商業通路(東)
改札外東側。
主にジュースやパンなど、持ち帰りの飲食店が多い。
営業時間外の為、殆どのお店は閉まっている。
>>8891
霧の中を走る
暗闇、霧、湿気…
それと…ズルズルとそこかしこを這うような音と見えないナニカの気配
壁や柱にぶつかる事なく進めば霧が晴れた場所に辿り着くだろう
東廊下のある行き止まり、その終着点に彼の姿がある
未だに貴方が居ないのに気付かず独り、会話を続けている姿が見れるはずだ
「……ああ、クソッ、
マジでふざけんじゃねえぞ……!」
周りからの声に反応がない。気付けてないのか?
幻聴がまた耳触りの良いことでも囁いているのだろうか。
思わず舌打ちが溢れる。舐めた真似してくれるものだ、と。
「おい、しっかりしろ敷島サン!」
怒号に近い声が飛ぶ。
駆け寄るにも距離からして御手洗さんの方がずっと早い。
……振り返った彼女と目が合えば、軽く舌打ちを零す。
「ダメんなっても止めてやりゃ良いんだろ!?」
霧の手前で立ち止まって、懐中電灯を握りしめた。
「えっ、ミタ姉行くの?!」
返事も帰って来なければ引き返してくる足音も聞こえない。
自分も行きたい所だがリスクが高い。
ここは彼女に任せるのがベストなのだろう。
「気をつけてね!?」
一瞬此方を振り返った後、駆け出した背を不安そうに見送る。
「大丈夫かな…」
>>8874
あなたが現在進行形で患っている幻聴のことは当然覚えている。
故に何故返事が返ってこないかの答えだって、なんとなく想像は付く訳で。
「……クソッ、行くしかねェか……!!!」
一瞬後ろを振り返って、アラシさんや東谷さんの顔をチラリと見ては。
覚悟を決めて、懐中電灯を頼りに霧の中へと走る。
不幸中の幸いとして、この場所は構造は何度か来ていて分かっている。
壁や柱にぶつかる、なんて間抜けな真似はしない。
>>8847
「――――」
呼びかけに対して彼はと言うとその呼びかけに対する対する返事が、ない
彼の状態を知る人は今の彼には『知り合いの声による幻聴』を患っているのを思い出してもいい
もしも此れが悪さをしていたとしたら――――彼がこの異変や相方が居ないことに気付くまでラグが生まれるのだろう
明らかに悪化し続けたツケが最悪の形で回っているような事になっていそうだ
「これからなんだ?そっか」
じゃあ気を付けてなんて言いかけた言葉も、
突然現れた霧のようなものに引っ込んでしまい。
「え、ちょっ、おじさん?!」
持っていた懐中電灯の明かりをつけ、霧に向けても人影は見当たらず。
「おじさーん!危ないかも!戻ってきて!!」
釣られるように自分も大声を投げかけた。
これは見るからに異常事態だから。
「いつメンって程か?あー、でも見慣れた連中ではあるか……」
「……てかこれから巡回かよ、気を付け──」
気をつけろよと声をかけようと暗闇の方へ目を向ける。
けれども、言葉が続くことはなく、ブツリと途切れた。
「──はあ!?」
「嘘だろ、ここら辺でも起きんのかよ……!」
代わりに続く言葉は驚きと焦りの混じった言葉。
巡回中に見かける奇妙なものと同じ類だろうか。
ここではそんなもの、少なくとも自分は、見なかった。
>>8824
「──────は、」
狙いすましたかのようなタイミングでの異変発生。
それも、己と相方とを引き離さんとするような形の。明確な悪意を感じるようなもの。
「……マジで言ってる……!?」
とりあえず霧の中に突貫、と行きたいところだが。よりによってそこは暗闇の中で。
考えなしに突撃するのは危険だ。
「シキシマさん!ストップ!シキシマさん!!!」
少しの迷いの後、まずは突撃する前にその場で呼びかけることを選んだ。
異変だ、引き返せ、と大声で呼びかけようか。
>>8813
「そうそう、今回はこれから行くとこなんすよねえ……」
今までは帰りにここに来るパターンが殆どだったからね。
という訳でお先に失礼、と相方に続いてまた歩き出そうとするだろうが──────
>>8813
そんな折に
彼とあなた方のそんな互いの間を遮り阻むように濃い霧の様なものが発生
