、プライバシー。偏見。
こんなもの、短期間で解決する器でもない。
「外の雨のこともよくわかりませんし」
「何事も〜、資源の確認からですかね」
争いはいつだって余裕のなさから。
噴水、と聞けば再び外へ目を向ける。
穏やかでいられればいいのに。
ついでに掃除が出来ればもっと良い。
そう思うのに、化け物呼ばわりを思い出せば憂鬱になる。
何もかも、言いはしなかった。
>>955
表情が見えない黒を湛えたまま、見下ろし続ける。
「…………なら、なにを探しに来たの。」
「…………7日間。」
「だから、その水の出番は恐らく無いよ。」
呟く。意味の繋がらない単語を、一見つながらないまま並べて。
「あっはっは、これでも鍛えていますよ!
しかし、この流れは
セクハラ発言と捉えられかねませんか」
漸く笑えて。床に視線を落とす。
>>906
「別に。」
短く答えた。
「……自分で死を選ぶのって、けっこう勇気のいることなの」
しみじみと語る。
「見知らぬ場所に連れて来られたくらいで生に絶望するほど、
私は柔じゃないわ」
「少なくとも、今は」
>>912
「いやまあ、事件は起きてほしくないんですけど……。
起きるにしてもせめて、物がなくなったとかそういう軽いやつのほうが……」
「と、とりあえず、現状の把握のために色々見て回ってるんですけど。
ここは……このプール、電源とか生きてますか?食堂はガスも水道も電気も来てませんでしたけど……」
流れない水は危険である。循環システムが生きていなければ……。