『中庭』
雨の降る中庭。
石造りの噴水と、石のレンガによる舗装がなされた中庭。
緑はなく、殺風景。手前の方だけ庇がある。
空は一段と暗く、雨も降り続け止む気配は無い。
扉があいている
『記録[
仕事だらけで、こんな環境ですからね。
参らない人のほうが珍しいんですよ。
「わ」
私は、少し不健康なぐらいでした。
「もう」
体力有り余ってますし。
2000ですって。強そうですよね。
後なんでしたっけ、はい、だから。
大丈夫ですよ。
あなたの前で大人になれるぐらいは。
偽りなく、自分のままでいられました。
「休みますよ、ちゃんと」
あなたを見送った後にでもね。
>>19577
「成る程。良い仕事だな、タンテイというものは。」
やはり賢者や学者に似ている、と思ったり。
「ヤナギザワ ソウサク。覚えたぞ。今後はソウサクと呼ぼう。」
あの二人のやり取りを観ながら会話をする。
「ぎゅ」
ぎゅ、とあなたを抱き締めた。
「えい」
そんで、頭をくしゃくしゃ撫でる。
「もうね、頑張らなくて、いいよ」
もう、やらなきゃいけないことって、少ないでしょう。
だから、めいっぱい、甘やかしたっていいはずだ。
動けなくなったって、構わないよ。
癒されて動けなくなるってさぁ。
きっとあなた、ずうっと疲れているんでしょ。
そう思った、だけかもな。
>>19564
「探偵は、困る人を助け、真実を見つけ出すカッコいい仕事ですよ。是非覚えてください」
本当は浮気調査やら人探しだののオンパレードだが…。ここは僕の先輩の言葉を借りようと思った。
「…そうだ。あの時はちゃんと名乗れなかったので改めて。
僕は【探偵】という職をやっている柳沢 草朔といいます」
「ヤナギザワでもソウサクでも、呼び慣れなかったらタンテイでも大丈夫です」
多分外国の方の、そして時代も昔
「はい、受け取りましたよ」
「……それを遺品に、まあ、……いいんじゃないてすか」
「過去って洗い流してなんぼなんで」
ちょっとそれが遺品扱いは可哀想だし、ここの施設の備品であったことには目をつむります。
「じゃ、ぼくも悔いがないようにしたいから」
「かごめさん、屈んで、屈んで」
人前だけど、名前を呼ぶのを許してね。
職業名で呼びたくなかったの。
おねだりもしちゃおうかな。
屈んでくれないと、ほら。
手、届かないし。
「ただいま」
「これね、春さんの遺書」
一緒に溶かしちゃいけないからね。
そっとお渡ししておきます。
「春さんから何かもらうの忘れてたから」
「遺品代わりに……」
ぼくに清算しなきゃいけないような過去はありませんからね。
お得いっぱい夢いっぱい、幸せいっぱいだもの。
「そうか……あれも剣やナイフのように、人によって使い方が変わるのか。」
深く頷く。
「あぁ。綺麗であった。春を思い出すように、美しかったぞ。」
「はい、おかえりなさい」
「……『過去の清算』まで連れて行くんですか……」
なんとも重い花言葉があのシャワーヘッドには存在します。
「よかった、あれは――人を殺める武器です」
「しかし、ああやって驚かせて、何ともばかげた気持ちにさせる玩具としても売られておりました」
「綺麗だったでしょう」
彼の死に際は。だなんて。
「いや。気にしないでくれ。最期を見届ける者は多ければ多いほど良い、とおれは思う。」
さっきの花吹雪の魔法は、見ていて感動と悲しさを覚えた。
>>19559
「タンテイというのはよくわからないが……おまえのやる気を見出す職業であるのならば、仕方がないな。」
今タンテイが職業だと言うことに気づいた。
「うむ。タンテイの言う通りだ。これ以上犠牲者が出ぬよう、祈るとするか。」
塾直を切った。
「すみませんねぇ、皆さん。おさがわせして」
のんびりと、廊下の壁にもたれかかって帰りを待つことにしましょう。
せっかくの晴れ舞台はこうでなくちゃ。
>>19517
「ふふ、来世で予約されたら従うしかないですね…でも探偵は捨てられません。探偵兼賢者になります」(?)
来世も探偵だったらいいなぁをしました。
「僕らで最後であってほしいって言うのもなんかアレですがね。嫌な勘が当たらない事を祈ります」
自分らはモルモットじゃないからな。
未来をこんな所で潰されたかない。
「うん、うん、すぐ、行く」
「でもちょっとだけ」
忘れ物が、ひとつあったから。
それだけ、取りに行こう。
「遺書、読んであげなきゃ」
それだけ、取りに行こう。
それで、すぐ帰って来よう。
きっとそんなに待たせない。
「……」
葬儀屋は彼を見送ってそのまま笑みを携えるだけ。
「すぐいってあげてくださいよ」
「私よりも弱いんで、あの人」
その涙を拭う余裕もないんです。
きっとあなたもこれ以上は悲しむだけですから。
満天の、花吹雪を目の当たりにする。
「ぁ、」
とっても美しくて。
とっても明るくて。
とびきり、すてき。
そんな花束を目にしてから。
殺されて、身体は人形の材料になって。
その記憶があるのに、逆らえない首輪をつけられて。
人間が大好き、を義務化された生き物は。
セーフティが壊れても、あなた達が大好きだった。
「うん」
「いっぱい、いっぱい、楽しかった」
「大好き」
いくら言っても、きっと足りないくらい。
あなた達との日々は、いとおしかった。
名残惜しくて、寂しくて、悲しくて。
それでも、またねを信じているから。
「いってらっしゃい!」
そう、言ってから。
『資源倉庫への追加資源を配置しました』
花吹雪。
物騒なクラッカー。
ジョークグッズ。
辛気臭い中庭に花を。
ここで死にゆくものへの手向けを。
あなたたちに。
わたしたちに。
花屋として。