中央入口前広場
中央入口前の広いスペース。
入口は施錠済み。
「任せてくださいよ!」
???
巻きます。
「人間の認識ではいずれ限界が見えてしまいますから、見方を変えたところでいつかは最高のラインに届いてしまうんすよ」
「他の銀河、別のレイヤー、人以外の生き物、別時空」
「そういうものを認知してタッチしてとどかせたいじゃないっすか。進化ってそういうのでしょう?」
「まあ世界を従えるなら個を強く保たねばならねっす」
「僕は自我マシマシで行くっすよ〜」
前進あるのみっす〜!
「ちょいちょい、おねーちゃんのこの腕結構高いんだぞ…………」
そりゃもう100万とかかかるぐらいには…なんて…。マジっぽいのが怖い。こいつはそれを叩いて…?
「アアアァアアァアアアア~~~~ッ 業務妨害だぞおおおおおおおおお」
加勢されるまでは引き摺れているが加勢された後は引き戻されたりされなかったりしている。
「コラー!逃げるなあっ!?」
「あっ、ヤバっ、思った、以上に引っ張られるこれ」
筋力がないのか、1人だとそのまま引きずられそうな勢いになっている
「あ~ノボちゃん行っちゃうノボちゃん……」
筋力対抗はしない人、高みの見物。
「お姉ちゃんはアレされても腕とか引っこ抜けば逃げられるね♡」
ウワァ!急に矛先を向けるな!
「ミイラみたいにぐるぐる巻きにしてよ……面白いから……」
???
「認識を変えるだけで良いかもしれね〜よ?世界から個を感じ取るって」
「あるいは他の銀河を当然のように知覚出来れば良いかも知れないけどね〜」
「世界を世界として個の認識を強めていこ〜ねぇ。前進して進化しよう、人間」
「うおおおおおお巡回に行ってきま~~~す!!!!!それじゃあああさようならあああ!!!」
不穏な音と肩に置かれた手を背後に、
猛然とダッシュを試みた──
筋力対抗を行ってもよいし引きずられても引っ張ってもよい。
「潰すな!千切るな!!!!」
「いいさ……俺は……(ズリ……ズリ……)そういうものだと理解している……」
「………(背を向ける)(足に力を入れる)」
「全身を覆う受賞タスキがいるっすね……」
?
「世界から個を感じ取れたらそれは……スピリチュアルっす」
「そしたらいよいよ人間も新たなる進化の時を迎えるのでしょう」
「人間が世界を従えることだって…!」
「実家には来ない。無念っす」
チッ。
「うっ ぐっ ウウッ」
「…………」
「そ…… そうだが???」
引くことより進むことを選んだ。
オオカミ少年の末路である。
「アーオマエタチハオレニビビッテタンダー ソウダゾー ドーダザマアミロー」
滅茶苦茶後退りしながら。
「おっしゃ〜w 全身で受賞しちゃうか〜w」
?
「ま〜そりゃそう。つまり【個】がある世界も養子に出来るんじゃね〜?w」
「だからではないと思うけどねぇ〜?行かないよぉ〜サングラスも俺も」