中央入口前広場
中央入口前の広いスペース。
入口は施錠済み。
「別に〜上手に行動出来なくても〜…♡ヘルプは言葉にしてくれるだけでわかるから、あんまり気負わず、ね…♡」
まあ、その言葉にするのも難しいこともあるんだけど♡なんて言ってる。
分かっていそうで分かっていなさそうな、ふんわりとしたアドバイス未満の何かである。
「……」
ここに来てから、事ある毎に言われている『頼っていい』や『無理するな』の言葉、頭では分かっていても
「あ…えっと………頼り、たいし、事実、頼っている、時もあるんだけど」
「……僕は、その、多分たまに、そこそこ…それが、下手くそで、それで…」
周囲を見る
「…」
「…上手く、上手な、行動が…出来ない、と思います。事実、こうやって、つかれています、し」
しどろもどろになりながら
「…あ、ええっと、お疲れ様です」
「うぇ〜い、フレンド〜」
ノリが軽い
「逆を言えば、友達やら同僚に頼ってもいい。ってことだからな」
「……あんま無理しすぎんなよ」
「ちわ~っす…」
のんびりやって来る…
「ってアレ、オツカレな感じ?
ちゃんとご飯食べて休まないと
ホントにヤバいよ~?」
つい前にヤバめの例を見たもので。
「ははは、すいません。僕は相変わらず、というか、物事を…その、考えすぎちゃって、疲れてるように、食べてないように見えるんでしょうね」
目も口も考え過ぎだ、その割にはずっと見えるけど
「友達……あ、そう、だな。青春の春抜きの仲間なら…友達だな、うん…」
「確かに、友達や同僚は、心配、するよな…僕だってそうだし。なんか、心配させちゃって、すみません。マジで」
「気が向いたらね〜♡」
カスである。お前……………
「まあ、全部は食べられなくても〜…駅弁のお米を一口だけ、とか〜、売店のおにぎり1つだけでも、食べておいたほうが身体は動くわよ…♡今、エネルギー無くってしんどいんじゃない?♡」
おにぎりはそんなサイズもないし、手軽にエネルギー補給出来るからオススメよ♡してる。
「…………そうかい」
本人がそういうのなら、深くは追求しない。
「そりゃあ友人として心配の一つはするだろ」
「それともあれか、友達だと思ってたのは俺だけっていう悲しいやつか」
「元気じゃないです〜癒してくださ〜い」
手のひらくるっくるかも。無視していい。
「あら、何も食べられてない人もいるの?
いよいよ参ってきたかね……残り何日だったかな」
「一応一同僚だもの…♡おねーさんだって心配してない訳じゃないよぉ〜…?♡」
話を聞きながら。嘘かほんとかはよくわからないがまあ、心配はしてるのだろうなという口ぶりで。
「あー、えっと、ご飯ですか…昨日のかぼすジュースと弁当だろ…その後いくつかの菓子…」
個室で食べそびれたな、そう思って目を逸らした
「えーっと、大丈夫。割とさっき、人前で食べてないだけだ」
嘘と気付いて良い、それくらいには分かりやすい反応だ。
「……心配、して、くださってる、のか」
「……」
ああ、切り替えが早いのは良いな、なんとなくそう思って
「切り替えが早いの、いいなぁ」
声に出た
ベンチからは距離を取っている
「…そうですね、業務で、疲れています。ああ、ぬいぐるみとか落し物だけ見つけていたいのに」
「寝すぎたから、眠れないんですよね、食欲もまあ、そんなわけで、ははは」
「おーおー、みんな最初の業務でお疲れか〜?」
まぁ、言い草からこの者は業務を終わらせてきたようで。
「しっかり飯食って寝ろよ……」
「あら〜キレイなお姉さ〜ん」
「癒してくれるのなら癒してもらっちゃおうかな〜」
そして此方は軽薄なナンパ男となっております。
早い復活。
「お疲れ…♡みんな元気ないねえ〜…?♡おねーさんが癒し♡あげちゃおっか…?♡」
にっこにこでいつものようにやってきたおねーさん。
のんびり歩きなのとがちゃがちゃ音が鳴ってるのも相変わらずで。空いてるベンチに座っちゃお。
「…………」
はぁ〜、ため息をつく。気が重い。
なんか、見られている
どころか、いる
つかず離れずのところでこちらを観察している何かが
「気のせいだといいがな」
しかしまあ、気が重い。
「おはざーす…」
力の無い声、ベンチでもあれば腰掛けようとして口に見えるから突然やめて、壁際にもたれるか
「お疲れ様です、本当に…」
【道具使用】
相沢 は お菓子 を使った。
おいしいお菓子だ
【道具使用】
相沢 は 駅弁 を使った。
駅弁を食べた。おいしい