『食堂』
どちらかと言うと広めのキッチン。水浸しになった。
奥にはシステムキッチンとカウンターがある。ガスも水道も電気も通っていない。
カウンター奥に「箱」のついた扉があるが、曇り空の見える階段があるだけ。
『記録[
「……そういえば食料ですけど、朝じゃなくて別の時間に配られるんじゃないですかね?」
「ほら、通信機から色々聞こえますし」
『記録時間に一定量の『資源』を食料・水に変換します。『資源』は必ず所持しておいてください』
「――って」
>>2670
「私もブランシュさんも小柄ですしね…。藍さんと玲依さんが一緒の部屋だと流石に狭く感じちゃうかもですが…。」
そういえば今日は藍さんは一人なのかな…?と、今日はソロ活動の日なのかもしれない。
「…泣いてるだけで無害そうなら、こちらから近寄らなければそれで良さそうなので……。」
自分も人間と人外の区別…もとい差別はしてしまうただの心が狭い人間だ。だから今はそんな少し辛辣に取られそうな言葉をぽつりと零す。
「無駄な水分を流すくらいならその涙を葡萄酒とは言わず、ミネラルウォーターくらいに変えて欲しいですよね」
無茶苦茶言ってます。
でも天使ならそれくらいの奇跡、起こして欲しいですよね。
「はい、俺も腹が減ったんで来たんですけど。相変わらず何も無いので今日も絶食かなって思ってます」
「資源とか言うのってマジで貰えるんですかね。子供から大人まで満足出来る量あるんでしょうか」
「そんな時から……」
泣きすぎでは?水分補給とかした方がいいんじゃないかな。
「……そういえば、朝ご飯食べてませんね……」
挨拶に対して会釈を返す。
天使…という単語が気になったけどあの泣いてるヒトの事だろうか?
二次創作の空想の存在として知ってるモノだけど、実物は…二次元ほど簡単に受け入れられるモノじゃなさそうだと再認識する。
>>2661
「女の子ふたりならそんなもんなんですかね」
こちらはちょっと背だけが伸びてしまったので。
化け物はそもそも寝ないとかありそうです。
風呂に困る事も無さそうでしたしね。
「いえ別に。あれはいつも通りなんで」
天使を指さした。
もしも人間と非人間って話で剣呑な雰囲気を感じ取っているのなら、それはこの先も拭えないだろうな。
なので、全部いつも通りと思って頂ければ幸いですよ。
「ああ…泣き虫さんでしたか…」
「泣くのは悪いことではありません。
が、緊急時はまた違った方法で
伝えくださると助かりますね」
様付けに関しては
多分そういう文化圏の
クセなのかもしれない。
>>2644
「個室の方…広さ的にはそこまで気にせずって感じでしたが、椅子とかはあるけどベッドとかは無かったので結局二人で座って寝ました…。」
女の子二人だと個室でも窮屈さは無かった感想と、疲れてると寝れてしまう辺り、人間の身体って便利なんだか不便なんだか分からないな…と内心考える。
こういう時人外の人は気にせず寝たりするんだろうか?
「ところで…その、取り込み中……な感じでしょうか…?」
視線を泣いてるヒト…に僅かに向けた後でそんな質問。
「あぁ、おはようございます……」
新たに来た人にも挨拶。
「いつも泣いてるんですか、あの天使……」
人間でも天使でもそれは少し心配になる。
泣いてるのが通常営業だった。
「下位の天使なので神の声なんて引っ張り出せませんのであんしんしてくだしゃぁい……」
言ってて情けなくないのか?
情けないことをべそべそ言っている。
しばらくそうしてべそかいて淵っこで泣いていたことだろう。
のんびり歩いてくる。
「おはようございま〜す」
「皆さん問題なくよく眠れましたかね?」
「…って、天使さまが泣いてる!?
なにかあったのですか?」
>>2642
キチガイでもなく、普通っぽい人間は希少だ。
何か片翼生えてる人も人間とか言い出すような場所だし。
「なるほど。あの部屋でふたりで寝れました?」
何か狭いし……ベッドも無くて……。
うろうろしてもどこだってこんなもんじゃないかと思う。
飯を探しに来たんなら、残念かもしれませんね。
>>2636
「おはようございます…藍さん。」
ぺこり、とお辞儀しつつ小声で挨拶を返す。ここで知り合った、しかも互いに名前も知ってる人間は希少だ。
「ブランシュさんは…まだ寝てると思います、少し外が気になって抜け出して来ちゃいました。」
もっともその結果がこれなので大人しく寝てた方が良かったかもしれないと、少し後悔もある。
「乃乃ちゃん、おはようございます」
「ブランシュちゃんは一緒じゃないんですか」
影の薄そうな白いのに声がかかる。
泣いてる天使はもう同じみです。
人間化物って案外共通言語で面白いですね。
「差別はここ数日の話ないので横置きますが
流石に自認天使も便利な天使も私は見たことないですね」
「ご飯もお湯も出せない、神の怒りも出せない個体のようでよかった〜」
天使っていいもののイメージと強者のイメージあるんで。
「泣いちゃった」
多分泣かせた要因1。
「……結局そんなもんなんですか、こんな状況ならもう少し……なんかこう、なると思っていたもので……」
昨日少しだけ探索した食堂に再び訪れて入口から中を覗き込む。
もっとも昨日は戸棚も空でガスも水道も電気も通ってないみたいだから食堂ですらない場所だけど…もしかしたら戸棚の物も補充されてたりしないかな?と淡い期待。
「人間ていうのは元々差別的で、傲慢で、群れを形成して安心する弱い生き物なんですよ」
「こんなとこで達観したフリしたって意味無いですし。俺はシンプルに意味不明な化け物が怖いし、同居したくないんです」
「そんなもんなんですか、人間って……」
内心非合理的とか思ってる。この場に合理性もクソもあるか。
「……こんなに頼りない天使はじめて見ました」
少しだけ神父っぽい格好をしている人間、困惑。
>>2595
「だ、大丈夫れすぅ」
「あなたも…あなたもきをつけてくらさいねえ、人間」
「停電のタイミングがあるようなのでぇ………」
暗がりがあると言う話だった。
そのタイミングで…と言うことは考えたくないが。
用心するに越したことはなかった。
「私も人間ですがそんなものだと思います」
「まあまあ、天使さんも……
新入社員みたいでかわいらしいですよ」
オブラートにも包める、人間なので。