『プール』
白いタイルと規則正しい大き目の窓で構成されている。
窓は割れ、崩れた天井からプールに雨が降り注いでいる。
雨と地味な噴水と、緑のない殺風景な中庭が見える。
水しか出ないシャワー室も一応ある。
『記録[
「俺は超元気。今日は資源バトルにも買ってうはうはなんだよねェ~」
「あとでぱーっと使うかな。んじゃシャワーお先~」
また後でな~、そう告げて、昨日と同じとこ入っていこう。
「え?」
花屋の言葉に目をぱちくりさせる。
びっくりした、それは善意ですかね。
「あっはっは!」
「そうでしょうねえ!」
「私蘇らせた瞬間何するかわかりません。
あ〜、おかしい〜」
びっくりした顔で身を縮ませた。
こんなでっかい声出る人だったんだ~。
ほぼ反射で思考は呑気。
「……………………」
それはそれとして、生き返らせたら何が起きるんですか……?
「は」「あなたを生き返らせるのが一番とんでもないでしょう!」
流石に動揺した。
この数日間で一番声が出たかもしれない。
「……んん。すみません。ビックリしました」
「俺は意外と元気なようです……」
「そこまではいってません」やや早口。
白を見せてもらうことは嬉しいけれど、
どうか、暖かくしていても大丈夫だから。
「今日もシャワー、お借りしますね」
「長めに入っておこう、いつ出なくなるかわからないし」
生き返らせたい気持ち、わからなくもないんだよな。
わからなくも、ないんだけど。
「………………」
でも本人は嫌だったりするもんなぁ……。
よく見かけるので親密な気配は持っていますが、発言からして子供ではなく、大人にしては小さいなぁと見極めをしようとして避けています。
ジロジロ見るのは失礼なので。
いつも話は聞いてくれていますしね。
黒一色さんにも手は振ります。ふりふり。
たまに様子を見てくれているの、知っているんですからね。
勝手に親しみを覚えているかも。