従業員用宿舎1F
ホテルだったものを再利用した宿舎の1F。
ソファなどが幾らか置かれている。
外への出入口は施錠済み。
「います」
「ずっとずっといました」
「だからいます」
「お父さんは行っちゃったけど」
「お母さんはいます」
「早く会わなきゃ怒られちゃいます」
「泣いちゃいます」
「あ、ああ……」
もしかしなくとも愛歌さんの母親はこんな所になどいない。彼女も壊れてしまったのかもしれない。どうしたものか…。
「お、おう。雨宮ちゃんいってらっしゃい」
最初の頃よりとても明るくなった気がする。でも、ここで明るくなれたとは思えず一抹の不安が過る。
【道具使用】
纐纈 海偉 は 塩おにぎり を使った。
塩味が効いている。
「長かったようなあっという間だったような……」
とても忙しない二週間だったと思う。良い事も悪い事も。
「こちらこそ。今日まで耐えられたのはコレットちゃんのおかげだ」
「ありがとう」
「うん。」
「これが終われば、一日の休みののち帰れる……」
「ほんとに、いままで……いや、これからも、ありがとね。」
今日は 互いに見張ってないとね。
「……そうか。でも無理はしないでくれよ」
「でも、今日はずっと一緒に居るから」
見回りも一緒に行こう。今日で最後だから。
「あ、ラブカちゃんお疲れさんかな」
「…」
異形に飲まれかけたときはトウノボさんの顔がよく見えたのに
今はまた、ぼんやりとしか見えなくなってしまった
でも、治ってるようでうれしい。
「今日は皆の顔が良く見えるな。治って良かったぜ」
皆の姿が異形に視える状態が続いたのは二日間くらいか。
こうして普通に顔を見れるのはなんだか凄く久しぶりな気分だ。
とはいえまだまだ気は抜けない。
>>16940
所詮、初めからあの人もあの子も都合がいいから近づいただけなのだろう。
うっすら感じていたが気付かないふりをして。
婚約手前まで行ってこれだ。
お陰で親戚からの当たりも強くなり、ここで正気を削って耐えれなくなった。
踏み込めなくなった。
また傷つくのが怖くて。
そのまま停滞を選択した。
どうしたらいいのか誰かに聞こうにも聞きづらく。
ただ無意味に時間を消費して。
今に至る。
それを改めて今指摘されただけに過ぎない。
向き合わないようにしていた現実。
「…………」
貴方が立ち去る常套句を口にし、2歩3歩。
「自分で考えて」
「出した答えがこれなら」
「どうしたら良かったんですか」
そう本音を吐き出した。
※遅いので続き等ありましたら秘話に……。
なければこのまま切っても大丈夫です!
>>16921
「…」
しゃがみ込んだの見下した。
顔に影がかかっている。
あなたを見下げている。
「いい人は都合のいい人ですからね」
「優しい人はつけ込まれやすいだけです」
目線は痛めかもな。どうかな。
別に攻めてるわけでもなく。
言葉の圧は、普段話すのと同じだ。
「まあそれでも1人で頑張ってくしかないんですよね」
「置いてかれて1人になってしまったんですから」
「前に進みたいなら、ですけどね」
繰り返しの話。
誰も手を伸ばしてくれないなら。
自分で頑張るしかない。
辛辣な話だが。
でも別に。留まり続けるならそれでもいい。
──さて。
そろそろ夜も遅くなってきたっすね、って。
それは口にするかな。
立ち去る前の常套句だ。