コンコース(東)
改札内広場の東側。
椅子がたくさんある待機所などがある。
ホームへの登り階段・エスカレーターもある
排水溝からは泥まみれの髪の毛。換気口からは誰かのすすり泣き。
それらを確認しつつ、待機所をトイカメラでパシャリ。
「わぁ」
「集合写真のつもりじゃないんですけどねぇ」
撮れた写真を見て、そんなことを呟いた。
「呼ぶ声が聞こえる……陽か?」
まさかな。俺じゃあるまいし、そんな女々しい奴じゃなかった。
「…ヤダねぇ、そういう揺さぶり、ホントヤダ」
愚痴りながら巡回を再開した。
ねぇねぇ こっち向いてよ
遊ぼう 引き摺ろう あの人 ほら
こっちに来たら楽しいよ もぐもぐ
ここにおいでよ ねぇ 来いよ
「駄目だぞ。」
何もいない。
「おれはこっちだから、そっちに行かない。
誰かが行くのも駄目だ。ご主人も許さない。」
誰もいない。
ちぇー
「……また切れた」
最近よく懐中電灯の明かりが切れてしまう。
売店にあった業務用の大きいやつ。あれが買えたら良いのに。
「コツコツ報告していくしかないか…」
はぁ、と大きな溜息1つついて
カチカチと懐中電灯のボタンを押しながら歩いて行く。
「…?僕だけ見えてるわけじゃないのか…?」
実はみんな見えてる?ならそんなおかしな事でもないのかも。
話しかけたりしてるのは初めて見たけど。
寝不足で余計ぼんやりしてきた頭を動かして報告用のメモを取る。
満足に眠れない日が続いていても
こんなものが見えるようにはならなかったけどな。
目の下の隈を引っ掻きながら懐中電灯の明かりを気になる方へ向けていく。
「んー……異常っちゃ異常だけど、これってどうなの……?」
人影が通った気がする、排水溝に髪が詰まっている、靴跡が続いている、名を呼ばれたような。
どれも些細なことだ。些細なことすぎてどうしたものかと考えつつ、報告を連ねる。
幸運にも、今だ正常の内。巡回をそろそろ切り上げて帰っていく。
「…はい、いい感じに撮れましたよ
これからどちらへ ああ、はい、いいですねえ、お子さんと一緒に
はい いってらっしゃい いい旅を」
にこやかに手を振る先には、案の定、誰の姿もないのだろう。 よかったね、みえなくて
【道具使用】
八須 は トイカメラ を使った。
カシャッ。……うまく撮れただろうか?
>>7087
視線感知、特になし。
あなたと話したあと。
じゃあ、とどこかに立ち去っていくのだろう。
*お話にお付き合いいただき誠にありがとうございます。実生活優先が第一だと思いますのでお気になさらず。
このまま解散でも良いのですが、せっかく反応返していただけたので後程秘話にて続きの返信をさせていただきます。
お暇がありましたらお付き合いいただければ幸いです。
視線。
「……そうなんだ、いや確かに………視線を感じるって言ってる子多い気が?」
「やだ、そんな新しい怖い情報言わないでくださいよぉ、寝れなくなっちゃうじゃないですか〜」
※PLはそろそろ寝ますので……スミマセン!続きがある等は秘話に投げてくださると嬉しいです。
無ければないで大丈夫です!
「髪の毛と電話?へーっ、いいっすね。ホラーっぽい」
「どっちも僕遭遇したことねっすから」
「あれっすね。目ん玉と視線を感じるとか、そう言う人多いみたいっすけど」
「僕それすらないっすからね〜」
「さっき見たのは影っすね」
「ライトで照らしたとこ。僕しかいないのに僕以外の影がはっきり写ってました」
「なんかいるって示すみたいだったっすね」
「変なの、ですか」
「ま、まぁ確かに髪の毛とか電話鳴ったりとかは……してますよね……その度にびっくりしちゃって」
じっとりとこちらを見ているこの目線は、きのせいだから。
「貴方はどうですか?何かあったりとか……?」
めざといものでね。
「おつっす〜」
「どうっすか?巡回順調っすか?」
「変なのと遭遇してたりしないっすか?」
「どうにもこの辺、変なの多いらしいっすからね」
気づかれた。
「あー、はいまぁ……そんな感じです……」
というのは嘘であるが。
単純に散歩と称してふらついていただけである。
「……お疲れ様、です」
はぁ、と溜息を付いていたら人が。
いやまぁここにいる人に対してあまり深く話していないからなんだということはあるが……。
なんかお取り込み中っぽいしそっと存在でも消しておこうか。
>>6760
「そういう余裕ぶっこいてる若手のヤツらが俺は嫌いなんだよ。」
――あぁ、耳鳴りもしてきている。くそ、鬱陶しい。
「戯言にしか聞こえねぇだろうよ、どうせ信じるって言ってる裏では笑ってんだろ。」
「もう俺に構うな。 ゲホッ ケホッ いいな。」
咳き込みつつ、コンコースの暗闇に消えていくんだろう。