商業通路(西)
改札外西側。
主にチェーン店やレストラン・カフェなどが多い。
営業時間外の為、殆どのお店は閉まっている。
「あら、カメラまでもう買ってるの? 仕事熱心だね。
みーせてっ」
怪奇、ナンパ男。さりげなくトイカメラを掲げた女の子に近づこうとしているね。
>>4354
はっとした表情になって顔を抑える。
「友達は多い方ではない、ですけど。
異性に下の名前で呼ばれる機会はあまりないので。
すこしだけ、親切にして頂いた矢先すみません」
より軽薄な人間がいることをたった今目にしたものですから、少々過敏になっているのかもしれません。
「はい、他愛のない話ですが、聞いているだけでも、落ち着く。
たまに怖い話も聞こえますが」
「おもろいっすか?フツーに怖いっす」
「もしかして、コレってヤバいバイトっすか?」
さっきまで皆ヤバいって話してただろ。
頭の回転が三回転半くらい遅れてるかも。
【道具使用】
真白こころ は トイカメラ を使った。
カシャッ。……うまく撮れただろうか?
「僕視線の一つも感じたことないんすけど…」
「ゲーミング首輪されたやつがめちゃくちゃいる駅構内ってだいぶ変じゃないっすか????」
「おもろ……」
>>4339
「そうか?ならいいんだが……」
そういえば昨日あなたの名前を呼んだ時も何か驚いた様子をしていたなと思い出し
「もしかして萌美ちゃん、人と話すの苦手だったりする?それか男が苦手だったりとか」
「一人や二人だったらきっと持たなかったな。他にも大勢居るおかげで心強いわ」
「変質者の視線というのもちょっと……」
落ち着かない。何せ風呂に入ってる最中もずっと背後から気配がするのだ。
危機感の質感が変わるのは大分嫌だった。
「あ、お疲れ様です……」
>>4330
「すみません、大したことではなくて」
ぶんぶんと首を左右に振る。
「はい、見回りだけのこれだけの人数が駆り出されているのも、なんとなく納得できるかも」
「なんか、視線を感じるって皆言ってるじゃないすか」
「じゃあつまり、そのゲーミング首輪っていっぱいいるってことっすよね、視線の数だけ」
論理の飛躍だ。
>>4307
「……一応、か」
間を置かれたのが気になった。
もしかすると完全に大丈夫なわけではないのかも、と捉え
「ま、もし怖い思いをしたならしっかり飯を食ったりしてゆっくり休めばいいよ」
「あとこうして誰かと話してるだけでも気は休まるしな」
「そうですか……」
見たい人が視えない、というのはなんとも。
意地の悪いことであるなあ。
「何か……視えたらいいです、ね?」
いいか?ほんとにいいか?
「冗談冗談。あとで連絡先も教えてね」
どこまで冗談やら。軽薄な男はへらへら笑ってしまいにした。
「これ、ゲーミングなだけじゃなくて人の声までするんだな
変質者の霊とかか?」
「本当に何にも無いみたいです」
「ありがとうございます」
個人差がある、のかも。分からないけど。
少なくともこの男には何も見えなかった。
写真も現実も同じ。