ホームC

ホームの一つ。
5・6番のりばがある。



洞木蜜
2026-02-15 17:58:46 LogID: 18759

電車は来ない。
乗車券はない。

帰る場所の一つもない。
席は用意されていない。

ああ、いや。
自分が選んだことでした。



二週間だけの仕事仲間。
後腐れなくていいですね。

別れの挨拶?
友達でもなんでもないんだし。

もう二度とすれ違いませんように!
薄っぺらい祈りを。


「今日寝る場所どうしよっかなぁ」
給与明細を手にしたまま伸びをした。


それでは、さようなら。
蝶も知らぬ他人事のあなたたちへ。

アラシ
2026-02-15 15:47:15 LogID: 18381

「でも……ごめん、また逃げんね」

まだ残ってる煙草を携帯灰皿に押し付けて、席を立つ。
後ろで揺れている人影の様なものに背を向けた。
生きて帰らなきゃいけない理由があるから、なんて
他人を理由にした飾った言葉は吐かないでいよう。
結局一番の理由は自分がこんなところで終わりたくないから、だ。
だから逃げてる。いつまでも、嫌なことから逃げ出してる。

「ごめん」

そんなのは誠実じゃないってことくらい知ってる。
そして謝られることを相手が望んでないことも知ってる。
もう全部遅いことで、今更向き合ったって意味ないってことも。
どうせ後ろで揺れてる影も、自分が作り出した幻覚だってことも。

「ごめんね」

こんな奴でごめんね。
全部無意味だってわかってるのに、
謝らなきゃ逃げられない様なダサくて弱い奴でごめんね。
守ってあげられなくてごめんね。友達、だったのにね。

ごめんね。

「……またな」

アラシ
2026-02-15 15:35:59 LogID: 18364

適当な路線、ホームに並ぶガラガラのベンチのひとつに腰掛けている。
手には火のついた煙草、吐く息と一緒に紫煙がゆらゆら消えていく。
視線の先にはぼんやりと、誰かが静かに佇んでいた。
人……の様にも見えるが、どちらかと言えば化け物に近い形をしている。
あれは、誰なんだろう。誰かの幻覚でも見ているんだろうか。
そんなことを考えながらぼんやりとその人影を眺めている。
両親か、兄妹だろうか。……いや、そんな風には見えないな。

「れーくん?」
「……そんなわけないか」

もしかしたら、と思って呼んでみたけど反応は返ってこない。
じゃあ違うんだろうな、とまた紫煙を深く吐き出した。
彼の姿は勝手に自分の脳裏に焼き付けてしまっているだけで、
彼自体が自分に会いに来るはずもない。
そんな思い出が……残っている筈もないのだから。

馬鹿みたいだな、本当に。
いつまで経ってもダサいまんまでさ。

四季
2026-02-13 20:45:16 LogID: 16530

かといって、そんな自分を可哀想だなんて思わないし。
死んでしまって楽に、なんてことも思わない。

ばかみたいじゃないか、そんなの。

ただ無味の生活を続けるだけだ。
それが誰かの役に立つことだってあるから。

そうやって、時折訪れる甘さや辛さに縋り付いている。

四季
2026-02-13 20:41:11 LogID: 16519

味付けの濃いものってすぐ飽きが来る。
だからもうすっかり飽きていた。

「下手くそだなあ」

生きるのがね。

これだけ変わったことが起きる日々、
もっと楽しめると思っていたのに。
今となっちゃ、出るのはあくびばかり。

退屈だ。

躑躅森 むぎ
2026-02-13 17:46:32 LogID: 16348

「………」

ホームでしゃがんでおすわりしている。
また巡回に行かないと。

「…はぁ…

あんな風になってしまった人々は、見慣れている。
こういう時はご主人か金木か…特に、一般的な感覚標準だろうの金木が口喧しく訴え、大半は立ち去ってくれたりする。
ご主人は、忠告はする。けれど呑まれたら助けない。
境目を誤った責任は彼らにある、私達がこれ以上助ける必要はないと。
いつも、そんな言葉を聞いて納得していた。

