コンコース(南)
改札内広場の南側。
主にホームへの登り階段・エスカレーターがあるが、コンビニもある。
閉まっているが。
「弄んでポイするって話だけ聞いたらだいぶワルだよね」
「今から行くって思ってなくって…え、何か準備とかしてた方が良かった?」
「無いかー。残念」
怒ってはいるんだな、って。否定はなかったから。
別に叶えるとも言ってないですけどね。
「結局行かないんだ」
「それじゃ俺が間戸さんで遊ぶだけ遊んでポイする悪い人みたいになっちゃうじゃん」
「良くも悪くも通る声って言われるんだ~」
ハキハキしてるんでしょうね。
「それはね、そう。でもアウター買うお金も節約~って思っちゃって」
「声がね。聞き取りやすいから」
合ってたっぽい。
「へえ〜」
目元の髪をちら、と退かして。
「……もうちょっと厚着してきた方がよかったんじゃない?」
寒そう。
「レスラーだけど、さすがにここのは勘弁だけどな」
どうやってもただのレスラーです。
物理的なら解決できますけど。
物理じゃないなら無理。
「……まあ、いいか」
なんか言いたげだけど諦めました。
いぇい!
そうだよ〜。
「じゃ、帰りがけにもう一回りって思ってたから、そん時にでも貸してね」
なんとなくそんなのが習慣になっている。
「今からでもいいか。充分休んだし」
お尻がひえひえかもね……
「仕事だってば〜」
「間戸さんで遊んではいたけど」
からかいすぎたかな。悪びれもせずへらへら笑ってます。
遊びじゃないですよ。
仕事だからいいんです。
あ、反応する前に取り下げちゃったかな…。
「人が増える分にはいいとは思う、アタシは」
「肝試しくらい気軽な方がメンタル的には安心じゃない?」