中央入口前広場
中央入口前の広いスペース。
入口は施錠済み。
「あ……」
「そうですね、不良品、偶然不良品を持ってる人が多い、そうです」
「近くの人、なかなか不良品掴まされまくっていますからね、偶然そんなことも、あるんですね…」
これも、考えない事にした
「お疲れ様です!
今日はお仕事出来てないので早くやりたいですね!
あ!お二人ともご無事で何よりです!!」
懐中電灯持って手をブンブン振ったり
「健気な方が捨てた時心痛まないもんね 笑」
笑 じゃないが?
「やっほ〜。こんばんわあ。うんうん、日和日和〜」
手をひらひら。
「トランシーバーが化けて出てきても………」
やめとこう、これを言って本当に出てきたら何か嫌だし。
「あ、どうも、お疲れ様です。ええ、バイト日和です。とはいえバイトしか出来ることはないようなものですが」
「そうなんですよね、勝手に消えるから本当に信頼出来ない。けどそれはそれとして無いと困る、本当に難儀です」
「ってあれ、もしかして不良品じゃなさそうなのか」
「トランシーバーの解釈、多様そうですね」
『すてないで……くらいよぉ……こわいよぉ……どうして私はまだ生きてるの?みんな誰とどうやって寄り添ってるんだろう……うふぅん♡誰か殺してぇ〜ん♡♡♡♡』
カスのおもちゃへと成り下がった。
哀れトランシーバー。
「『解釈を他者に押し付けるなよォ、買い主ィ~~~~。
もっと柔軟になった方がいいぞォ~~~~~
三食ちゃんと食った方がいいぞォ~~~~~』」
「恐ろしく早いトランシーバーの投擲だ、ってか頑丈ですねそれ」
「ただ大差がないとなると、中々。ある意味買う前に知れて良かったですけど…」
「業務用の懐中電灯でも不良品掴まされたらどうしよう…」
「あの通信機とか言うのは高いし返却しないといけないらしいし……
まーいい選択肢だろ。これも」
「色々使える。こんな風に……『ぅぅうぅ……痛いよォ~~~、捨てないでよォ~~~』」