ホームD
ホームの一つ。
7・8番のりばがある。
>>11446
こちらも速くも遅くもない平均。女の平均だからやや離されるやも。
けれども、実況の声まで聞こえれば、相手が誰だかは流石に分かった。
「サトノボくんじゃん!!」
人工怪奇現象か?それともガチ呻きだったか?いや、ガチ呻きすることって普通なくない?
気合走りした。絶対後で死ぬけど追いつけるかも。
>>11442
『うわァッ!!!!』
トランシーバーからも悲鳴が返る。
あっ、あ?と惑っていたのも束の間のこと。
後ろから"誰か"が迫ってくれば──
「『うわああああッ追いかけられているッ!!!!!』」
実況しながら逃げ始めた。平均ぐらいの速度なので追いつけるかも知れないし徐々に離れていくぐらいかも知れない。
>>11438
「うわッッ!!!」
ついてた、トランシーバー。
流石にびっくりしたけれど、足音聞こえるし……これ人か?
足音の方を追っかける。追いつけるだろうか、逃げられるか、どうだろう。
『あ ぁああ あ゛~~~~~~………』
早足の足音と共に、ゾンビめいた声が、
トランシーバーが点いていれば聞こえてきたかもしれない。
大分怪奇現象寄りだった。
蜘蛛のようなもの、粘液の跡、指のようなもの。
懐中電灯の頼りない灯りの中で、やや気味の悪いものと見間違えめいた何かをちらちらと見る。
「……慣れてきたけど、ちょっと気が滅入ってたりしたら、もっと怖がってたかな」
気晴らしに灯りをカチカチやる。点けて、消して、点けて。
「……異常なしですか」
「変な写真も、今日は撮れませんねぇ」
異常がないのは良いことなんだろうけれど。
刺激を求めてやって来た身としては、ちょっと退屈かも。
【道具使用】
永瀬 祈流 は トイカメラ を使った。
カシャッ。……うまく撮れただろうか?
トイカメラの画質が悪いから変なのが写るのだと思い、お金を貯めた。念願のデジカメの1枚。
「………スマホの方が画質良い」
1万6000円の安いカメラならこんなもんか。少し残念だ。
【道具使用】
ウヅカ は デジタルカメラ を使った。
ぴぴ、ぱしゃ。……うまく撮れただろうか
【道具使用】
躑躅森 むぎ は 簡易トランシーバー を使った。
ざざ、ざざ……
「…」
「アタシこんなガザガザな声じゃないですよー」
なんてのんきに返すだろう。
今も誰かに呼ばれたような気がしながら。
気にせずまた戻る。
トランシーバーをつける。
耳障りな音が鳴る。
「助けてってどう言う意味ですか?」
昨日の自分の声について聞いてみた。
『にげて』と聞こえた。
「何処に逃げるんです?」
耳障りな音が鳴る 耳障りな音が鳴る
「教えてくれないとわかりませんよーあなたは誰ですか?」
ザザッ…ザ…音は落ち着く そしてはっきり聞こえた。
『おまえだ』
そして勝手に通信は切れた。
【道具使用】
縁場 愛歌 は 簡易トランシーバー を使った。
ざざ、ざざ……
「…………」
ローファーの靴音をお供に、歩いていました。
左右に懐中電灯を向けて、足取りはゆっくりと。
視界の騒がしさは消えて、静かです。
だけれど、誰かがずうっとこちらを見ていました。
【道具使用】
水原 淀 は 駅弁 を使った。
駅弁を食べた。おいしい
何度も頭に語り掛けてくる何か。そんなに仲間に入れたいか。
やだね、簡単にゃ仲間になってやるもんか。
本当はなりたいけどな。
「……けっ。」
何も見ない、聞こえない。
そう自分に言い聞かせて、巡回に戻った。
―――何か、見えた。
何か、聞こえた―――
何か、何か、何か
「………。」
信じるかよ、信じるもんか。
いるわけない。そんなヤツら…。
何も見ない、何も聞かない。
手にはトランシーバー、懐中電灯もある。
でも、見えたものを、聞いたものを信じるものか。
「気になるなー、もっと大きい懐中電灯を買ったらいいのか?デジ…カメ…?のほうが分かるかなー。
でも、おれ牛丼食べたいしなー。」
人がいないことをいいことにヤンキー座りの両手を地面につける姿勢。
「なぁ、お前どうしたんだ?」
…
「……寂しい?」
……
「……よく聞こえないぞー?」
………
「……もうちょっと、こっちに来たら聞こえそうなんだけどなー」
誰もいない。
「……気をつけますね」
見えないからといってそこに何もないと断言する勇気もない。
「お気をつけて」
励ましにならないかもしれない。
それでも、何も言わずに立っているよりはましかも、と。
「……無理はしないでくださいね」
「み、見てくるだけだから、害はない……とおもうけど………」
遠くからずっと見てきて、気分の良いものじゃない。
「なんでいるのかわからない……」「けど」
「きをつけたほうが、いい、かも」
「こんなバイト来るんじゃなかった…」
「……ひとつ目の影が、そこに」
言葉にしながら、示された闇へ視線を凝らす。
暗さに目が慣れてきても、輪郭らしいものは何ひとつ浮かばない。
それでも、相手の声の震えだけは嘘じゃないと分かるので。
肯定もせず、否定もせず。黙ったまま聴いている。
「……あ、あんまり、はっきりは、してない」
「けど」「その」
「………」「目」
「最初は少しの視線」「だったのが」
「増えて、たくさん、目になって」
それから
「突然、突然」「その」
「………沢山だった目がなくなって」
「ぼんやり、ぼんやりと、だけど…………」
もう一回目をやって。
「……大きな1つ目の、人影みたいなのが、みてる」
「……そこ、ですか?」
示された何も無い方向へ、ゆっくり視線を向ける。
暗いホームの空気が、さっきより重く感じる。
「……ずっと、いる……?」
息をひとつのみ込んで、目を凝らす。
「……あなたには、何が見えているんですか?」
「あ、えっ……と」
「で、電車とは、別で、その」
言葉を出すのが苦手だな。とにかくどうにか噛み砕いてからまとめる。
「ずっといる、んです」
「最初は視線だけだったのに」「その」
「ずーっと見てくるやつが、そこにいて」
おず…と示した方向は、だあれもいないばしょ。
もし、あなたも少しおかしくなっているなら、『それ』が見えているかもしれない。