…納得、してたかな。


「……おれはそれでも、助けたいんだよなー…

あの人のような凄い力はないけれど。
助けたい気持ちはきっと強い。

フウ
2026-02-13 08:22:14 LogID: 16220

「………」

こんな顔してたのか

悪霊に憑かれた豚は溺れ死んだらしい。
いや。この場所だから。
ミンチ肉にでもなったかな。

──後は、立ち去る。

フウ
2026-02-13 08:13:20 LogID: 16219

「〜♪」

──ホームには相変わらず電車は来ない。
昨日もらったお知らせを改めて拝読。
おおよそ正気では無いことが書かれており、まるでそれは架空の創作の設定のようだった。
こんなもん受け入れる方がおかしいのだが。
正常。
これが手渡された人たちの大半は納得して受け取るか。
物覚えがあり、不安に駆られているのだろう。
ま、どちらにせよ。
不可思議を受け入れているに違いない。


「標準」
「平常」

──会社の守る部分であるが。
いまいち不明瞭だ。
何を持って平常とする?
何を持って標準とする?

私は正常です。


「………」

電車が通った気がした。
そこには窓があり。
反射で自分を映していた。

縁出 衛
2026-02-12 02:56:03 LogID: 15263

ま、結局見えてはいるけど。結局居はするけど。
内心それなりに窶れているのかも知れませんが、
気付かなければ、ないのと同じなんで。

「とは言っても、気付きそうなものでしたが」
「このホームとも残り僅かの付き合いですね」

縁出 衛
2026-02-12 02:51:12 LogID: 15262

薄暗さを保つ蛍光灯には小蝿やら蛾が集っている。
こういうのは割と安心するとこ、ある。
何かの息遣いがあると幽霊出て来ない気するんで。

「全部が全部、分からない方が……」
「良い気がしたんですよね」
「契約に無かったのもある」

縁出 衛
2026-02-12 02:42:03 LogID: 15259

恐怖の大王が噂に息を巻いていた頃も、こんな風な雰囲気だったかも知れません。
来る終末に慌てふためく人々と、明日も来るさと能天気をやる人々。
俺はどちらかと言えば後者に近いでしょう。
どうとも取れないんで。

「そう言えば、何故怪奇現象を視認出来ないのかについてなんですが」
「目が悪いってのは、実際あるんじゃないかな」
「多分、本当は見えてたりする」

きっと、他の子らは感性が瑞々しいのもあるのかも。
この雰囲気に呑まれたがってる様に見えるんですよ。
それって、なにか、キャラクターっぽい。
ってのは、些か穿った見方でしょうか。

縁出 衛
2026-02-12 02:33:02 LogID: 15258

何か、世界がペンキで力尽くに塗り替えられた、みたいな。
段々に気の違えた様な人ばかりが目に付いて来た。
俺は悪いプラシーボばっかりが効くので、
こうして外の空気を吸いに来た訳ですが。

「うん、……」

しかしね、人の顔が口に見えた時は流石に驚きました。
で、これが何であるかを暴くのは難易度が高い。
彼等は全く喋らないので。

夜浜ナツ
2026-02-11 01:02:49 LogID: 14265

次いで、深いため息。あるいは深呼吸。

「…………あぁ、もう」
「だからあたしは間違ってるんだ」

そう結論付けて。ホームを去っていく。

夜浜ナツ
2026-02-11 00:59:11 LogID: 14259

「あんたのせいで皆間違った方に行く」
「あんたのせいで皆間違えるんだよ」

「あんたのせいでしょ?ねぇ、答えろよ」

返答はない。あったとしても、それは幻聴だろうが。

夜浜ナツ
2026-02-11 00:53:24 LogID: 14247

まぁ、しばらく歩けばちょっとは頭を冷やせるというものではあるが。

「…………ぜんぶあんたのせいでしょ」

なんとなく。八つ当たりしたかったのだ。
化け物は見えない。いや、居はするのだ。目の前に。ずっと影が。
話かけるのは、あるということにするのは良くないことだとわかっている。間違ったことだとも。

「ぜんぶ。皆おかしくなるの、全部!

その全て、掬い上げられないことが腹立たしい。
それをぶつけなければ収まらない。

夜浜ナツ
2026-02-11 00:22:27 LogID: 14183

「あたしは間違ってない!」
そう叫んでも、間違いは正せないのに。

またしばらくして、耳を塞いで歩いていく。

夜浜ナツ
2026-02-11 00:18:18 LogID: 14174

ホームを歩く。懐中電灯片手にではあるが、明かりは点いてない。点けていない。

「うるさい」
「うるさい」
「うるさい」

耳を塞ぎながら。ここはずっと静かなのに。

■■■■
2026-02-10 22:49:56 LogID: 13957

「──」

トランシーバーに向かって声を出した。
言葉を出してみた。


「…」


…届くわけない。

■■■■
2026-02-10 22:47:34 LogID: 13950

自分を呼ぶ声がした?