視界はあっという間にそれらで埋め尽くされるだろう
其れは所謂、『気』というものが霧の様に隠しにきたという異変
此れを振り切らねば彼を見失ってしまうかもしれない
「お疲れさん
まあ、こんな場所を気に入ってたら正気を疑う所だしね…
おじさん達はこれから巡回に行くからあまり長居すると危ないよ」
とだけ言ってからバディに『其れじゃ行こうか』と告げてお先に暗闇の方へ向かう
互いに距離的にはそう離れてはいないので本来なら普通に追えば追いつく距離
→
「おー、おつかれー」
「別に気に入ってるわけじゃねーんだけどね」
他に行きたいところもないし……と
やってきたメンツに手を振ろう。
「また新しいとこ行けるようになってた…」
めちゃくちゃ広いホームだったなと思いながら、てってこ。
「あれ、アラ兄じゃーん。巡回終わり?」
見知った顔に手を振ろう。
煙草に火を点けて、一息。
仄暗い暗闇の中に立ち上る煙を眺めている。
そういえば、この駅ってどれ程広いんだろう。
「ホームありすぎだったもんなあ……」
こんなに人数雇うのも頷けそうなほどのホーム数。
ひとつひとつ丁寧に見ていかねばならないのなら、
かなり、心底、面倒だぞ、とまた息を吐き出した。
「ドーナツの穴ってどこまで欠けたら無くなんだろうなー……」
ドーナツを一口齧ってボソリと呟く。
特にこれといって解は求めていなかった。
また一口齧って欠けた穴越しに暗闇を眺めた。
あれらにはまだ恐怖がある。好ましくない。
「……つーか、甘ぇなこれ……」
ポテトチップスにしとくんだったか。
そんなことを呟きながら珍しく
煙草ではない休憩をここでとっていた。
【道具使用】
アラシ は ドーナツ(プレーン) を使った。
スタンダードなドーナツの味がする
「はいはい、気を付けるよ、そーするっての」
「深夜巡回してるそっちの方こそ、って話だけどな」
行ってらっしゃいと手を振ろう。
お互い気をつけようね、ということで。
「またなー、弁当とかちゃんと食っとけよー」
そんな声を暗闇の方へかけて自分は宿舎の方に戻ろう。
またどこかのタイミングで、くだらない話でもしよう。
大丈夫、できるよ。また明日もまたいつかも、あるよ。
「まどいくん、慈善の意味、知ってる?」
「俺あんま勉強得意じゃねーけど流石にヤバいわ
アラシお兄さんがちゃんと教えてやろうか?」
「まーそうして言える内は大丈夫って事にしますよ」
「くれぐれも気をつけてくださいね」
それは本当の事ですから。
「じゃ、丑三つ時の巡回に行ってきます」
動機が何であれ、利用してくれたら良くないですか?
winwinじゃないんですか? ねえ!
「付き纏いじゃないです!」
「慈善活動♡ ですよ」
失礼だなあ……!
「まどいくんに得がありすぎるんだよなあ、それ……」
頼もしいことには頼もしいんだけどなあ……
動機がなあ……
「ん、言えるよーに俺は毎日テキトーにバイトしてっから」
「まー俺は大丈夫ってことで、付き纏いサービスはもっと他の
ヤバそーなやつにやってやれば」
こちらは心配ご無用ってやつですよ
「一緒に行けば見えない幽霊の場所を教えてもらえるし……」
男的には爆アドってやつなんですよね。
「じゃ、いつまでもそう言っててくださいね」
「他の人は関係無くて、
自分が1番大事だって」
「……やめろって、マジで」
ほんの少し、いつもより低いトーン。
ただやめろとだけ繰り返すのは、
否定できないから。
それを解ってるから。
「つーか、他の奴らが幻覚見てようが
俺自身に関係ねーことではあるし」
「俺は我が身が一番大事だから過度な心配は不要ってワケ」
「だから妙なこと言ってんじゃねーよ、オカルトくんがよ」
「でも本当の話なので」
避けては通れない、と思います。この先。
自分が、じゃなくても他人が、どんどん。って。
それを見てるのもしんどくなるんじゃないかなーって。
「幻覚はどんどん広がって、
また新しく巡回ルートが追加されて、
って事は変なものも増えて」「って」
「そうなっていくと思うので」