嘘。

誰も表立って呼んでいないでしょう。


嘘。


本当は、呼んでほしかった。

躑躅森 むぎ
2026-02-10 13:02:00 LogID: 13597

「んぇ?おまえ、どーした?…バイト、んん、違うな、匂い…」

高校生が一点を見つめ、傍に近寄るとしゃがんだ。
誰もいない。


「…んー、そっかぁ…迷子、帰れなくなったんだなー…」

誰もいない。

「……帰りたい?そっか、じゃあおれ、案内するよ!
多分な、あっちから出られると思う。ほら、手繋ごう。」

誰もいない。
わひゃっ、と高校生は声を上げて驚いた。


「冷たいなー!当たり前かー!わはっ
 じゃあ袖掴んで、そうそう、そんな感じ!」

そうして、高校生はホームから立ち去った。
誰もいない。

洞木蜜
2026-02-10 03:07:55 LogID: 13487

歩いて、歩いて、歩いて。
歩いて、歩いて、歩いて、歩いて、歩いて。
歩いて。

巡回ルートも、そうでない場所も。
歩いて辿り着いた先をまた歩く。
歩く。
夜を歩く。

今日はどうも調子が悪かった。
気が散って気が散って仕方がない。
そういう日はいつも決まって散歩に出る。

ただ歩く。行き先の一つも決めないで。
知っている道も。知らない道も。
時折髪を払うような仕草をしながら、
明かり一つ持たず闇夜を縫って歩いた。


そうやって今日を夜に帰した。

躑躅森 むぎ
2026-02-08 16:33:08 LogID: 11707

「お菓子、おいしいなー…美味いなぁー…」

………

「…ご主人、元気かな〜…金木も元気かな〜…おれ、ひとりでバイトがんばってるけど…ご主人も金木も、コウ兄もいないと寂しいな〜…」

………

「…寂しいけどなー、お前のとこには行けないなー。ごめんなー」

…………

誰もいない。

躑躅森 むぎ
2026-02-08 16:30:59 LogID: 11704

【道具使用】
躑躅森 むぎ は お菓子 を使った。
おいしいお菓子だ

三空 凪
2026-02-08 01:58:56 LogID: 11426

歩き出す前、ちらりと人型の方を見る。
それは相変わらずニタニタとした目線を自分に向けている。

「悪ぃ、コイツのこと好きになっちまって」
「別れてくれ。別にいいよな?最近忙しそうだったし、構ってくれねぇし」


そんな声が聞こえた。

御手洗香里
2026-02-08 01:54:22 LogID: 11418

「よし、じゃあ行きましょうか。」

という訳で一緒に帰ろうか。
敷島さんの隣を歩きつつ、三空さんの歩速に合わせようとするだろう。

三空 凪
2026-02-08 01:53:26 LogID: 11416

業務用懐中電灯カチリ。
ベカーッ!!

フウ
2026-02-08 01:52:37 LogID: 11412

「1人で帰るよりは複数人で帰った方が安心が違うっすからね〜」
「僕がしんがりをしましょう」

言いながら。
懐中電灯で照らしている。戻ってねましょ。

敷島 烟
2026-02-08 01:50:33 LogID: 11408

「そんじゃあ、皆で帰りますか
単独行動をするのは危ないからね…」
懐中電灯を暗闇に向けつつ皆で帰ろう
尚、しっかり御手洗氏の隣に居る

三空 凪
2026-02-08 01:49:17 LogID: 11406

「……そう、ですね…………時間も時間、ですし」
ここで断る理由もないし。

御手洗香里
2026-02-08 01:48:06 LogID: 11405

「まあ、その。くれぐれも無理はせずに。
……よければこのまま一緒に帰りません?こっちはもう巡回も終わったんで。」

食べられないものは仕方が無いので。
せめてこの場から離れ、安全な宿舎へと戻らないか、という提案をひとつ。
「一緒に」とわざわざ付けたのは。一人にするのは危ない気がしたからだ。